貴金属コンビバー　そして、奴はなぜ貴金属に魅了されるのか？

貴金属の現物投資というと、インゴット（俗にいう金塊、銀塊などですね）かコインというのが一般的だと思っていましたが、最近、コンビバーというものもあるのを知りました。

写真のような形状をしています。

簡単にいえば、板チョコのような形になっています(^^)

いざという時に、板チョコを割るように、1g単位に小分けして通貨の代わりに使えるという発想で作られたもののようです。

本当の有事の際に、どこまでの効力があるかはちょっと疑問ありですが(^^;)
　（本物の金であることを証明するのが難しいような・・・）

そもそも何故利息もつかない、売買で価格差(スプレッド）のある貴金属を現物所有しようとするのか・・・

人により色々と動機はあると思いますが・・・主なものを推測すると

①コレクション目的
②値上がり期待（売買価格差でのもうけ重視）
③リスクヘッジ

などが主な目的になるのではないでしょうか。

その中で②は、特に現物を持つ必要性はない（商品先物取引、金ETF、純金積立等で事足りる）ので、
やはり現物で持つというのは、①、③が主目的になるのかなーと思います。

特に最近は高度なデリバディブ取引の影響もあり、世界のどこかで何かがあると、それが全世界に影響を及ぼす傾向が強くなっています。

また、日本では今すぐどうのこうのはないと思いますが、世界視野でみると、直近でもジンバブエの自国通貨廃止、ギリシャのデフォルト懸念など、きな臭い経済危機の臭いが漂っています（汗）

世界的に見れば、ある日突然自国通貨が紙くずになったり、価値が大幅に下がったりというのは日常ちゃめしごとということですね・・・

日本もこれから、少子高齢化の影響でここ数十年で労働人口が半減するとかしないとか、これまでに経験したことのない状況が訪れようとしています。

その際のリスクヘッジとして、資産の数%を貴金属（現物）で所持しておくという手段もありかなーと思っています。

と理屈付けしてみましたが、おいらの場合は単に現物コレクションが主目的ですけど～(爆）
なので、やっぱり観賞して楽しむことのできるコイン収集がメインになってしまいます(^^;)

もし、円通貨の危機が訪れたら、意外と預貯金よりコレクションの包丁やほうろう鍋のほうが資産価値が出るかも～（妄想＾＾；）