
この半年ほどの間に、レコード・ジャケットを集めた書籍を2冊入手しました。
一つは、『CARS on VINYL』(Jacques Petit 2006 Editions Drivers,Toulouse,France)
フランス人のジャック・プティという人が集めたクルマのLPジャケットを紹介する本です。
元はフランス語で書かれたのでしょうが、よーのすけが入手したのはそれを英語に翻訳したもの。なんと500枚ものレコード・ジャケットが、写っているクルマの生産国別に並べられています。
英語だ、フランス語だといっても、最初の2~3ページに著者がどうやってこのレコードを集めたかとか、著者についての紹介文とかが書かれているだけで、本体はひたすらジャケットの写真とアルバム・タイトル、それに写っているクルマの車種、年式が付記されているだけなので、眺めているだけで楽しめます。
紹介されているレコードは、ジャズありロックあり、シャンソンあり、カントリーあり・・・と、手あたり次第にクルマのジャケットを集めたというかんじ。でも、圧倒されるし、何よりも、ほとんどのジャケットで、車種が明らかにされていて、車種不明というのが数えるほどしかないのがありがたい。よーのすけがブログで紹介しているジャズLPのクルマの車種も確認できます。
中身はこんな感じです。↓

左は、よーのすけのジャケット・シリーズの
記念すべき第1弾で紹介したキャノンボール・アダレイ。

右は、
第2弾で紹介したジミー・スミス。左上にも、
第31弾で紹介したジョニー・ペイト。このレコードは当初、私は車種不明としていたのですが、みん友さんからジャガーXK-120ではないかとコメントがありました。この本で確認することができました。

右上も車種が分からなかったレコードです。
第12弾で紹介したソニー・スティットですが、フェラーリ・テスタロッサだと判明しました。
もう1冊は、その名もずばり『カージャケ』(三栄書房 2016.5 日本)
こちらも、古今東西のクルマ・ジャケットを500枚ほど収録しています。こちらはレコードが発売された年代別に編集されていて、アルバム・タイトルと車種名のほか、そのレコードについても若干の記述があります。
グラビア印刷ではないのと、判型が小さいので写真が不鮮明なのが玉に瑕。

クレイジーケンバンドの横山剣さんのインタビュー記事が巻頭に収載されていて、読み物としてこれは面白い。

ドナルド・バードの名盤3枚が一度に紹介されているページ。ちなみに、よーのすけのジャケット・シリーズでは、左が
第3弾、右上が
第7弾、右下が
第50弾です。

よーのすけの第1弾、キャノンボール・アダレイはこちらでも1ページ丸々の取り扱い。右ページは、よーのすけが
第40弾で紹介したメル・トーメですが、この本では車種はUNKNOWN(不明)となっています。よーのすけは苦労して、このうち8台の車種を調べたのですが、、答え合わせはできておりません。
2冊のレコジャケ本は、どちらも500枚ものレコードを紹介していて、世の中には自分が持っていないレコードがまだこんなにもたくさんあるのだと知らされます。よーのすけのLPジャケット・シリーズは、不定期とは言いながら更新も滞って、まだ70枚に達しておりません。とりあえず100枚を目標にしたいのですが、先は遠いです。
Posted at 2016/11/13 19:31:19 | |
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JAZZのLP | 日記