
先週、四国へ行った話を小出しにしようと思います。
四国はいいところで、昨年の11月から半年ぶりに訪れました。
「名物に旨いものなし」
世の中には、とかく評判倒れのものが多いという例え。
そんな中で本当に旨いものは旨い。
四国の香川と言えば「うどん県」で有名な場所。
ご当地の讃岐うどんは全国に知れ渡る名物であるが、実は香川に来てもうどんを食べたことはありませんでした。
香川の名物にもうひとつ「骨付鶏」があって、こちらばかり食べていました。
うどんの庶民的なイメージと、繁華街にはうどん店が少なく、あえて探してまで食べようとは思いませんでした。
今回は朝の7時に開店する「さか枝」がホテルの近くにあり、たまたま朝食にうどんを食べて衝撃を受けました。
関東ではうどんと言えば「丸亀製麺」が人気です。特段美味しいとも思えませんが、うどんはこんなものだろうと納得させる味だと思います。
本場のうどんもそれほど変わらないだとうと食べた瞬間。
今まで食べていたうどんは何だったのだろうかと思うほど美味いものでした。
麺はもちもちで、コシがあると言うよりは弾力が物凄く心地よいのです。
単に硬いのがコシが強いというのではなく、ほどよい弾力の中にしっかりとした歯ごたえがある麺なのです。そして噛めば噛むほど小麦の味を感じることができます。
これは関東のうどんでは味わうことが出来ないものです。
たぶん使われている小麦からして違うようで、聞いてみると「さぬきの夢」という香川特産の小麦とのこと。
麺のもちもち感と風味はこの小麦の特徴なのだそうです。
そして、出しです。
イリコが濃縮されてしっかりしたスープ、イリコだけでなく数種類のカツオ出汁も入っているそうで飲み干せる美味しさでした。
麺嫌いで「丸亀製麺」では天丼しか食べない息子が、また食べたいと唸らせた「さか枝」のうどん。やはりうどんそのものがしっかり味がして美味しかったようです。
正直、次はうどんを食べに香川まで来てもいいなって思っています。
1998年に佐藤尚行氏の「うまひゃひゃひゃさぬきうどん」を読んで、そんなに毎週四国までうどんを食べに行くなんて信じられないと思いましたが、実際に食べてみてあり得ると実感しています。
そんなわけで、また「鉄分」補給しながら「うどん」を堪能する旅を計画します。
Posted at 2022/05/30 22:15:12 | |
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