
以前から乗ってみたかった標準車の現行スイフト。
厳密に言うとヨーロッパ仕様と同等の足回りの
RSなので標準車とはちょっと違いますけどね。
RSはベーシックグレードのXGに欧州仕様っぽい足とエアロと内装を付けたモデルです。
初期モデルはFF車はリアドラムでしたが、現行モデルはFF、4WDともに4輪ディスクになりました。
今回試乗したのはCVTのFFモデルです。
エンジンは標準車と同じなので1.2L。
このエンジンは相変わらずスムーズでいいです。
高回転の振動も全然無いし、CVTとのマッチングも良いので遅い感じはありません。
ただ、巡航時の回転数は街乗りだと1100rpm付近なので踏み足しでの加速は厳しいです。
もう少し巡航回転数が高いと良いのですけど、今度は燃費に影響するからトレードオフなんでしょう。
変速比を変えられるよりリニアに乗れるのでいいんですけどね。
あと、発進時のアクセル開度が小さ目だと加速中の変速比が直ぐにハイギア側に振れます。
なので発進時は中くらいの開度で発進した方がスムーズに加速できました。
平均的なAT車の乗り方なら問題ないかな?
足回りも中々良かったです。
欧州仕様とはサプライヤーが違うので若干柔らか仕上げな感じですが、
ロール感とかもショックもブッシュも安っぽい感じも無いし良いです。
少しバネ下でビリビリする感じがあるのはブッシュかメンバー剛性か?
スイスポやスプラッシュのほうが剛性感はマル。
巡航時の燃費は最近のスズキはコツを掴んだのかかなり良さそうです。
いずれも燃費計での表示ですが、流れに乗る程度のペースで軽い渋滞に入っても20km/L以上、
今回はLレンジのsモードで全開加速も結構試したのでトータルは18km/Lでしたが、
カタログ値(20.6km/L)を超えることは難しいことじゃないですね。
この車はエコピア(185/55R16)を履いてたのでその影響も大きいでしょう。良く転がる。
乗る前はスイスポよりも良かったらどうしよう?
と期待してたのですが、さすがにそこまでの感じではありませんでした。
スイスポの方がエンジントルクがあるのでやっぱり楽。
あのCVTで街乗りしたら楽しいかもしれないですね。
とは言えこのRSも相当良い出来です。
点数付けるとしたらスイスポ(75)とスプラッシュ(85)の間を取って80点。
乗ってて楽しい感じはスイスポもRSもあります。軽快感はRSが上。
スプラッシュとスイフトRSって似てるようで結構違います。
スイフトは出来の良い国産車、対してスプラッシュは出来の良い欧州車です。
スプラッシュは実際ハンガリー製なので欧州車なんですが。。
スプラッシュは全体的に硬め、ボディ剛性も上、足回りも固い、ギアリングも欧州仕様でハイスピード向け。
スイフトの足は少し柔らかめ(とは言ってもダンピングは効いてるのでスポーティです)、
ブレーキもスイフト共通でちょっとスポンジーな感じ。
燃費はスイフトの方が新しいし国内向けってこともあってスイフト有利でしょう。
どっちを選ぶかは好みの問題で済むレベルなんですが、価格差が案外あるんですよね。
スプラッシュはワングレードで129万円、スイフトRSは139万円。
しかもスタビリティコントロールとカーテンエアバッグはRSには付いてません。(OPでも不可)
両方を選択出来るのはスイフトだとXS(147万)のみです。
重量税がスイフトの方が安く(990kg)て燃費も良いですが、
中々価格差が絶妙で判断が難しいところですね。
XSにプラス20万するとスイスポに手が届くってのも悩ましい…
Posted at 2013/01/19 17:50:40 | |
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