
以前に
エンジンオイルの選び方というブログを書きました。
Dexos認証品、ACEA認証品、メーカー認証品を使いましょうと。
イラン情勢の影響を受けて各社ベースオイルの供給問題が出てきています。
最近話題なのはペンズオイルのベースオイルがGTLから変更になった件でしょうか?
非公開ブログでもチラっと書きましたがMobil1も一部ベースオイルの変更がされています。
【先に結論】
ペンズオイルはメーカー認証品が殆ど無い、Dexos認証を外してベースオイル変更あり
シェルヒリックスウルトラはメーカー認証品が大半なのでGTLベースを堅持
消費者側からしたらGTLからのベースオイルの変更なんて「ダメ、ゼッタイ」なのですが、メーカーとしても商品は売らなければいけない、ベースオイルは調達出来ないの板挟み状態です。
ペンズオイルのプラチナはDexos認証が外れました。
APIに関しては
暫定処置中なので認証継続です。
それに伴いベースオイルが変更になりました。
GTLからGr.III鉱物油(VHVI)に変わったと話題になっていますね。
OilGeekのFT-IRの分析結果を見た感じ波形の分布は割と近いけど、ピークが高くなっています。

私も詳しく判りませんがポリマー添加量が増えると吸収率が上がるようなのでピークが高く出る。
だとすると低粘度側のベースオイルもVHVIに変わった可能性もありそうですね。
同じ粘度だとVHVIだと低温側で固まってしまう(不純物が多い)のでより低粘度のベースオイルに変更が必要。
これだと高温側の粘度が担保出来ないからポリマー添加が増える。
PAOやGTLは低温流動性が優れているので硬めの粘度で対処出来ていた。
XHVIの可能性もありそうでしたが、XHVIなら粘度指数はGTLと同等なのでポリマー添加量も変わらないでしょうから、本当にVHVIに変わった可能性が高いですね。
シェルならXHVIも持っているのでGTLの代替ならピッタリなのですが。
XHVI=シェル製のワックス異性化鉱物の商標
GTLもワックス異性化合成油で製法、性能がほぼ一緒。
エネオスで言うWBASEみたいな高性能鉱物油です。
VHVI<<XHVI≒GTLって感じです。
せめてXHVIなら良かったのですが…
以上を踏まえるとアメリカ人が発狂するのも理解出来ます。
コスパ最高だったプラチナがただの鉱物油になっていたとしたらガッカリですよね。
そんなアナタにお勧めなのがシェルヒリックスウルトラです。
以前に「中身同じじゃね?」と言っていたのですがここで差が出ました。
シェルヒリックスウルトラは欧州メーカー認証品なのでDexos認証同様にベースオイルの変更は認められていません。
Dexos認証は比較的API認証に近いのでバッジを外して対処したけど、さすがにVWやBMW認証を外してしまうとそれはもう別の商品なってしまうのでメーカー認証が必須なシェルヒリックスウルトラはGTLを堅持しているようです。
本家シェルからすればサブブランドのペンズオイルとシェルどちらを取るかということもあるかもしれません。
(クエーカーステートはもっとあれかもしれません…)
幸い日本ではシェルヒリックスウルトラを製造していますのでベースオイルの変更が嫌な方はシェルヒリックスウルトラを購入してください。
今のところ認証も変わってませんし、SDS上の鉱油比率も変わってません。
あの時日本のシェルヒリックスウルトラを買いましょうと言ってた私は正しかったw
「アメリカのペンズオイルは~」とか言ってた人は今度は「鉱物油が違う」とか言うのかな?
元々イエローボトルを売ってたから初心に帰るのかも?
Posted at 2026/09/07 11:54:41 | |
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