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2025年05月24日 イイね!

SpeedHeart オイル比較表

SpeedHeart オイル比較表
全日本ラリーJN-1クラスに出場するチームアイセロのGRヤリスRally2。
ヘイキコバライネンがドライバーなのでご存じの方も多いでしょう。
この車のエンジンオイルはスピードハートと言うオイルです。
ラリーでも市販オイルを使用しているそう。

やはりスポンサー活動って重要ですね。
全日本ラリーを見て無かったらスピードハート知らなかったと思います。





どのオイルを購入したら良いのか判りづらかったので問合せしたところ回答いただけましたので比較表を作ってみました。
フォーミュラーストイックシリーズをメインで載せています。
間違いなどありましたらコメントをお願いします。



フォーミュラーストイックシリーズはベースオイル別でラインナップあります。
上から順にベースオイル、添加剤が優れているようです。
Rシリーズは競技用なので別枠で考えてください。価格もぶっ飛びプライス。

・セカンドがハイエンドでコンプレックスエステルがベースオイル。
・エボリューションはコンプレックスエステルとPOEのミックス。
・フォーミュラーストイック(無印)はPOEベース。
・プロミネンスはPAOベース。

フォーミュラーストイックシリアスは(無印)の容量違いだそうです。
フォーミュラーストイックとプロミネンスの一部の粘度品はACEA非適合。


・シンフォニーはAPI適合品でPOEベース。
・アルテーロはACEA適合品でPOEベース。


フォーミュラーミックスがスピードハート標準の添加剤。
何系か判りませんがエステル添加の模様。
フリムが新開発摩擦係数軽減剤で一部不使用。

アルテーロはフリムが添加されていないのでロングドレイン対応なのかな?
となるとフリムは個体潤滑とか摩擦被膜系の添加剤なのかもしれません。
アルテーロは添加剤ごとにメーカーアプルーバル適合になるので結構種類があります。


その他のシリーズは目的が比較的明確なので掲載していません。
割とディーゼル用オイルが多いのが特徴ですね。
オイル屋さんもハイエース使うでしょうからむしろ一番テスト出来る(笑)
「合成油」と書かれているものはVHVIベースのようです。

ギアオイルも75Wや75W-80など今風な粘度もラインナップされています。


全体的に高額なオイルメーカーですが、メール回答も明確で丁寧でした。
サイトに記載されている日本語もおかしくないし。(重要)

あと、これも重要なのですが、この手のハイエンドオイルとしては珍しくAPIやACEAの最新規格に適合しています。
何故かハイエンド品ほどAPI適合外とかSM規格とか多い界隈ですが、LSPIが気になる最新直噴ターボオーターとしてはこれは非常にありがたいです。



早く使ってみたいのですが、今年もオイルの在庫が沢山。
年内に使えるかどうか…
Posted at 2025/05/24 12:21:52 | コメント(1) | トラックバック(0) | オイル | 日記
2025年05月01日 イイね!

ヤマルーブ

ヤマルーブ
オイル関連の検索をしているとちょいちょい検索で見つかるのがヤマルーブ
ヤマハの純正オイルですね。
その中でもプレミアムシンセティックの評判が良いみたい。
なので調べてみました。







ヤマルーブのラインナップでハイエンドオイルはRS4GP(左)でこれが実売2500円/Lくらい。
プレミアムシンセティック(右)は実売1500円/Lチョイ。



ヤマハもSDSが簡単に見られるので比較してみます。

RS4GP(エネオス)




プレミアムシンセティック(シェル)
シェルは第15項を抜粋



エネオス製のRS4GPの方が単価は高いですが、ベースオイルは鉱油が80-90%ですね。
これはGRオイルなどと同様にVHVI+でしょう。
残りはmPAOかエステル添加ですかね。

ヤマハの2スト用は同じエネオス製ですが、鉱油割合がかなり低いです。
ひまし油とかポリブテンでしょうか?


シェル製のプレミアムシンセティックは鉱油が10-20%なので添加剤溶剤が鉱油で残りはそれ以外。
以前のSDSでは合成炭化水素とキチンと記載がありましたが2025年版からフォーマットが変わって合成炭化水素の記載は消えましたが鉱油割合は変わってないようです。
シェルの合成炭化水素ってことでGTLでしょうね。


製造元、価格から考えるとRS4GPが一発用オイルでプレミアムシンセティックが普段乗りハイエンドオイルって感じでしょうか?

4輪と違ってミッションオイル兼用なのでさすがにエネオスでもポリマー増粘はしてないと思ったのですが、10W-40で粘度指数200超えるらしい。
GRオイルと同じ結果が見えてきます…


万人に勧めるならプレミアムシンセティックですし、ディーラーで買える純正オイルでまっとうな合成油がラインナップされているのは良心的という印象を受けました。


プレミアムシンセティックがシェル製ということで同じシェル製のシェルアドバンス4Tウルトラとの違いが気になります。
同じシェル製でGTLの割合同じ。
ヤマハ純正の方が安いので中身は同じでは無いと思います。

シェルアドバンス4Tウルトラは並行品がかなり流通しているので3種の違いがあったら面白いですね。

流石にバイク買って検証出来ないのでどなたか感想教えてくださいw

Posted at 2025/05/01 09:19:22 | コメント(1) | トラックバック(0) | オイル | 日記
2025年04月25日 イイね!

0W-20と0W-40は同じ??

0W-20と0W-40は同じ??
またExxonMobilのフォーミュレーションシートを見つけました。
前回見つけたやつよりちょっと古そう。










今、GRカローラとボルボでMobil1の0W-20と0W-30の違いを検証中ですが、思っていた以上に0W-20と0W-30の差が無いというのが感想です。
以前の0W-30と違ってmPAO配合じゃないのでそこが原因っぽいですが、他社の0W-30や0W-40でもこの傾向はあるかもしれません。


これは先ほどのリンクの中のエンジンオイルのフォーミュレーションです。
0W-30から5W-40まで並べてみました。

SpectraSynがモービル製のPAOです。
4,6,8がそれぞれ順に硬くなるベースオイル。
Synessticは同じくモービル製のアルキルナフタレンです。

どうでしょう?
0W-30と0W-40って結構似てますよね。

0W-30はSyn4が53%でSyn6が16%
0W-40はSyn4が44%でSyn6が23%

対して0W-30と5W-30は全然違う配合。
5W-30だとSyn4は17%しかない。


以前粘度指数向上剤(VM)のブログで出した配合はもっと極端でした。

これは粘度指数向上剤(VM)のカタログから引用したので極端な例ですが、SpectraSyn4の割合が0W-40の方が0W-20より多いです。
つまりはベースオイルは0W-40の方が柔らかい。
粘度指数向上剤で高温側を40まで上げてる。

二つの表を見比べるとどうでしょう?
0W-20と0W-40は殆ど同じ粘度から作られる可能性がありそうですよね。
0W-30に至ってはむしろ0W-20より柔らかいかもしれない。


仮に0W-20から0W-40までベースオイルの割合が全く同じでVMの添加量だけで高温側を担保しているとしたら?
VMがせん断されたら最終的に同じ粘度になりそうです。

もちろん新油時にはそれぞれちゃんと高温時の粘度特性に違いはあります。
0W-20は柔らかく0W-40は硬い。
でも、それがいつまで続くか?
流石に0W-40が0W-20相当まで粘度低下はしないと思いますが、Mobil1の0W-30ですら0W-20程度になってしまったので…


これは0W-12と0W-20でも同じような関係が考えられます。
0W-12程度のオイルにVM添加して0W-20まで粘度を上げている国産オイルは結構ありますが、これらは粘度指数が200を超えます。

0W-20と0W-30に差が無いように0W-12と0W-20にも差が無いかもしれませんよ?
0W-16の方が硬かったりして?

0W-20でやたらと高粘度指数なオイルは注意が必要です。

0W-20指定のターボ車でオイルが柔らかいと思ったらまずは今入れているオイルが硬めの0W-20なのかを確認する。
40度動粘度が高く、粘度指数が低いものなら硬めです。

調べるの面倒な方はMobil1の0W-20なら硬めなのでMobil1をどうぞ。
硬めの0W-20でもダメなら0W-30では無く5W-30を選ぶ。


mPAOという高粘度で高粘度指数なPAOを配合すると全体的に硬いオイルを作ることが出来ます。
化学合成油なので0Wを担保しつつ全体粘度を上げられます。
0W-30や0W-40でPAO配合と書かれているものはmPAO配合でしょう。
mPAO配合ならせん断安定性も高いので0W-20≒0W-40とはなりにくいので0W-30や0W-40を選ぶ際はmPAO配合を選ぶ方が良いと思います。


私は0W-20にこだわりたいので沼に嵌り続けるつもりですw
0W-20へのmPAOの追加検証はしますよ。
Posted at 2025/04/25 09:20:20 | コメント(0) | トラックバック(0) | オイル | 日記
2025年04月23日 イイね!

API SQ規格

API SQ規格当面先だと思っていたのですが、APIのSQ規格品のオイルが発売されています。
みん友さんに教えていただいて気づきました。


国内一番乗りは中国興業です。





二番目は「ジャパン Chemical イノベーションズ Corporation K.K」
ドコソレ??

google先生に聞いてみたら

Тут делают вид, что производят японское масло
(ここで彼らは日本のオイルを生産しているふりをしています)

日本の会社でEOLCSに登録してどこかで製造しているってことですね。
さすがロシアの情報収集能力w



中国興業はシーホースやデイトナブランドでオイルをリリースしているまっとうな会社です。


シーホースシリーズはひとまず売れセンからラインナップされたようです。

SP規格と同様に0W-30だけPAO配合になってました。
恐らくmPAOで粘度指数を上げているのだと思います。

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最初から思いっきり脱線しました。
API SQ規格ですが、SP規格との違いはあまりありません。
LSPIやチェーン摩耗試験に使用油が追加されたことがトピックスでしょうか。
あとはGPF対策でSAPSが≦0.90%になりました。(SPは1.0%)
ILSACもILSAC-6からILSAC-7に更新されましたが、こちらは燃費関連なので割愛。

使用油にはカーボンを始めとするスラッジが含まれています。
これらはLSPIの発生源にもなりますし、チェーン摩耗の摩擦材にもなります。
カーボンは硬いから金属摩耗の原因になるんだそう。


一見良さそうな試験かも?と思ったのですが、添加剤の試験をするのは添加剤メーカーです。
添加剤メーカーの試験と同じベースオイルを使用すれば使用油テストはパス出来ますが、ベースオイルに同じものを使うとは限りません。

もちろん添加剤以外のベースオイルの割合の指定などあると思いますが、これらは性善説に委ねられているので…

Gr.Iの鉱物油とかHIVIが混ざっているとカーボンの発生量も増えますから果たして思惑通りのスペックのオイルになっているかどうか?
ポリマーを添加すればスラッジの発生量も変わってくるので添加剤がSQ規格適合品だからと言ってそのオイルがSQ規格の試験にパスする性能とは限らない。

API認証は試験ありませんからね。
抜き打ちはあるみたいですが。
APIの抜き打ちテストはアジア圏が多いみたいですが、日本でもやって欲しいですね。


SQ規格品にこだわるならベースオイルがはっきりしているオイルを選んだ方が幸せになりそうですね。
積極的に選ぶ必要性は当面なさそうです。
在庫処分で安くなったSN品やSP品を買うのもありかもしれません。

Posted at 2025/04/24 11:47:58 | コメント(1) | トラックバック(0) | オイル | 日記
2025年04月14日 イイね!

シビアコンディション

シビアコンディショントヨタにオイル交換のサイトがありました。






シビアコンディションという言葉があります。
トヨタの言葉を借りると以下の通り

シビアコンディションの条件:悪路走行が多い、走行距離が多い、山道など上り下りの頻繁な走行等


個人的にシビアコンディションというのは売り手側の都合の良い魔法の言葉だと思っています。
「シビアコンディションなので3000km交換を推奨」
良く聞く言葉ですよね?


正確には
「このエンジンオイルにはシビアコンディションなので3000km交換を推奨」
です。


トヨタもガソリンターボ車2500kmって書いてありますね。
鉱物油でもポリマー入りオイルでも2500kmで交換していれば壊れることは無いしスラッジも溜まりません。

ちゃんと自社規格に耐えうるオイルを純正指定して欲しいですね。
それなら2500kmなんて交換サイクルは書かなくて済むはず。
トヨタも判っててやってるのが何だかなぁと思った次第。


ディーゼルは2500~10000kmとなってますが、どんなオイルでも5000kmで変えた方がいいですよ。
個人的にお勧めのトヨタ C5 for Dieselでも5000km交換が良いと思います。


【余談】
ディーゼル車の場合、ホントはDPF再生回数でオイル交換サイクルを決めた方がいいのですが難しいですよね。
例えばDPF再生が20回入ったら交換とか。
GTLがベースオイルだとVHVIや鉱物油に比べてDPF再生間隔は倍くらいに伸びますが、これはDPF再生を完全に終了出来た場合の話。


DPF再生中にエンジンを切ってしまうと煤は完全に燃えません。
ボルボの例で言うと、PM量7gで再生開始、3gまで減ったら再生終了です。
再生中にエンジンを切ってしまい5gで再生が止まってしまうとECUは5gからDPF再生を再開しません。
7g切ってるのでDPF再生フラグが立たない。
なので次回までは5→7gなので再生間隔が短くなってしまいます。
3→7gが600kmだったら300kmに減る計算です。
VHVIや鉱物油なら更に半分。100km間隔で再生してる車もありそう。


DPF再生はだいたい2-30kmくらい掛かるので短距離しか走らないディーゼル車だと常にDPF再生しているような状態があるかもしれません。
短距離しか乗らない人にディーゼル車を勧められないのはここから。

DPF再生中は未燃焼ガスをDPFまで流して煤と一緒に燃やします。
噴射タイミングをずらして敢えてシリンダー内で燃やさないで排気に流す。

この時排気側に流れずシリンダーを伝ってオイルパンに落ちる未燃焼ガスがあります。
これがオイルと混ざるのでオイルの燃料希釈が起きます。
暫くすれば揮発するので粘度は段々戻ってきますが元には戻りません。
ディーゼル用オイルが表記粘度より硬めだったりするのはこのため。

DPF再生カウンターとかあると便利なんですけどね。
OBDでもそんな機能は付いてないので中々難しいです。
1か月に3000kmとか走る人は気にしなくていい問題です。
シビアコンディションから脱線しすぎましたw
Posted at 2025/04/14 12:12:41 | コメント(1) | トラックバック(0) | オイル | 日記

プロフィール

「@よっしー@P10 模擬レースクラス?w」
何シテル?   07/29 11:29
GRカローラでサーキットを走ってます。 オイルの検証も色々してます。 焙煎小屋を建ててコーヒー豆の焙煎もしてます。
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