悲しきショートノーズセリカ

ニッサン車の紹介が多いのだが今回はトヨタだ。

懐かしい一台のトヨタセリカTA60型。
それもホモロゲ200台のGT-TSだったりする。
このセリカ当時は結構見かけたのだが、最近はさっぱり見なくなってしまった。
直線的イメージのウェッジシェイプボディ。
前期はポップアップ式ライトで不人気だったものの、フェイスはそのままに後期は完全に埋没仕様に変更。
直線的なラインはXXに続くのだが、直6のXXに対して4気筒のセリカは全体的にこぢんまりとした印象を受ける。
あらかさまにXXの廉価版というイメージが付きまとっていたのだが、このクーペはラリーやダートなどではかなり人気があったようだ。
エンジンのバリエーションは豊富で、2T-GEU、1SUと3T-EU、そして18R-GUに3T-GTEU更に4A-GEUというまさによりどりみどりという具合。
このセリカも助手席にラリー用のナビコンが搭載されているラリー仕様。
この当時はFRジェミニ、ランサーと共にラリーカー的な魅力を愛する人が多かったような気がする。
現在のホモロゲ車のランエボ、インプレッサWRXのように外装からマンマというクルマではなく、自分で廉価版を買ってコツコツと自分で組み立てる人が多かった。
そんなクルマがまだ現役で走っていることがとてもうれしいと感じる今日この頃です。