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2012年11月07日

アメリカ大統領選 究極の選択

アメリカ大統領選 究極の選択 オバマ氏が再選されました。
10月のTV討論で演説のうまいオバマ氏が優位に立ち始め、
先週のハリケーン、その後の演説で再選を決定づけました。

一見大差の勝利に見えますが、アメリカの選挙制度は小選挙区制に似ていて、
勝った方が選挙人(票)を総取りできてしまうので、
いつも勝者と敗者には大差がつきますが、

今回、近世に入ってから出来た
教祖がハーレムを築いて閉鎖的なキリスト教系の新興宗教の

(キリスト教信者の多くはあれはキリスト教ではないといいます。
ハーレム等、幾つかのキリスト教の戒律を無視しているからです。)

モルモン教の信者であるロムニー氏に接戦まで持ち込まれた事に驚いています。
アメリカは特に地方、バイブルベルト、そして白人系国民にとっては
実はキリスト教原理主義といっていい国なので、
キリスト教からみれば異端のモルモン教信者を大統領に選ぶ忌避感が無かろうはずありません。
このような人物が共和党大統領候補へと、予備選を勝ちあがれた奇跡
というか共和党支持者にとっては悲劇といっていいでしょうね。

民主党現政権の大失策や国民への裏切り行為から、
共和党が当然勝てる選挙をロムニー氏では失う懸念は当初からありました。

日本のマスコミは未だに熱狂的なオバマ支持があるように報道しますが、
実はオバマ氏は現在、前回の選挙ほど人気はありません。
日本の民主党と同様なだだ滑りの支持率でした。
日本の民主党と同じく、ばら色の未来にチェンジ!と謳ったオバマ民主党は
政権奪取後、日本民主党と同じように公約を反故にし、まるで反対の政策に
舵をとるようになりました。

核放棄を謳いノーベル平和賞を受けながら、廃棄したのは僅かな旧式のオンボロ核兵器だけで、
新型の戦略核兵器や実際に使える核兵器としてのバンカーバスター核兵器、
その双方の開発を始め、核実験も臨界前ですがしています。
それでも恥知らずにノーベル賞を受賞しました。

国民皆保険制度実現を公約に前回選挙で勝ちましたが、日本の民主党の年金問題のように尻すぼみになりました。

世界対立ではなく世界対話を!と謳いましたが、したことといえばイラク・アフガニスタン兵力増派、
パキスタンで非合法作戦で半世紀ほどぶりに公式な暗殺作戦を指揮しました。

失業者に雇用を!と謳いながら、なんとか増やした雇用は微々たるモノで、
経済失速には追いつけずにいます。

前回大統領選で様々なチェンジ!と謳ったマニュフェストは殆どが反故にされ、
これも日本の民主党の様に反対の事ばかりをしています。


政権与党の責任として現実と向き合えば、どうしてもそうせざるを得ない事情もありましたし、
現実的な選択肢はいつも狭い中にしかありません。


それに民主党は伝統的にユダヤ票が地盤ですので、低所得者層の味方を謳いながらも
ウォール街の代理人でもあります。
クリントンは多額の政治資金を受けて、ウォール街優遇政策をしたのは有名でありますし、
グローバル経済を推し進めました。
オバマもまた、同じようにウォール街の番人であります。
民主党はそうした支持基盤のダブルスタンダードを抱えています。

これだけアメリカの市況も悪く、失業率が高く、
最低限の食を保証するフードスタンプ制度があってもなお、
いまやアメリカの3割の世帯は飢餓の危機にあるとの報道もありました。
反ウォールストリートデモが頻発していたのは記憶に新しい事と思います。

アメリカを二分したと言われる前回選挙、その対立は今も続きますが、
オバマ氏は前回の支持層が幻想に裏切られ離反し、反オバマデモを繰り広げていました。

実際に一年前の大多数の予想ではオバマに2期目はないだろうとの事でした。
だから新興宗教のロムニー氏が競り合えたともいえます。

今回、アメリカ国民は究極の選択を強いられたと思います。

今の日本の民主党のように口だけしか実績のないオバマ氏か、
外交も失点が多いが特に経済政策で、)
新興宗教の信者であり、はっきり低所得者層は自助努力をせよと発言したロムニー氏、
(切り捨てるとも取れる発言で騒ぎになりました、これが勝敗を決めたとも言われています)

口だけで助けられないどころか、ウオールストリートの番人の人間か、
切り捨てるといった人間か、
どちらを選んでも助かりそうにはありません。
まさしく究極の選択です。


現在、議会は共和党が過半数を握っていますので、
オバマ氏が大統領選に勝利しても、最低二年、次の中間選挙まではレームダックな状態は変わりません。
日本と違い大統領拒否権がありますが、それでも議会運営は難しく打てる政策の幅も狭まります。

最低限中間選挙まで世界経済の景気回復は見込めないかもしれません。


レームダックとはいえ、日本と違い大統領拒否権がありますが、
それでも議会運営は難しく打てる政策の幅も狭まります。

世界経済の30%以上を占めるアメリカが身動きとれなければ、
動きが取れるようになるかもしれない最低限中間選挙まで、
世界経済の景気回復は見込めないかもしれません。

日本への影響に限ってみても、
民主党は伝統的に保護主義ですし、普天間で「トラスト ミー」と屋根に上らせながら
はしごを平気で外してしまった、我が国民主党鳩山政権、

オバマは日本の政権に貸しがあります。
共和党の大統領より外交交渉はきつくなるでしょう。


日本のマスコミは日本が不利になるのは大好きなので、
そうした政治背景はざっくりとカットして、報道しない自由を発揮し、
究極の選択で仕方なく選ばれた大統領であるのに、
未だにチェンジ!とオバマ氏大統領二期目当選をはしゃいでいます。


政権初期と異なり、一期目末期のオバマ政権は親中路線から対立政策に舵を切りました。
毎年、政府発表でGDP10%成長している国の通貨の対ドルレートを実質固定制にしてしまって
異常な人民元安に導くのを容認してしまっているオバマに世界経済の景気回復に何ができるか望み薄ですが、(人件費と人工的通貨安によるダンピング輸出で世界中の労働市場を崩壊させ、市場緊縮を起こす行為を容認しました。)

中国の労賃、人件費コストも毎年10~20%の勢いで上昇していますので、
3年後にはアメリカ本土の低所得者層の人件費コストをこのままの勢いで上がれば超えます。
それを見越してアメリカ系の多国籍企業が工場をアメリカ本土に移す、少なくともメキシコやカナダ、
他の国々に移し始めているようです。
そうであるならば、ウォール街の番人のオバマ氏としても
ムリに人民元安レートを維持する必要は無くなるでしょう。

まあそういう事ばかりするから、反オバマデモが頻発したのです。
庶民の味方の振りしてウォール街から莫大な政治資金を受け、
まるで代理人のような政策をしているのですからね。
そら、低所得者層の雇用が増えるはずありませんし、
中間層の低所得層化への流れもも止まりません。
多国籍企業の労賃カットの為に、中国で生産しやすく元安を容認してるわけですから、
自分で火を付けて消火する、マッチポンプです。

彼は偽善者です。

核放棄を謳って、それによりノーベル平和賞を受賞しながら、
そのウラで平気で新型のより強力な核開発をする。
それが世界にばれても受賞辞退もしない恥知らずなのですから、
それが何よりの証左でありましょう。





2012/11/08 修正補足 

米議会の議席数について記憶違いをしていました。
オバマ大統領が議会運営に苦労したのは内部離反の為で
民主党が共和党より多く議席数を持っています。
アメリカは日本と違い、党議拘束がゆるく議員個々に投票行動が任されているので、
そう勘違いしたのだと思います。

上院 民主党55  共和党45

下院 民主党194 共和党233

下院では共和党ですが、上院は民主党でした。


謹んで訂正とお詫びいたします。


内部離反の構造は崩れてはいないのですが、
これで焦点は中間選挙までにどのような実績を残せるのかとなりますが、
過去の実績の無さや上院も強行できる議席数ではないし、下院議会運営の難しさを考えると、
非常に厳しい舵取りなのは変わりありません。

ブログ一覧 | 日記
Posted at 2012/11/07 23:48:15

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