2011年10月29日(土)
まささん主催の「おいしい☆粗食倶楽部」の
望郷ライン(リンゴ狩り)TRGの途中で立ち寄った
川場村SLホテル。
ここには、昭和51年(1976年)に北海道の現場より引退した「D51-561」蒸気機関車が動態保存されています。
当初は静態保存のD51に寝台客車3両を連結して宿泊施設として利用されていましたが、その後客車3両が老朽化により解体撤去され、機関車とレールだけが残りました。宿泊棟を別に建ててホテルとしての営業は継続されていたようです。
平成18年(2006年)に現存していた機関車を圧縮空気によって自走できるように修復改造し、150mのレール上を往復する動態保存が始まりました。
さらにその後平成21年(2009年)10月には新潟県のコレクターから緩急車1両が寄贈され、これを客車代わりに連結し、乗客を乗せての「営業運転」も開始されています。
この、動くSLに乗ろうじゃないかというのが、「望郷ライン(リンゴ狩り)TRG」のアトラクションとして組み込まれていたのです。これは、よーのすけのために企画していただいたようで、たいへん恐縮しました。他のTRG参加の皆さんはしぶしぶおつきあいをいただいたみたいで、喜んでいたのは、まささんと私だけ(?)

ほたか高原駅となっているのでここから入ろうとしたら、「SLの乗車券はホテルのフロントでお求め下さい」との貼り紙がありました。ホテルフロントは左の建物の中にありました。
客車に乗るだけなら500円、機関車の機関助手の席に座るなら1000円ということだったので、まささんと私は迷わず1000円をお支払い。他のかたがたは500円のキップを購入されていました。しかし、よく見ると、500円のキップのほうが硬券タイプでかっこいいんです。よーのすけは、ついでに500円のキップも購入してしまいました。

(左)機関助手席体験乗車切符 (右)通常の乗車切符

デゴイチの正面です。つや消しの黒っていいもんだなあと思いました。

お客を乗せて走らせる前に写真撮影タイムを設けてくれたので、みなさん思い思いにカメラを向けていらっしゃいます。
説明をして下さった係の方のお話によると、静態保存中だったこの機関車を動けるように修復改造するとき、一旦ばらばらに分解したのだそうですが、ほとんどの部品に「D51-561」の刻印があったそうで、旧国鉄の品質管理の精緻さに驚いたそうです。

機関車の運転台の写真も撮らせてもらいました。今はボイラーは炊いていないわけですが、操作系はひととおりすべて稼働するように整備されているそうです。

機関車の全景。こうしてみると、蒸気機関車って男の琴線に触れるものがありますね。

撮影タイムは終わり、いよいよ機関士さんが乗って動かしてくれることになりました。500円のキップの人たちは、後ろの緩急車のほうに移ってもらい、よーのすけとまささんだけが機関車に乗り続けていられることになったわけです。

機関助手の目線からみた前方視界。ボイラーが邪魔で前はあんまり良く見えませんね、やっぱり。
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知られざる鉄道 | 日記
Posted at
2011/11/05 21:05:20