
昨日は朝5時に起きて、本州最北端の地、下北半島の大畑へ飛行機+レンタカーによる日帰りの強行軍で行ってきました。
【昨日(10月15日)の行程記録】
羽田7:55(JAL1225)-三沢9:15
マツダレンタカー三沢空港店にてデミオ1.3Lを借り、三沢~大畑間を移動(約130Km、2時間半)
大畑14:30~尻屋崎~三沢17:00
三沢19:15(JAL1226)-羽田20:35
先日まとめた
『いつか乗りたいリスト』では、カテゴリーⅣの「JR、民鉄の廃線跡などで動態保存が行われているもの」に分類しておきましたが、昨日は
大畑線キハ85動態保存会による月に一度の運転会の日だったのです。
かつてここには大畑線というローカル線が走っていて大畑駅はその終点だったのです。
よーのすけが大畑線に乗ったのはいまから25年も前のこと。大畑駅の佇まいには往時を彷彿とさせるものがあって、懐かしいような切ないような複雑な気分になりました。

旧国鉄の大畑線は昭和60年(1985年)に下北交通に移管されたのち、平成13年(2001年)に廃止され線路も撤去されましたが、終点大畑駅だけは現在も下北交通のバスターミナルとして活用され、構内には線路も車庫も残っています。廃線当時、日本エアシステム(JAS)の機長や操縦士だった人で鉄道好きな人たちが、下北交通からホームと線路、走っていたディーゼルカーをそのまま使わせてもらう形で始めたとのこと。昨日「STAFF}という名札を首から提げていた人に尋ねると、現在はGEMBUというNPO法人がJASの鉄道愛好会の活動を引き継いでいるそうですが、法人の会長はJALの機長さんだそうです。

駅舎の正面。 鉄道ファンの姿もチラホラ。

腕木式信号機。絵になります。 青森ナンバーのデボネア。ファンの人が乗ってきたみたい。

駅前にはこんなモニュメントがありました。

スタッフの人が親切に車庫の中も案内してくれました。この車輌は最近大規模な改修を行い、塗装も旧国鉄時代のキハ22のオリジナル塗装に戻したのだとか。

(左)貨物列車の車掌車。 (右)この車輌は傷みが激しいので動態保存ではなく、内部を改装して鉄道模型のジオラマを展示しているとのこと。まだ工事中で、公開はもう少し先になるとか。

走行車両の運転台に座らせてもらいました。8月の
高千穂あまてらす鉄道の運転体験が思い出されます。

やっぱり鉄道は走ってこそですね。スタッフの人が手動の重い転轍機を操作していました。
25年前、旧国鉄の時代に乗りに来た大畑線ですが、大畑駅から車庫までのこの区間は考えてみれば、そのときは乗れなかった部分です。廃線になって初めて乗れる区間もあるということですね。

はるばる訪ねて来て良かったという思いをスタッフの人たちに伝えて駅を後にしました。
せっかくここまで来たので、尻屋崎の寒立馬に会っていこうとレンタカーを走らせました。

日程の都合で飛行機+レンタカーでの慌ただしい訪問となりましたが、やはりロードスターのほうが絵になると思うし、無理してでもマイロドで来て、紅葉まっさかりの八甲田や奥入瀬にも足を伸ばすべきだったかなと反省しております。
Posted at 2011/10/17 18:18:33 | |
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知られざる鉄道 | 日記