2018年9月8日(土)
【この日のもともとの行程表】
下呂8:46(特急ひだ4号)-美濃太田9:47
美濃太田10:05(普通)-多治見10:34
多治見11:00(快速)-恵那11:28
恵那駅で名古屋方面から来る元留学生K君と合流
恵那12:25(明知鉄道・マス酒列車)-明智13:19
明智13:54(普通)-岩村14:15(岩村酒造を見学)
岩村15:37(普通)-恵那16:04/16:31(快速)-名古屋17:38
名古屋駅で同業氏一行と別れ東京へ
ところが、前夜降った大雨の影響で高山本線の下呂―高山間が不通となってしまいました。
下呂駅まで行ってみると、ホームには1本前の特急ひだ2号が停車したままになっており、改札口にはひだ4号の運休のお知らせが掲示されていました。
やむなくタクシーで約1時間、舞台峠を越えて中央線の中津川へ。峠を越えると天気はガラッと変わり、薄日がさしていました。同業氏の機敏な判断に感謝です。
中津川から恵那までは快速電車で1駅です。もともとの行程表では11:28に恵那駅に着く予定だったのが、1時間以上も早く着いてしまいました。
同業氏の会社の若手社員で元留学生のK君(彼は中国人でありながら「乗り鉄」で18キップの使い手でもあるそうな)が恵那駅に着くまでにも相当な時間があります。
なので、恵那駅周辺の旧中山道を少し歩いてみたりして時間つぶしをしました。
それでも時間があるので、今から9年前、
2009年6月に明知鉄道に乗った時に立ち寄った五平餅のお店を探して、軽くビールで乾杯。
そうこうしているうちに、無事にK君とも合流でき、いよいよ明知鉄道の
企画列車「枡酒列車」に乗車です。
明知鉄道の恵那駅のホームで待っていると「きのこ列車」というヘッドマークを付けた3両編成の列車がやってきました。ここから明智に向けて1両目が普通車、2両目が枡酒列車、3両目がきのこ列車という編成になっているようです。
2両目の枡酒列車の内部。
座席は指定席になっており、この日は19名が乗車。
綺麗に並べられたおつまみで、約1時間、お酒が飲み放題というわけです。
明知鉄道の広報担当の伊藤さんがはっぴを着て、一升瓶からお酒を注いでくれます。
こうなると車窓風景なんか見ている暇はありません。2日連続で、こんなシアワセなことが続いて良いのでしょうか。
終点明智駅に着くと、1両目の普通車が、現在、NHKの朝ドラでやっている「半分、青い」のラッピング車両になっているとのことだったので写真を撮ってきました。
富士重工って、鉄道車両も作っていたのですね。
明智駅の外へ出てみたけれど、あまり時間がないのと、酔っぱらってしまったのとで、どこへも行くことが出来ず。
折り返しの普通列車はリニア中央新幹線のラッピング車両。
中国人の鉄っちゃんであるK君と「後面展望」しながら、しばし鉄道談義。
彼によると、鉄道は中国より日本のほうが格段に面白いと言います。山坂を縫うように鉄橋あり、トンネルありだし、海辺を走ったり、田園風景の中を走ったり。特に感動したのは雪景色の中を走った時。雪の中に2本のレールがうっすらと伸びている景色がすきだと。
わかるなあ。よーのすけは、なんということもない、こんな風景。特に架線のない空が広く感じられる風景が好きです。
帰りのハイライトは途中の岩村駅での途中下車です。
手動の転轍機は産業遺構として残されたもののようです。
岩村駅から20分くらい歩いた先にある岩村酒造を訪ねるのが主目的なのですが、この町は今まさにNHKの朝ドラ「半分、青い」の主人公の生まれ故郷という設定になっていて、撮影もここで行われたりしたとかで街のあちこちに看板がありました。
けれど、よーのすけの目に止まったのは、それとは関係なく古いオート三輪とか。そのとなりに何気なく止められていたミヤタのセミドロップハンドルの自転車とか。(現役なのかな?)
岩村酒造の玄関。
ここの見ものは、店頭から奥の酒蔵まで続くトロッコ軌道。今は使われていないが、20年くらい前までは現役で酒樽や酒瓶の運搬に使用されていたらしい。
店頭の試飲台はトロッコ車両が使われていました。
車輪もちゃんとあります。
2日間にわたり、ローカル鉄道を乗り歩く、というのは「同好の士」でなければ思い付きもしない趣向でしょう。同業氏には改めて感謝を申し上げます。
長良川鉄道のようなキッチリ作り込まれた豪華列車も良いが、明知鉄道のように車両はそのままで、料理や酒を企画列車として楽しむのも大いに「あり」です。
近い将来、彼らが東京へ出張で来た時にどんな御礼ができるか、悩ましいところです。
名古屋駅の新幹線乗り換え口でお別れした彼らの写真です。
本当にありがとう。
おしまい
Posted at 2018/09/19 18:02:47 | |
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乗り鉄 | 日記