[モンキーR改] 路上復帰への道10_酸洗いの繰返しと中断見極めの巻(内視鏡で判断)
| 目的 |
修理・故障・メンテナンス |
| 作業 |
DIY |
| 難易度 |
 初級 |
| 作業時間 |
6時間以内 |
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<左の画像の上段>
湯沸かしポットのお湯をタンクに注いで、タンク内を濯(すす)ぎます。ドレンされた排出液を確認すると、溶剤ではなく単なる「お湯」を注いだだけであるにも関わらず、茶色に濁った廃液が出てきました。
<左の画像の下段>
これをもう一回、繰り返しました。廃液の色は薄まり、今度はサビのかけら(小片)が排出されました。給油口からタンク内を覗いてみると、塩酸による新たなサビ(酸化皮膜)の発生は見受けられなくなったことから、急いで乾燥させる準備を進めます。
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ドライヤーの送風口の大きさは、偶然、モンキーR の燃料タンクの給油口の大きさと ほぼ同じでした。
そのため、送風口と給油口との距離(クリアランス)を適度に調整しながら、温風が(脇に漏れ出ずに)効率良くタンク内に流れるよう配慮して、乾燥を促進させました。
# タンク下部のニップルを塞いでいた
# ゴムキャップは取り外しておきます。
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「サンポールによるサビ落としを2回、繰り返し」→「熱めのお湯での洗い流しを2回、繰り返し」→「ドライヤーでの乾燥を促進」 させたあと、内視鏡でタンク内面を観察しました。
左の画像は、タンク底面の後ろ側を写したものです。これまでは、タンク後方にはガンコなサビでガッツリと覆われていたのですが、今ではタンク素地が見え始めてきました。
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こちらはタンク後方の様子です。手前(下方)がタンク底面、画面の向かって左上が車体右側(RH)の内壁、画面の向かって右側が車体左側(LH)の内壁です。
# 内視鏡のレンズは、タンク給油口から
# 後方に向けて撮影しているため、画面
# 右側が車体左側になります。
所々に黒化したサビの固まりが残っていますが、それでもひところと較べると、ずいぶんとサビ落としが進んだ感じがあります。
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次は燃料タンク底面の前方部分です。手前はサビが斑点状に残るだけですが、ドレンパイプよりもさらに奥(車体前方)のサビは、まだまだ残っていることが伺えます。
総じて、「サビ取り効果はあったがあと一歩」…という印象です。そのため、「もう一度」「液量を増やして」サンポールでのサビ取り(3回目)を行うことにしました。その際、仮に「空気に触れた瞬間に新たなサビができた」場合は、そのサビを含めて「花咲かG」に除去させれば良いはずです。
<処理液の役割分担>
・ガンコなサビ:
サンポールで除去(酸洗い)する。
その際、空気に触れて新たな酸化皮膜
が出来てしまう懸念あり。
・新たな酸化皮膜:
残存サビと合わせて、花咲かG に除去
する役割を与えるものとする。
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これまでのサンポール(1回目・2回目)は、ともにお湯1Lに200~300㏄を混ぜた処理液としていたため、注入後にタンクを揺動(ローリング)させることによって各部に行き渡るようにしていました。
今回(3回目)は、モンキーR のタンク容量(カタログ値で7L)を満たすことができるように、サンポール溶液を増量させるのです。これで、面倒な揺動は不要になります。また、これまでの希釈率(約3.3倍~5倍)とその効果の関係が把握できたことを参考にして、次の3回目を最後のサンポール作戦(FINAL)にします。
画像は、タンクの給油口の近傍までサンポール溶液を満たしたものです。気泡が発生する間は、反応が進んでいる証拠です。
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その間、「気持ち程度」になりますが、タンクの四隅を手持ちの「汚れ落としパイプクリーナー(※)」なるツールでブラッシングしておきます(※「路上復帰への道06」にて紹介済み)。
先日使った「トイレブラシ」では、液面が振れてしまう恐れがあるのに対し、本品(パイプクリーナー)は細身のため波が立ちにくく、またその長さから、狙った箇所をピンポイントでブラッシングできそうです。
# あくまで「気持ち程度」の処置ですが、
# やっておいた方が後悔が少ないと
# 思いましたので…。
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しばらくすると気泡の発生が止まりましたが、もう少し浸漬を続けます。
(とは言え、あまり長い時間は狙わずに10分程度で区切ります。)
# サンポール溶液の色は、緑色です。
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約10分の追加浸漬時間が過ぎたあと、処理液をプラ箱の中にドレンさせます。
以前は、タンクからドレンさせるニップル内にはサビの小片が詰まったことがありましたが、今回、処理液とともにドレンされるコンタミは画像の通り、粒が非常に細かいものでした。サビの大物が取れて、黒点などの残った表面付着サビが分離したかのようです。
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<左の画像の上段>
その後、(温度が高めの)お湯を使って内面を洗い流します。お湯しか入れていませんが、この時もまたドレンから排出した廃水は薄い緑色で、多数の細かな黒色粒子(コンタミ)が出てきました。
<左の画像の下段>
続いて、同じようにタンクの内部をドライヤーで強制乾燥させます。乾燥後、防錆剤を吹きたかったのですが あいにく持ち合わせがなかったため、暫定処置として CRC5-56 を吹きつけておきました。
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以上、「サンポール溶液(3回目)による浸漬→ 高めの油温による濯(すす)ぎ→ ドライヤーによる乾燥」 を経たあとの、燃料タンクの内壁はどのような状態になっているでしょうか。
興味津々、さっそく内視鏡で確認してみます。左の画像は、タンクの給油口からプローブ(内視鏡のレンズ)を後方に向けて記録したショットです。底面も側面も、あれだけガンコな茶色・黒色の層で覆われていた状態から素地が見える状態にまで、サビ取りが除去されていました!
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一つ前の画像に対し、画面に向かって右手側(車体では左側)にレンズを向けて記録したショットです。
底面との合わせ部分にサビが残っていますが、それでも全体としては ずいぶんとサビが落ちた状態です。サンポール溶液による浸漬効果が発揮された…と感じる瞬間です。
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二つ前の画像に対し、画面に向かって左手側(車体では右側)にレンズを向けて記録したショットです。
側壁の上部には薄茶色の部分がありますが、全体としては 程よい感じ? にサビが落ちていると判断できます。
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