
有線ブロードバンドルーターのYAMAHA NVR510を買いました(写真)。フレッツ光ネクストのひかり電話も入れたので、その顛末を書きます。
2024年にNTTの固定電話網はフレッツ光に統合されるため、固定電話とフレッツ光のひかり電話との差異はほとんどなくなります。ライフライン用として固定電話を持っていましたが、差がなくなるなら基本料金1600円の固定電話より、基本料金500円のひかり電話のほうがトクだよな~と考えました。
ただ、ウチはフレッツ光ネクストのギガラインです。NTTからルーターを借りずに自分で好きなルーターを用意するプランです。ひかり電話にするならNTTからひかり電話対応ルーターを月額450円で借りなきゃいけないので、コスト面でもルーターの機材でもあまり好ましくない。ウチのルーターの機能と性能のほうが上回っているからです。
フレッツ光スマートタイプなら月額基本料金にルーター代が含まれていますが、基本料金が300円上がります。フレッツ光のプラン変更工事費がかかるし、やっぱりNTTのひかり電話対応ルーターを借りることには変わりないのです。
費用と機材の面でひかり電話への移行を躊躇していましたが、YAMAHAからひかり電話対応ルーターが市販されていることを知りました。さらに、NTTから借りているONUを小型ONUに交換してもらえば、フレッツ光ギガラインのままで、NTTからひかり電話対応ルーターを借りずに済むことがわかりました。
YAMAHA NVR510は、ヤフオク!で入手しました。2万7500円でした。
ひかり電話はNTTに電話で申し込みました。小型ONUへの交換と、ひかり電話対応のYAMAHAルーターを所有していることを理解してもらわないと、NTTの想定する通常の工事になってしまうからです。しつこく事情を説明すると技術者に相談するためか折り返し電話待ちとなり、小型ONUに交換することと、作業日が決まりました。

▲NTT電話工事前の組み合わせ
NTTの工事担当者が持ってきた小型ONUです。すごく小さいですね。

▲小型ONU
YAMAHA NVR510に差し込んで、光ケーブルを接続。NVR510の設定は、NTTの工事担当者じゃなくて、わたしがやることになります。

▲小型ONUをYAMAHA NVR510に差し込む
NVR510はパソコンのブラウザで設定できます。ひかり電話を掛けられるようになれば、NTT工事担当者にギガライン用に借りていたONUを返却しておしまいです。工事費は1万600円の予定です。
YAMAHAのルーターは企業向けと個人向けの中間を狙った、なかなか性能の良いルーターです。CPUも速いしメモリも多く積んでいて、BuffaloやAtermなどの無線LAN一体型ルーターとは機能面や安定性で比較になりません。
その代わり難点もいくつかあります。簡単な設定はブラウザでできますが、細かい設定になるとYAMAHAルーターコマンドを流し込むことになります。
そのYAMAHAルーターコマンドですが、まともな解説書がないんだな! 取扱説明書のリファレンスガイドの品質はゴミ! 用語や概念の説明がどこにも書いてない。コマンド体系のユーザーズガイドがないから、何を書けばいいのかわからない。コマンドの書式が書いてあっても、そのコマンドで何の機能がどう変わって通信にどう作用するのか書いてないから意味がない。YAMAHAのWebにFAQがあるけど、古いのも新しいのもゴチャゴチャになっていて、やっぱりそこにも書いてない。せめて用語集とか、機能ごとにコマンドを解説するとか、ユーザーズガイドを出すとか、なんとかなりませんかね…。
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Posted at
2019/11/17 01:06:29