
2014年初年度登録のPCX150。
前オーナーから10年目のロートルです。
私がバイクに乗り始めた16歳で考えれば、当時の私が1970年のバイクに乗っていることになります。
技術の進化や耐久性、そして完成形になった今の時代のバイクと比べる術はありませんが、単純に考えるとそうなるわけです。
免許取った頃だとヤマハのDT-1とかRX250を買って乗るみたいなイメージ。
10年前だと結構古臭いイメージです。
PCX150が登場した時は正直あまり良い書き込みはなくて、中途半端みたいな意見が多かったのが事実。
でも、原付二種で成功している車体に、少しだけトルクフルなエンジンというのは、軽快で走りやすいと思うのは玄人志向です。
正直、Hi-POWERを持て余す人や、経済性、私のように通勤と趣味の兼用で高速も乗りたい人には大いに受けました。
実は私自身ビクスクブームでスクーターには辟易していたんです。
正直、バイクとは二輪繋がりで相まみれないと。
確かにX-MAXのようなスクーターもありましたがそれは例外的なものでした。
スクーターに興味を持ったのはLEAD110を買ってから。
右手の骨折、左手の腱鞘炎でクラッチ付のバイクに乗るのが辛くなったからです。
それでも二輪に乗るには選択肢がノークラしかなく、通勤に便利ということで買ったのがLEAD110でした。
ところが、つまらないと思っていたスクーターでしたが、思った以上に走るし体への負担もそれほどでもなかったので、普段から足代わりになってしまいます。
おまけに旋回性が良く、結構速いのでジムカーナにも参戦しました。
そういえば昔は2ストスクーターのレースも多く、スクーターカップもありましたね。
スクーターにハマり始めた頃に登場したのが初代PCX125。
価格もLEAD110と比べれば少し高いぐらいで、サイズも装備も品質もワンランク上。
ビクスクとは違うスタイリッシュなデザインと、14インチのタイヤの組み合わせは知っての通り大ブームとなりました。
実際に試乗してみて驚くほどバイクに近くて好感でしたが、125ccにしては少し大柄なのと常にアクセル全開で走るのもどうかと思い買うつもりはなかったのが正直なところ。
アジア圏では排気量の関係で150ccがあるのは知っていましたが、これが国内販売されたら楽しそうだと思ったら国内販売です。
もちろん125に比べたら年間生産台数は少なかったものの、軽二輪ではあっという間にオーダーストップになる人気ぶり。
バイク掲示板とは裏腹に、同じことを思っている人がいかに多いのか納得。
結果的にはLEAD110とは別に、嫁から購入費を頂き中古のPCX150を安く手に入れました。
今日も通勤に乗りましたが、ホントに疲れくて乗りやすい。
昔はスピードが麻薬みたいなもので、圧倒的な加速に酔いしれつつも慣れてしまうと、もっと過激なスピードを求めて乗り換えていましたが、それって上手いとかテクニックではない別の感覚だったように感じます。
それこそ麻薬でスピードの恐怖感が麻痺して、強烈な加速にアドレナリンがドパドバ出るような快感だったのかな。
息子が生まれて子育てに夢中になってから、そういう衝動が少しずつ消えていった感じかな。基本一人で目的地まで行くには、これほど便利で楽しいものはありません。
少しずつ寒さが緩和していけばPCXの手番も増えるので、あっちこっちと走り回ろうと思います。
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Posted at
2024/02/09 23:06:16