
最安の化学合成油シェルヒリックス HX5 Plus
今回はボルボV60ディーゼルに入れてみます。
このオイルに関する情報は前回と前々回のブログを見てください。
最安の化学合成油を試す アルト編
シェルのSDSの読み方
まず、ボルボは欧州のディーゼル車なのにAPIのSP規格品を入れるのか?
という疑問について。
SP規格はガソリン用ですが、リンと硫黄の制限があります。
ACEA C5規格にはおよびませんが硫酸灰分もある程度制限されています。
恐らく1%程度にはなっていると思いますが、確証は無いので真似はしないでください。
(ACEA C5 硫酸灰分 <0.8% 最新SQ規格は <0.9%)
今回はそれよりも化学合成油(GTL)に鉱物油が30%入り込むと煤の発生にどの程度影響あるのか?の検証です。
このオイルはベースオイルはGTLですが、鉱油が30%ほど含まれています。
この30%の鉱油がVHVIでは無いオイルを使用しているので「部分合成油」の表記になっているのではないか?
ボルボでVHVIのオイルを使うとだいたい300km間隔でDPF再生が入ります。
GTLベースのオイルを使うと上限の600kmまで行けます。
GTLベースの部分合成油ならこの間の450kmとか500km位になるのか?
VHVIよりグレードの低い鉱物油が30%ならそれより再生間隔は短くなるはず。
この裏付けを取りたい。
あとはDPF再生時にオイルの燃料希釈が発生するのでこの影響がガソリン用オイルだとどうなるのか?
DPF再生直後はオイルがシャバい感じがします。
翌日になると蒸発するのか元に戻ります。
これがガソリン用オイルだとどうなるのか?
添加剤の差があるとここにも注目。
当然厳しい戦いになると思います。
GTLベースとは言えただの0W-20ですからね。
前回のアルトやシビックハイブリッドのようにはいかないでしょう。
添加剤も安いでしょうからディーゼルターボに果たして耐えられるのか?
早速交換してみました。
こちらの前油はMobil1 0W-30です。
アルキルナフタレン5が5%とベルハンマーディーゼルが300cc入ってます。
超豪華仕様です。
これに太刀打ち出来るとは思えないけど…
既に6500km走ったMobil1から交換しましたが、やはりMobil1素晴らしいです。
交換したらちょっと煩くなった。
粘度が違うので新油同士なら0W-30の方が有利ですけど既に6500km走ってますからね。
DPF再生は10回、燃料希釈も食らっていて油量も増えてますからね。
なんか、もうMobil1一択で良く無いですか?
HX5 Plusは0W-20でも結構低粘度なので恐らく3000km以下で交換になると思いますが、メインの検証はDPF再生間隔ですね。
Posted at 2025/10/18 19:47:24 | |
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