
衝撃的な油温ですが何の温度か判りますか?
GRカローラのGR-FOURがリンプモード(2WD)に入る温度の閾値です。
トランスファーの油温でリンプモードの管理をしているそうです。
上の図はGRヤリスのトランスファー温度上昇のグラフです。
HKSの記事から引用しています。
GRヤリスだと全然上がってませんよね?
150℃付近で飽和しています。
GRカローラだとこうなります。
こちらもHKSの記事から引用

何故か185℃まで計測していませんがGRヤリスと比べると明らかに油温上昇が早いです。
厳密に言うと飽和温度が高くて時定数が遅いので、熱負荷は高いけど冷却効果もちょっとはある模様。
アンダーパネルのクーリングダクトの効果?
出来る努力はしたけど流石に対策が足りないですよね…
555エンジニアリングのトランスファークーラーキットの検証動画だと判り易いです。
ラグナセカ楽しそう。
直線が長い&5速入っていないので温度上昇は控えめですね。
HKSも555エンジニアリングもトランスファークーラー+4WDコントローラー(HKSはキャンセラー)を付けています。
油温が下がればそれだけで解決なのでは?と思っていたのですが、どうも油温が上がってくると185℃手前から2WD化が断続的に入るみたいです。
なのでキャンセラーで2WDを防ぎつつ油温を下げるということみたいです。
言われてみるとデグナーの進入で不安定だったのはこれと関係あるのかも?
明らかに2WD化されるのでは無くリアへのトルク配分が減る。
トルク配分をトラックモード(50:50)からノーマルモード(60:40)にするだけでもリンプモードまでの時間は倍くらいに伸びます。
リンクサーキットのようなミニサーキットだとタイム差が殆どありませんが、鈴鹿クラスだとさすがに挙動もタイムも変わってきます。
前期GRカローラはこのキャンセラーが機能しないのでクーラーのみの効果に期待することになるのですが、HKSに確認したところ「FSWの走行時間は倍くらいに伸びる」だそう。
走行会30分走れるか微妙なところですが、GRカローラの場合、その前にエンジン油温やブレーキが持たないから…みたいな歯切れの悪い回答を貰ったのですが、確かにその通りですね。
エンジン油温はオイル次第でギリギリ、ブレーキが20分くらい?
ならばトランスファークーラーで2WDのトラブルは解消されそうな気もします。
誰か街乗りでトランスファー破損させてリコール案件に昇華して欲しい。
なんて軽々しく言えないか。
粉々にブローするでしょうから4WDロックしますよね。
クラッチ切っても下流側だから意味なし。
そしたら純正でクーラー追加されますよね!?
私が壊しても「サーキット走行歴あり」で一蹴されそうで…
ちなみにトランスファーオイルを
ビリオンのやつに変えたり、後期用のトランスファークーリングダクトも付けていますが殆ど効果はありません。
鈴鹿2周でエラー出るのが3周持つようになるかならないかレベルです。
関連ブログ
GRカローラの2WD化問題
鈴鹿サーキットでのリンプモード
Posted at 2025/07/11 09:50:05 | |
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GRカローラ | 日記