
2018年10月26日(金)
富山市ファミリーパークの次に向かった先は、魚津市のミラージュランドという遊園地。
前夜、T谷さんやM田氏、S君らと飲みながら懇談しているうちに、よーのすけが時刻表に載っている鉄道路線はJRも民鉄もほぼすべて乗り終わってしまい、今では、全国の保存鉄道や森林鉄道などを訪ね歩き、ついには遊園地の子供汽車の類まで探し出しては乗りに行っていること、明日は富山市ファミリーパークの子供列車に乗りに行く予定であることを話したところ、あきれ果てた様子のT谷さんから、魚津にミラージュランドという遊園地があり、そこにも子供汽車みたいなのがあったはずだが、そこへは行かんのかと言われたのでした。
それは初めて知ったのですが、同席していた人からスマホで検索した画像を見せられて、これは立派な遊覧鉄道です。知ってしまった以上乗らないわけにはいきません。というか、どうしても乗りたくなってしまいました。

魚津市の海べりに大きな観覧車があるからすぐわかると言われていた通り、観覧車が目印になっていました。
その観覧車を取り囲むようにレールが敷かれているのが見えます。

ミラージュランドの入り口。入場は無料で、アトラクションにはチケットを買って乗るシステムになっていました。
入り口を入ったところで、保母さんに引率された20人ほどの保育園児が整列して歩いているのに遭遇しましたが、それ以外にはお客さんは見当たりません。
少し離れたところにいた係のお姉さん(ややご高齢の)が、不審な2人組のオヤジに気づいて、「何か御用でしょうか」と尋ねてこられました。
よーのすけが、「ミラージュトレインに乗りたいのです」と告げると、
お姉さんは困り顔で、「ミラージュトレインは、今はお乗りいただけないんです。」
よ「えぇっ!? な、なんと。」
姉「グリスアップをしてまして。」
よ「運休ですか。いつまで・・・」
姉「ハロウィーンが近づいているので、明日からの土日には普段の何倍ものお客さんが来られると予測しています。そのため、ミラージュトレインとメリーゴーラウンドは点検整備をしているところなのです。しばらくお待ちいただけますか。」
よ「しばらくって、どのくらいですか。」
姉「1時間くらいでしょうか。ちょっと担当に確認します。」
よ「あぁ、良かった。半年後とかじゃないんですね。いや、東京から来たものですから。では観覧車にでも乗って時間つぶしします。」
そういうとお姉さんは、点検整備中のおじさんと何やら相談を始め、やがて、
「わかりました。すぐに乗っていただけます。私が運転します。ですが、チケットを購入してくださいね。」

チケット売り場に行くと、ミラージュトレインは「休止中」の札がかかっていましたが、大人200円×2人分で400円のチケットを購入し、お姉さんに渡しました。

こちらも500mくらいのレールの上をゆっくり1周です。森の中を進むという感じはないのですが、晴れ渡った真っ青な青空の下で赤い塗装が映えて、これも乗ってよかったと思える鉄道でした。
整備のおじさんと先ほどのお姉さんが並んで見送ってくれるので、「自分は全国の遊園地のこういう遊覧鉄道を訪ね歩いているものです。」と自己紹介し、「今日は富山市ファミリーパークの子供列車に乗ってからこちらへ来ました。これも素晴らしい鉄道ですね、ありがとうございました。」とあいさつしてお別れしてきました。
運転交代要員として同行してくれたS君には、無理やり付き合ってもらったので、ひょっとすると彼は、M田氏が言っていた温泉のほうに行きたかったのかもしれないと思い、この近くの日帰り入浴施設がないだろうかと探して、金太郎温泉というのがあるとわかり、そこへ寄ってみました。これが結構ちゃんとした温泉だったので、S君も喜んでくれたようでした。
(おしまい)
Posted at 2018/10/28 01:52:15 | |
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知られざる鉄道 | 日記