
G16E-GTSオイルを作る第三段です。
要求仕様
・サーキット走行3回後に油圧低下が30kPa未満
・サーキット走行含め5000km走行後に性能担保されていること
・LSPIに対応していること
・高粘度化による出力損失が無いこと
・2000円/Lを超えないこと
ターゲット粘度は0W-25です。
ポリマー入り0W-30は0W-20とベースオイル粘度に差がありません。
サーキット走ってしまうと粘度低下が起きます。
結局0W-20のポリマー添加小のオイルと大差ない。
前回のMobil1 0W-20と0W-30のブレンドの結果もそんな感じでした。
0W-20にアルキルナフタレンだけを添加した1回目と大差ない。
今スピードハートのフォーミュラーストイック0W-30を入れていますが、これも鈴鹿サーキット2回でベースオイルが中抜けした感じになってきました。
(鈴鹿2回と言ってもアタックラップはトータル10周以下)
油圧は掛かるのでポリマーは生きているようですがベースオイルが痩せた感じ。
油膜よりもポリマーの方が厚くね?(イメージです)
後入れアルキルナフタレンも生きているのでPOEが痩せたようです。
やはりポリオールエステルとてエステルなのかな?思ったほど持たない。
コンプレックスエステルだともっと耐久性があるのでしょうか?
話を戻して、
オイル製作3回目の今回もMobil1 0W-20をベースで作ります。
レシピ
Mobil1 0W-20 SP 4000mL
mPAO150 250mL(テンペラメントルブ製)
アルキルナフタレン SAE40相当 250mL(Verior製)
ベースオイルがGTL、mPAOで増粘、アルキルナフタレンで油性向上。
エステル無添加ですが、トリシンセの完成!
オイルの配合はいつものテンペラメントルブさんの
計算ツールを使用します。
mPAOを5%添加したので100℃動粘度は9.7cStになりました。
これに100℃動粘度13のアルキルナフタレンを250mL添加。
9.86になってしまった…
というのもホントはmPAOを150mL添加するつもりだったんです。
が、mPAOってドロドロしているんです。
例えるなら「水あめ」。
なわけでドボっと入ってしまい…
ちょっと温めてから入れればよかった。
まあ、9.86cStならまだまだ0W-25の範疇ではありますが。
費用ですが、
Mobil1 4000mL 5,000円(1250円/L)
mPAO 250mL 2,800円
AN15 250mL 2,000円
合計 9,800円!
ああ、予算オーバーしてしまった。
4.5Lなので4.3L換算で9,364円。いずれにせオーバーですね。
さて、このオイルの結果はいかに?
鈴鹿が終わってこの後はSUGO、リンク、もてぎ、日光と年末ラッシュです。
4連続走行会に耐えられるか?結果をお楽しみに!
G16E-GTS用オイルを作るその1
G16E-GTS用オイルを作るその2
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Posted at 2025/10/19 17:51:54 | |
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