
2011 JPBA東西対抗戦の観戦に行ってきました。
←土方隼斗選手
この大会は、全日本ランキングの上位の選手と、ファン投票によって選出された選手が、
活動拠点としている、東日本、西日本に分かれて、行われました。
選出された選手はこちら。
東日本
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栗林達 (全日本ランキング1位)
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赤狩山幸男 (全日本ランキング2位)
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羅立文 (全日本ランキング3位 ※青木選手とタイ)
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梶谷景美 (全日本ランキング2位)
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福家美幸 (全日本ランキング4位)
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土方隼斗 (ファン投票選出・全日本ランキング14位)
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北山亜紀子 (ファン投票選出・全日本ランキング43位)
西日本
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青木亮二 (全日本ランキング3位 ※羅選手とタイ)
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大井直幸 (全日本ランキング5位)
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川端聡 (全日本ランキング6位)
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河原千尋 (全日本ランキング1位)
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夕川景子 (全日本ランキング3位)
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北谷好宏 (ファン投票選出・全日本ランキング10位)
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藤田知枝 (ファン投票選出・全日本ランキング29位)
対抗戦のフォーマットはこんな感じ。
・1st Round→7名vs7名チーム戦・ナインボール6ゲーム先取。 「7 on 7 バトルロワイヤル」。
・2nd Round→ダブルスマッチ3カード・ナインボール5ゲーム先取。
(ヒルヒルになったら「サドンデスセンターショット」で決着)
・3rd Round→シングルスマッチ7カード・テンボール男子5ゲーム先取、女子4ゲーム先取。
・4th Round→トリオスマッチ2カード・ナインボール4ゲーム先取。
(1試合ずつ行うが、1試合終了段階で総合優勝が決まった場合2試合目はなし)
それぞれのRoundの勝敗にポイントを付け、獲得ポイントの多い方が勝ちとなります。
1、2、4Roundはお祭り的要素が強く、プロ野球でいうところのオールスターゲームの様な感じ。
3Roundはサシの勝負なので、真剣勝負です。
こういったお祭り的要素が強いので、場内は井上浩平プロの実況解説&盛り上げ付き。(笑)
この井上プロ、東日本公式戦のJPBA GPでも、
場内FM実況でも解説してくださっていますが、トークがホントに面白い。
スタッフのなおるだ氏とのコンビも絶妙で、いい実況放送をしてくれてます。
ただ...
面白すぎて、真剣な試合の最中に吹出しそうになることもしばしば...
ゲームの方は、1Round7人vs7人のチーム戦。
1人が撞き切る、もしくはミスや相手プレイヤーに替わる段階で、次のプレイヤーに交代する方式。
ブレイクで取り出しの球が見えなければ、手玉を付けば何をしてもいいプッシュアウトと言うルール
もあるんですが、プッシュアウトをしたら、チームで次に撞くプレイヤーも交代。
プッシュアウトを受けた方は、撞いてもいいし、パスもできます。
なので、そのチームの担当プレイヤーは、パスをしたら、おしまい。(笑)
撞けずに1プレイ終わっちゃうような場面もあったり...(笑)
↑東軍 栗林達選手と、西軍 川端聡選手
↑見守る両軍選手
結果は、
東軍6ー4西軍
※このラウンドのみの獲得ポイントは東20、西0
2Roundはダブルスマッチ。
男女1名で組になり、東西で対決。
こちらは1球交代で行います。
ビリヤードは、通常完全に個人競技ですから、自分が取りやすいように撞いていけばいいんですが、
次に撞くペアの事を考えてやらないといけないところが難しく、また、それが面白い。
↑難球に相談する大井選手、北谷選手、青木選手
結果は、
東軍A:赤狩山幸男&福家美幸 5ー0 西軍A:大井直幸&河原千尋
東軍B:栗林達&梶谷景美 5ー3 西軍B:青木亮二&夕川景子
東軍C:羅立文&北山亜紀子 1ー5 西軍C:川端聡&藤田知枝
※このラウンドのみの獲得ポイントは東50、西25
東西Aのゲームは凄かったです。
相手だってワールドクラスのペアですが、なにもさせてもらえずに終わっちゃったと言う感じ。
3Roundは10ボールのサシの勝負。
これはもういつもの試合のスタイル。
まさに真剣勝負です。
交互ブレイクなので、自分がブレイクするゲームは落とせません。
自分のブレイクゲームを取り続けても、4-4になっちゃえば、バンキングを取ったプレイヤーが
マッチポイントを賭けたゲームをブレイクする訳ですから。
最近は公式戦から離れている北山プロもガッツ溢れるプレイで勝利。
中でも、赤狩山プロのゲームはすごかった。
かなり難しい配置からも、巧みすぎるキュー捌きで取り切り、ヒルヒル(フルセット)から勝利。
かなり盛り上がりました。
↑西軍 大井直幸選手
結果は、
梶谷景美 4ー0 河原千尋
羅立文 0ー5 青木亮二
北山亜紀子 4ー2 藤田知枝
土方隼斗 2ー5 大井直幸
栗林達 5ー3 川端聡
赤狩山幸男 5ー4 北谷好宏
福家美幸 4ー1 夕川景子
※このラウンドのみの獲得ポイントは東50、西20
この時点で、東西の獲得ポイントは、東120-45 西。
4Roundのトリオマッチは、2ゲームが用意され、1ゲームのポイントが50点。
1ゲーム目を東軍が獲ると、西軍が逆転不可能になるので、イベント終了になってしまいます。
出来れば2ゲーム見たいので、見られるようにを思っていました。
トリオマッチは、チーム内1球交代。9ボールの交互ブレイク。
やはりブレイクしたゲームは取らなければいけません。
素晴らしいプレイもありましたが、西軍のミスから結果は、
東軍(栗林・土方・梶谷) 4ー1 西軍(大井・川端・河原)
※このラウンドのみの獲得ポイントは東50、西0
西軍は逆転不可能になって、イベント終了です。
総計ポイント:東軍170pts ― 西軍45pts
となり、2011JPBA東西対抗は東軍優勝で幕を降ろしました。
20年振りに行われた東西対抗でしたが、こう言うフォーマットでのゲームは普段見ることも少ないし、
ビリヤードの面白さも詰っていて、素晴らしいイベントだと思いました。
来年も行われるとイイと思うし、ぜひとも、継続していって欲しいと思うイベントでした。
出来れば、こう言う事が何かしらの形でビリヤードをやらない人の目にも
触れるように出来ると、良いんですが...
※写真は当日の風景ですが、順不同だったりします。(笑)