
なんでこんなに暑いのか・・・夏だから仕方ないんだけど、とにかく暑い!!。
さて、昨日ようやく長距離走行してみたS-MX、二ヶ月通常に乗って日常整備をしていたこともありトラブルもなく走らせることが出来た。
今回のような高速道路、山間の高低差のあるワインディング、そして帰路の市街地を複合した走りは、クルマの性能を知るにはとても良い機会だった。
まず、S-MX特にローダウンはかなりトルクがあり、富士山も難なく走ることができた。後ろ走っていたウイングロードがコーナーの急勾配からの立ち上がりで、どんどんバックミラーから離れていくのをみてちょっと驚き。ほぼ五合目までの登りも問題なく走れたことに一番驚いたのが当の私なのだから。
というのも市街地を走っていて60km~100kmまでがどうももたつく感じがしていたのだが、これはローダウンだけのAT仕様に特別加味されたセッティングの為のようだ。その代わりに発進時の加速と勾配のトルクだけは逆に良くなっているのかも知れない。
もちろんオーバードライブを外した「D3」モードで走ったのは言うまでもない。
S-MXのコラムはとにかくフィーリングが悪い。カチッっと入った感覚もないし、「D4」から「D3」の入れ替えがとても入りずらいのだ。走行中だと何度もニュートラルになってしまい、ほとほとATを操作するが嫌になってしまった。
私はATでも結構変速して走るタイプなので、走る場所や加速時にオーバードライブの選択をする。これはクラウンの時からの癖。クラウンには更にECMだったかPOWERモードもあって、常に走行条件にATとECMの選択を繰り返していた。クルマにストレスなく走らせることは、ある意味燃費向上にも繋がるわけで、走り方とATの関係は深いと考えている。
今回エアコン使用で12.4km(満タン法)という燃費だったが、私としては狙いは13kmオーバーだった。ただ、S-MXが設計、発表されたのは10年以上前。その頃はバブル後の景気が安定期に入る頃だっただけに省エネ、燃費、環境とは関係のない設計だったのだから、そういうことを考えて乗ってはいけないような気もする。
どちらかと言えば10kmを割らない走り方を続けることが大事なのかも知れない。なにせ車体の重いワゴン車だし、パワフルなエンジンを考えるとこれでも良く走っていると言えるだろう。
高速での加速、追い越しなども問題なく140kmくらいまでは回転もパワーも伸びる。キビキビと走るし、ハンドリングも軽いがさほど問題するレベルではない。但し、ブレーキはハッキリ言ってあまり良くない。AE86の時もブレーキには不満があったが、S-MXはそれより不満が残る。効きが悪いレベルではないのだが、このパワーに対しては制動力が弱いように思う。踏んだ感じも反応がイマイチだ。
それとベンチシートは便利なんだけど、体のホールディングが悪くハッキリ言って不安定だ。峠道では右へ左へと体が揺れ、高速走行だと正直かなりキツイ。けど、シートアレンジと使い勝手を考えるとセパレートシートよりベンチシートに分があるのだが・・・。
今回一番気になったのはトラブル。10年多走行車ということで少なからずトラブルを予想していたのだが、今のところほとんど問題ない。今回でも全く不調はなく、むしろ絶好調で走ってくれた。前オーナーのオイル管理もかなりしっかりしていて、ほぼ走行距離ごとに交換をしてくれていた。そんなこともあってかエンジンは調子が良い。
2時間走って休憩というペースなので油温、ラジエーターの負担も懸念されたが、とりあえず心配することもないようだ。ネットではS-MXはラジエーターの不良、電装系、エンジンのトラブルが多いとされているが、それはクルマの性格上、新車時に若いオーナーがどれだけクルマの維持管理をしていたかで大きく変わるのではないだろうか。
外装やパーツで選ぶよりも、こまめに整備記録を残してあるS-MXならほぼ安心して乗れると思う。
ちなみに私の乗っている前期型だと中古、オークションでは8万円前後~30万円で手に入る。で、どちらかと言うと安い価格の方が良い。それは安いのはド・ノーマルが多く、外装パーツは地味だけどキチンと管理されているから。
高いのはエアロパーツ、アルミ、タイヤ、オーディオなどが充実装備されているけど、走行距離が過多(13万km以上)で記録簿なし現状が多い。
買ってから手が掛かるのは・・・どうなんでしょうね。
Posted at 2008/07/25 23:47:25 | |
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