• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

nino8446のブログ一覧

2022年11月26日 イイね!

また本日もオイル交換 と SAE粘度

また、本日もオイル交換です。
今回の被験車はプジョーさん。

検体オイルはこれ

最近おなじみのトヨタ純正C5 0W-20です。

これACEA C5なのでプジョーに入れるには少し柔らかいはずですが、ミニキャブバンに入れた感じどうにも硬い。
どう考えてもMB229.52純正の5W-30より硬い。
0W-20のくせにペール缶から出すとタポンタポン音します。(普通の0W-20は水)
だったらプジョーいけるんじゃね?という安易な発想でトライw
GRヤリスもGRスープラも0W-20指定だしね!(根拠になってない)

さっそく交換(お店)でしてみました。
まだ、街乗りだけですが、




「過去最高に良い」




ですw

Mobil1 ESP超えた?w
リッター700円しないのに。。

まずMB229.52が予想外にク〇オイルだったのでそれからの交換で体感が良いということもありますが、低回転域のトルクも良いし高回転も良い。
スポーツモード押したか?って位レスポンスが軽い。
サーキット走った後でどうなるかが注目ですが、これで済むなら相当リーズナブルです。
ESPと混ぜるかスープラ用C5と混ぜるか迷ったのですが、純度100%試してみて正解でした。
何ならMobil1 ESP X2 0W-20よりいいのではないだろうか…

自分で書類審査で1位に選んでおいてなんですが、予想以上に良かったです。
今日からMobil1信者を止めてGTL信者になりそう…


さて、本日の本題はここから
上でも書いた0W-20とか5W-30とか粘度の規格はSAE(アメリカ自動車技術会)の粘度規格です。

一覧表は以下の通り

右端にACEAのHTHS粘度も入れました。
ACEAはC3やC5といった規格だけですが、C3が0W-30や5W-30、5W-40、C5が0W-20のオイルが多いので便宜的に20~40に合わせて入れました。

よくある質問で
「5W-30指定のエンジンに0W-30や5W-20を入れても問題ないでしょうか?」
ってのがありますよね?
模範解答だと
「0W-30はいいけど5W-20はダメ」
となります。

まず低温側の0Wと5Wの違いはクランキング粘度(エンジンの掛かる温度)とポンピング粘度(オイルを圧送出来る粘度)の違いです。
表のとおり-40度とか-35度なので日本国内でこの差が判るところはほぼ無いです。

加えて言えば合成油(本物ね)なら常温で硬くても低温時に硬くなりにくく、高温時に柔らかくなりにくい特性(粘度指数が高い)を持っているので0Wの合成油の方が5Wの鉱物油より常温では硬い、という逆転現象もありえます。
なので0Wも5Wも変わらない(表記で判断できない)ということになります。


次に高温側ですが、SAEの表だと
20は100度動粘度が9.3未満、30は12.6未満と常用域で明確に差があるので30指定のエンジンに20のオイルを入れると油膜切れの可能性があるので使えないことが判ります。
HTHS粘度も2.6と2.9なので150度せん断粘度でも同様。
以上から0W-30は使えても5W-20は使えないという結果になります。
なので上で私がやってることはダメな例(笑)


次に
「0W-20と5W-40はどちらがエンジン保護性能が高い?」
という設問を考えてみます。
SAEないしAPIの規格だけで考えれば
HTHS粘度が2.6と2.9なので5W-40の方が保護性能が高いことは判ります。

が、ACEA C5の0W-20との比較だとC5はHTHS<2.9なので、限りなく2.9に近い硬めの0W-20だと、限りなく2.9に近い柔らかい5W-40の差がほぼ無くなります。
(SAEの40のHTHSは0W、5W、10WはHTHS2.9以上。15W以上が3.5以上)
なので5W-40の方が保護性能が高いとは言い切れない状況が生まれる可能性はあります。
シビアコンディションとかサーキット後とか。合成油と鉱物油の差とか。

ACEA C3の5W-30ならHTHS3.5以上、APIの5W-40はHTHS2.9以上なので完全に逆転現象もあります。
もはや100度の動粘度を基準に粘度表記を決めること自体に無理があるような気がします。


最近のターボ車は0W-20指定が増えてますが、0W-20だからって柔らかいとは限らないのを痛感した1日でした。
GRヤリスの純正指定は0W-20のSP規格なので普通の柔らかい0W-20ですけどね。


Posted at 2022/11/26 21:46:19 | コメント(4) | トラックバック(0) | オイル | 日記
2022年11月21日 イイね!

またオイル交換

またオイル交換これで最後だから…










さて、またしてもオイル交換です。

被験車はいつものミニキャブバン。
「そんな車で判るのかよ?」って思いますよね。

実は以前乗っていたエブリイワゴン(ターボ、4AT、4WD)ではオイルの違いは殆ど判りませんでした。
コストコオイルだけは安オイルというのは判りましたが、ZIC(韓国のSKルブリカンツ)もそこそこ、日産純正、Mobil1 ESPは殆ど違いが判らないという…
ESPだけ若干滑らかでしたが、その程度なので結局日産ストロングセーブX5W-30を入れていました。

ミニキャブバンも同じ属性なので大差無いのかと思ったのですが、パワーの無いNA、音振遮音の無いバン、ダイレクトな5AGSということでオイルの違いが如実に出ます。
ついでに燃費も結構いいので(17-18km/L)変化も出やすい。

プジョーもMTなので比較的違いは判り易いのですが、エンジンマウントの容量が大きいので振動の差が意外と小さいです。
なのでオイル評価はミニキャブバンとなりました。

先月から500kmスパンでプルタミナファストロンとMB229.52純正と入れましたが、違いが判り過ぎるトランス状態になってしまい、どうにも我慢できず3回目の交換…


満を持してトヨタ純正 C5 0W-20 シンセティック For Dieselを買いました。
前回検証時に4L缶を買っていたのですが、父親のシビックに使ってしまい在庫なし。
ペール缶なら12000円なので思い切ってペール缶にしました。
もう買わない自制も込めてw


ちゃんとACEA C5適合と書かれていますのでガソリン車もOK。

前回のMB229.52純正は恐らくVHVIとか鉱物油ベースっぽかったのでフィルターも一緒に交換しました。

交換して50kmほど走りましたが、やはりACEA C5適合ということで0W-20としては硬いです。
ミニキャブバンはこれまでに日産純正0W-20SP、ファストロン0W-20、MB229.52純正5W-30と入れましたが、それぞれ印象が違います。

日産純正    音静か(かなり違う)、振動小、燃費良し、トルク普通
ファストロン  音ウルサイ、振動大、燃費普通、トルク薄
MB229.52純正 音ウルサイ、振動中、燃費悪、トルク良
トヨタ純正C5  音普通、振動小、燃費悪、トルク普通

MB229.52だけ5W-30ですが、トヨタ純正C5と体感粘度はほぼ一緒です。
0W-20と5W-30の粘度の上限下限が同じなので恐らく近接していると想像。
(硬い0W-20≒柔らかい5W-30)
何なら100度以上の粘度は逆転してる可能性も…
5W-30と粘度がほぼ同じで振動が少ないのがトヨタC5ですが、モービル製らしく終始硬い印象があります。
愛想が無いと言うかノッペリしてると言うか…
コロコロ顔色が変わるMB229.52とは真逆の特性。

正直なところ予想以上に日産純正が高性能でした。
トヨタC5の方が良いかと思ったのですが、音振とも日産純正の方が上。
5000回転で巡行するとトヨタC5の方が良いですが同じ0W-20とは思えない硬さ。

日産純正はオイル自体は問題なかったのですが0W-20と指定より柔らかいオイルを入れたので始動時にラッシュアジャスターの打音が出てました。
油穴が大きいので柔らかいオイルは抜けてしまってる模様。
トヨタC5→MB229.52と硬くなると音は消えますし。
ここさえ問題なかったらパーフェクトだったんだけどな日産。
ストロングセーブXの5W-30のシェル製があるならベストバイかもしれない…

日産純正0W-20とトヨタC5は使用する車種によっても印象変わりそうです。
0W-20指定の国産車は日産の方が印象良いと思います。
トヨタC5はディーゼルと欧州車向け。
欧州車でディーラーで入れてるオイルがイマイチという方はトヨタC5試してもいいかもしれません。
日産0W-20はディーゼル不可なのでご注意を。


閑話休題
ちょっと脱線しますが、国内で売られているディーゼル用オイルが果たして適切なのかちょっと疑問に思えてきました。
DL-1やACEA適合オイルはリンや硫黄分、硫酸灰分などDPF詰まりになる金属分(Ash)が規制されていますが、煤の対策ってあまり気にしてない気がします。
ディーゼル車のトラブルって煤詰まりが多いイメージですよね?
DPF自体に金属が詰まっているというよりはEGRから煤詰まりが大量発生って感じのやつ。
DL-1のオイルってAshの規制は厳しいけど実は鉱物油率高いってことないですかね?
ACEAと違ってHTHSも低いので極端に言えば高性能である必要が無い。

と言うもの、シェルの資料によればPMの原因になるもののウェイトは未燃焼潤滑油の方がAsh(上の3つなど)よりウェイトが高いからです。
スス・カーボンがPMの最大の原因となってますが、そのスス・カーボンもオイルとか燃料から出てますよね?

煤はDPF燃焼で焼けるから気にしないでOKって感じで規制したけど実際はエンジンオイルとか燃料からのPMで煤詰まりが起きてる。
ヤバいと思ったからマツダは途中でオイルを変えた(確証なし)のか、トヨタは判ってるからディーゼル用を不純物の少ないGTLベースにしているのか。
トヨタのDL-1なんかスペック的にACEAも余裕で取れそうですし。

DL-2という乗用車用の新しいディーゼル用オイル規格がありますが、DL-1よりAsh規制値が緩いです。ACEA C3並みになりました。
DL-1とAsh規制が同じACEA C1は廃止、C4もほぼありません。(C3とC5が殆ど)
ってことは金属詰まりを気にするよりするべきことが他にあるってことなんじゃないかなぁ?と推察。
Ashが減ると潤滑成分も減るのでエンジンにもよろしくないですし。

とは言え出光がゼロAshオイルを商用ディーゼル用に開発したことを考えるとDPF詰まりの原因がAshなのもまた正しいのでしょう。
これ化学合成油やVHVIとは思えないので鉱物油のAshフリーオイルでしょう。
(SDS見たら合成炭化水素が5%だけ入ってる)
長距離走る車はそもそも煤は出にくいので煤の制限よりもAshの制限の方が現実的で、短距離を走る乗用車はAshよりも煤の対策をした方が良さそうということかな?
以上ディーゼルオイルの勝手な想像でした。
ディーゼル車買って実験したいなぁw



話を戻して、
とりあえず0W-20のオイル選定はこれにて終了としたいのですが、スズキ純正の0W-20も気になってるんですよね。
スズキ純正のシェル製もGTLベースです。
ペンズオイルとクエーカーステートもシェル製GTL。
鉱物油表記でGTL90%とか意味わからないラインナップもあったり興味は尽きません…
Posted at 2022/11/21 20:43:12 | コメント(2) | トラックバック(0) | オイル | 日記
2022年11月12日 イイね!

やることリスト2022年11月

やることリスト2022年11月










プジョー
未・クラッチ交換
未・車高調Fスプリング交換、アッパーマウント交換
未・ブレーキパッド交換
未・タイヤ交換
未・フルバケ取り付け

ミニキャブバン
済・LEDバルブ取り付け
済・リモコンドアロック取り付け
済・カーナビUSB追加
済・ドラレコ取り付け
済・ステアリング縫い直し
済・タイヤ交換
済・足回り交換(リアだけエブリイワゴン用新品)
新・カーナビ交換

ミニキャブバンは一旦やること完了しました。
追加でナビ交換を入れました。
購入時から楽ナビが付いてるですがやっぱりケンウッドの彩速ナビにします。
MDV-M907HDFという9インチフローティングモデルがSABで展示品特価で84800円だったのですが、後ろ髪を引かれる思いで帰ってきました。

店頭で触ってみた感じ高解像度(1280x720)で高精細になった分処理がちょっと遅い感じです。(彩速ナビにしては)
フルHDモデルが中々出ないのも納得ですね。地図容量も増える。


WVGA(800x480)の中堅モデルは相変わらずの爆速なので8インチのフローティングタイプを購入しようと思います。
こっちは新品で7万ちょい。

パワーウィンドウも付いてないのでナビ位贅沢させて(笑)


プジョーは何も進んでません。
先日高速に乗ったら速度に比例して振動が酷くなったので「ハブか?」と思ったのですが、どうもタイヤブローしてるっぽいです。
シバタイヤTW180を履いて1年経ちましたが、キャンバー付けてる割に変摩耗が無くて優秀かと思ってたのですがダメですね。
音も結構うるさいしミシュランがやっぱり欲しい。
既にシバタイヤ新作のTW280を夏に購入済みで物置に入れてあるのですが、付けずに違うタイヤ買おうかな?
円安効果で高く売れそうだし。。
Posted at 2022/11/12 21:24:32 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記

プロフィール

「何故かコーヒーは高くない。これ2つで1400円。」
何シテル?   06/11 02:20
GRカローラでサーキットを走ってます。 オイルの検証も色々してます。 焙煎小屋を建ててコーヒー豆の焙煎もしてます。
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2022/11 >>

  12345
67891011 12
13141516171819
20 2122232425 26
27282930   

リンク・クリップ

粘度指数リスト(73P以降) 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2025/05/19 16:28:41
 
SDS性状一覧 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2024/04/05 13:30:45
 
郡司自動車工業 
カテゴリ:プリメーラ
2006/07/18 23:25:05
 

愛車一覧

トヨタ GRカローラ トヨタ GRカローラ
RZ プラチナホワイトパールマイカ ゴルフバックは9.5インチ載りました! が、ドライ ...
ボルボ V60 ボルボ V60
VOLVO V60 D4 SE MY2016 (LDA-FD4204T) フラメンコレッ ...
プジョー 308 (ハッチバック) プジョー 308 (ハッチバック)
プジョー308GTi 250 By Peugeot Sportです。 BMW製1.6Lタ ...
BMW 3シリーズ セダン BMW 3シリーズ セダン
330iを手放して以降の買い替えサイクルが激増。 やっぱりE46に乗りたいと思い後期31 ...
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation