前回のお話とエビス走行後の考察です。
重量配分50:50にコダわる理由ってのは"コーナーリング性能向上のため"
と私は思ってました。
回転中心に重いものがあればヨーモーメントは小さくなりますからね。
先日のエビスでMy330は予想以上に良い走りをしました。
普段の街乗りはモサーっとしてたので、タイムでなかったら売っちまうぞ!
と思ってたくらいで(^^;
タラレバですけど、100RとS字を真面目に走ってれば12秒後半出てるはずです。
パイロットスポーツも予想以上にグリップしましたが、
それでもプリと比較したらやはりコーナー速度は遅いです。
タイムが出てるところはブレーキと加速区間。
加速自体はプリと大差ないですがトラクション性能の差がデカイ。
上りの3コーナーあたりは1秒は違うでしょう。
で、ここからが本題。
今回の走行で一番好感触だったのがブレーキです。
季節柄ということもありますが、少なくとも純正タイヤレベルでは問題ありませんでした。
330iはローター径が325mmと大きめのブレーキが付いてますが、片押し1ポッドです。
サーキット走行で1500kg超の車を止めるには十分とは言い難いはずです。
BMWのブレーキは何故良いのか?
50:50の意味のもうひとつはこれだったんですね。
通常FFやFRの場合、フロントヘビー故、フロントブレーキの負荷が大きいです。
FRはリア駆動なので荷重抜けは小さいですが、FFだと殆ど全抜けです。
散々プリで悩まされたリアロックもこれが原因です。
もう一つ疑問な点がありました。
私が乗っていたBNR32は前期型、ER34キャリパ、1430kgです。
大してER34は1410kg、車重は殆ど変わりませんがブレーキ性能は全然違います。
ボディ剛性によるブレーキ性能という点も原因でしょうが、
前後バランスもかなり影響あったのでしょう。
ヘタするとER34より100kgはフロント重かったですから。
ブレーキ初期でリア荷重が多い場合、荷重は前後均一に掛かるのでフロントの負荷が小さい。
最初からフロント荷重が多い場合、より前荷重になるのでフロントブレーキの負荷が増える。
なるほど、ポルシェのブレーキが良いというのはここが理由ですか。
リア荷重が圧倒的に多いポルシェならフロントの余力は相当ありますもんね。
BMWもスペックの割に良いブレーキ性能というのも納得です。
ここでひとつ気になることが
前軸重量 750kg
後軸重量 450kg
のプリメーラがあったとします。
ノーマルブレーキだとエビスは5周でフェードします。
仮にリア重量を30kg重くしたらブレーキ性能ってどうなるんですかね?
総重量が増えるから余計フェードする?
リア荷重が増えてフロントの負荷が減るからブレーキ性能は上がる?
ブレーキの"安定感"はリアを重くした方が良くなります。
これは私もいつもやってるので実践済み。(スペアタイヤ取らない等)
でも耐久性は???制動力は???
誰か教えて~
Posted at 2009/02/10 00:20:45 | |
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BMW 330i(E46) | 日記