
私の周辺で現役でバイクに乗る人が減りました。
リターンした人も半分は欲しかったバイクを手放し、スクーターや原付に乗っています。
若い頃に憧れたバイクを高額で手に入れて幸せだったはずなのに、皆さん飽きてしまったのか手放してしまった。
でも理由は想像していたのと全然違いました。
教習車と比べて乗り難い、疲れる
走れば調子が悪くなって面倒
そんな具合。
そう、昔のバイクにはインジェクションもなければ、アシストするブレーキのABSも無い。
アイドリングすら不安定になるのもあるし、天気によって機嫌を悪くする、まるでじゃじゃ馬娘のようなもの。
だから昔のバイク乗りは、ある程度自分のバイクを自分で整備し、トラブルを解消する術を知っていたものです。
現在のメンテナンスフリーのバイクと比べれば、旧車は全く違うものなのかも知れません。いわゆるデジタルならアナログみたいなものなのかな。
単に好きというだけでは維持しながら乗り続けるのは大変なのです。
結果的にはせっかく免許を所得しても、扱い易い新型カブやモンキー125、GROMなどの小型バイクに乗り換えている人もいます。
欲しいバイクに乗ることは良いことだと私は思います。
けれど30年以上も昔のバイクは、それなりに大変です。
しっかりアフターしてくれるお店と、サービスマニュアル片手で整備できる点検知識は必要です。それと維持費用。出来れば屋根付き車庫も。
30年も経つと消耗部品はなんとか手に入っても、欠品部品が多く入手するのがまた大変。度が過ぎれば部品取り車や部品を買い込み、場所も必要になってきます。
完調に見える旧車の多くは、持ち主の愛情の時間と投資によって作られていると言うっても過言ではありません。
40年前のバイクも当時は新車だったんです。
最新メカが搭載され、それこそ今のバイクのような感じで捉えられていました。
当時からバイクを乗り回している私にとっては、最近のバイクの方が青空にシートで放置しても一発でエンジンが始動し、よく止まるブレーキと燃費の良さに逆に魅かれるですが。バイクも人もそれぞれですが、せっかく好きになったのに降りてしまうことに残念だと思うのですが如何でしょうか。
ちなみに懐に余裕があって旧車で乗りたいと思うのはこれです。
スズキのGS550ですね。
GS400は二気筒ですが、こいつは4気筒なんですね。
まんまGS400のスタイルで4気筒というのはフェイクとしても面白いかな。
フレーム剛性に少し疑問がありますが、限界も低いはずなのでのんびり走れそうですからね。国内で販売されていなかったというのも押しです。
でもオーナーさんのYouTubeを見ると、今の125ccにも負ける遅さなのだそうです。
まぁ、それも時代なのでしょうね。
Posted at 2022/10/25 22:12:27 | |
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