今日は久しぶりのお休みだったので、和歌山までバイクで遠征しました。
小旅行の風情であります(*´∀`)ゞ
小旅行と言っても、バイクで自宅から30~40分圏内ですので
それほど旅行チックなものではありませんが…。
和歌山へ行ったのには、ちゃんとした理由があるのです。
某サイトにて、和歌山のぶらくり丁という商店街に
絶滅寸前のスマートボール場があるという情報を入手したからです。
早速、寒空の下を頑張ってバイクでひた走りました。
ぶらくり丁という言葉の由来には、商品を店先などにぶら下げるという意味の
和歌山の方言“ぶらくる”から来ているという説があります。
実は和歌山市のこのぶらくり丁は、私の自宅から結構近いながらも、今回初でした。
少しだけ道に迷いましたが、どうにか無事到着。
ぶらくり丁には、ぶらくり丁大通り・東ぶらくり丁・中ぶらくり丁・北ぶらくり丁・南ぶらくり丁等
いくつかの呼称に分かれているようですが
今回の目当ては東ぶらくり丁になります。
少し閑散とした感じが、またよろし。
この東ぶらくり丁のアーケードをくぐったすぐ先に、目当てのスマートボール場があります。
見よ!この昭和の風情豊かな文化遺産!
看板も躍っています。
早速入店します。
先客は常連とおぼしき年配の男性一人のみ。
ほぼ貸切状態でした。
スマートボール場はここの他には、大阪の新世界という歓楽街にもう1軒だけ存在します。
そこも観光客相手に盛況のようですが、正直あまり好きな場所ではありません。
以前、甘釘の台をゲットして出しまくってたところ
店番のオバハンが積み上げていた玉箱を勝手に景品に交換した挙句
舌打ちしながら、「もうええやろ!帰って!」と半強制的に追い出されたからです。
意味が分かりません。
それ以外の台は釘調整もクソで、全然出る気配もありませんでした。
このぶらくり丁のお店はどんな感じでしょうか。
早速一台を選び、打ち始めました。
私はこういう感じの、一発入れば大量出玉が期待できるタイプが好きなので
迷う事なくこの台にしました。
なかなかの甘釘調整のようで、最初の100円を投じて以来
追加投資なしでグングン増えていきます。
そしてスイートスポットに何度か命中!
こんな感じで全開しました。
スイートスポットは、ピアノの鍵盤状に並んでいる赤と緑の役物の下にある
シーソー状の赤緑の役物のすぐ下にある15と書かれたポケットで
そこに入ると、上の写真のように鍵盤状の役物が全て開くのです。
そこへ一気に玉をブチ込めば、ご覧のように玉は一気に増えるのであります。
もちろん、シーソー状の役物に入っても
赤緑どちらかの鍵盤状役物が開きます。
説明が前後しますが、スマートボールもパチンコと同じく
18歳未満ご法度の遊戯なのであります。
貸玉も4円パチンコ同様、100円で25玉のレートです。
そしてある程度の出玉があれば、それを計量箱に入れ
店員さんに渡して景品と交換してもらうシステムとなっております。
ただ、見た感じでは景品がチョコレート(古そう)しかなく
換金も可能なのかどうか微妙な感じです。
ひょっとしたら、和歌山では換金不可なのかも知れません。
(大阪は換金可でした)
聞こうかとも思いましたが、写真撮影の許可を取るだけで精一杯のヘタレですので
それ以上の質問はせず、黙々と遊戯にいそしんでおりました。
1時間半ぐらい打ち続けたでしょうか。
さすがに昼どきをとっくに過ぎており、腹が減って仕方がありません。
集中力も途切れ、出玉はぐんぐん減り、ジリ貧です。
結局、全ての出玉を飲まれてゲームセットとなりました。
いいんです。
たった100円でこれだけ遊べて、昭和の雰囲気を満喫できたのですから♪
店員さんにお礼を言って、紳士淑女の社交場を後にしました。
このスマートボール場のすぐ並びには、美味しそうな老舗っぽいカレー専門店がありました。
入り口が非常に小さく、店内がまるで見えない構造の為
ヘタレの私は入るのに躊躇しておりました。
すると、一人の店員さんがドアを開け、私を招き入れてくれました。
お持ち帰りもある、このカレー専門店。
店内はカウンター席のみの簡素な造りとなっておりました。
メニューも豊富です。
カツカレー(600円)を注文し、ほどなく出てきたのですが
カツ2切れのうち1切れがどうも良い出来ではなかったらしく
「後で揚げ直して出します」との事で、とりあえず食べ始めました。
(腹が減り過ぎてて、写真取り忘れましたw)
すると、揚げ直したカツは通常より多く盛ってあり、なおかつ
「お待たせしましたので、ルーも増量しましょう」と大サービスして下さいました。
女性二人で切り盛りされていますが、どちらの方も親切です♪
ついでなので、ぶらくり丁について聞いてみました。
二人のお姉さんの話によれば
・普段から割と閑散としている
・今日は火曜日なので閉まってる店が多いが、シャッター横丁ではない
・うちのカレー目当てに遠方から来訪されるお客さんも多い
なるほどなるほど…勉強になりました。
肝心のカレーは、美味しかったです。
辛さも三段階選べ(甘口・中辛・辛口)、その中から中辛を選択しましたが
なかなかにコクもあり、カツもサクサクで美味しかったです。
難があるとすれば、ご飯が少し水を多く炊いてるようで
モチモチしてました…そういうのが好きな人には良いですね。
お腹もいっぱいに満たされ、お姉さん方から笑顔でお見送りを受け
いざ帰還です。
チープな小旅行でしたが、内容はかなり充実しておりました。
ガソリン代も燃費のいいバイクなので
メーターの1/2しかガソリンは入ってませんでしたが、無給油で往復出来ました。
実際に使ったのは
・スマートボール…100円
・そこで飲んだ缶コーヒー…120円
・カツカレー…600円
締めて820円のみでした。
給料前なので、非常に安上がりで内容も濃く
楽しい休日を過ごせて良かったです(´∀`人)
また近いうちに同じパターンで攻めてみたいと思います。
※帰宅してから某サイトを見て愕然としたのですが
このカレー専門店のすぐ横の道を進んでいくと、ソープランド街が存在するようです。
確かに、カレー屋さんのすぐ近くに“女子寮”という、いかがわしそうな店はありましたが
どうやらそれもソープだったようです。
無論、お金持ってても行きませんけどねw