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よーのすけ@NB1のブログ一覧

2009年07月19日 イイね!

黒部ルート見学会に参加してきました【エピローグ編・その1】

■2009年7月15日(水)
黒部ルート見学会が欅平駅で解散となったあと、黒部峡谷鉄道で宇奈月まで下りました。


このオレンジ色の電気機関車が黒部のトロッコ電車のシンボルですね。小さいけれど頼りになる存在です。


機関車2両が重連となって13両の客車を牽引しています。久しぶりに見る長大編成の列車なので、後のほうの車輌に乗り、自分が乗る列車の前のほうがカーブで見えるところを何枚も写真に撮りました(^^;ゞ

途中には、黒部ダム建設に使用されたと思われる大型ダンプカーやショベルカーが並んでました。
(展示だったのでしょうか、不明です。)

左手の赤い橋を渡っている貨物列車を目撃。


終点の宇奈月に近づく頃は激しい雨になったのですが、この鉄道は本当に絵になります。

宇奈月駅に到着。

ホームに停車中の機関車の窓が開いていたので、運転台の写真を撮っちゃいました。

宇奈月駅の駅舎。立派な駅です。
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今日はここ宇奈月のビジネスホテルに一泊することとして、ホテルにチェックインしたあと、温泉街を散歩しに出掛けたら、鉄橋を渡るトロッコ電車を狙える絶好の撮影ポイントがあることを知り、しばらく待って撮影に成功しました。
しかし、やっぱり望遠レンズを持ってこなかったことが悔やまれます。

(エピローグ編・その2につづく)
Posted at 2009/07/19 13:18:46 | コメント(4) | トラックバック(0) | 乗り鉄 | 日記
2009年07月19日 イイね!

黒部ルート見学会に参加してきました【本編・その3・関西電力黒部専用鉄道】

■2009年7月15日(水)
いよいよ黒部ルート見学会のメイン・イベントである関西電力黒部専用鉄道(上部軌道)に乗車です。


黒四発電所での昼食と休憩のあと、発電所前駅に待機していた列車に乗り込みました。
バッテリー機関車に牽引されているのは貨車1両と客車5両。後の客車3両が見学会参加者用で、前の2両には工事関係者が乗っていました。
1両に10人ずつで中は窮屈です。よーのすけは最後尾車輌に乗りました。
(どの車輌に乗車するかは自由ではなく、指定されます。)

これから通る上部軌道(6.5Km)は大正~昭和初期に計画・施工された欅平~仙人谷間のトンネルで、途中にいわゆる「高熱隧道」区間を通ります。このため、客車は完全密閉型で窓には内側から操作する手動のワイパーが装備されていました。


走り出してすぐに仙人谷にかかる鉄橋の上で停車、客車の外へ出て景色を見せてくれました。
目の前にせまる仙人谷ダム。このダムを建設するための資材搬送路がこれから通る上部軌道だったわけです。

黒四発電所前では時間が無くて前のほうの機関車を見に行くことが出来なかったので、参加者が渓谷の景色をみている間に列車の前のほうを見に行ってきました。

客車と機関車の間に貨車が1両連結されているのはこのときに気がつきました。
客車に比べ、背が高くけっこう大きなものを運べそうです。

先頭のバッテリー機関車です。

仙人谷を出発して再びトンネルに入ると、硫黄の臭いとともに車内の温度が上がり始めます。今はトンネルの脇に導水管を通してトンネルを冷やしているので、トンネル内の気温は30度ちょっとだと言うことですが、掘削当時は岩盤の温度は最高165℃を記録するほどで、ダイナマイトが自然発火する事故も起こる過酷な工事だったところです。

ガイドさんが客車のドアを開けて岩盤の様子を見せてくれましたが、硫黄がこびりついた岩肌の写真は上手く撮れませんでしたm(_ _)m

列車は真っ暗なトンネル(硫黄のために金属が腐食してしまうため、照明設備を付けられない)の中をしばらく走り続けますが、途中に阿曽原、折尾、志合という駅(駅といってもホームなどは無いのですが。)があって作業員が乗ったり降りたりしているようでした。それらはいずれも吉村昭『高熱隧道』に出てくる地名なので、感慨深いものがあります。
終点近くには、工事の殉職者の慰霊のために地蔵尊が祀られてありました。


約30分で上部軌道は終わり、終点の欅平上部駅に到着。


竪坑エレベーターの脇を通って、いったん外の景色を見せてくれるようです。


ここからは白馬岳が見えるはずなのですが、だいぶ雲が出はじめてあまりよくは見えませんでした。
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竪坑エレベーターのほうへ戻ります。
奥には予備の客車が充電中とのことでした。(車内照明用のバッテリーの、と言うことかなと思いましたが確認していません。)
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竪坑エレベーターは中にレールが引き込まれていて、貨車や客車を載せることが出来るようになっています。
奥に見えているのは先ほど乗って来た列車のバッテリー機関車です。
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エレベーター内部。30人の参加者でぎゅうぎゅうです。
高低差200mを約2分で下降します。
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竪坑下部駅に到着。
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エレベーターの脇に標高600mという表示。実は上の7番の写真もよく見るとエレベーターの脇に標高800mという表示があります。
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ここから黒部峡谷鉄道の欅平駅まで500mほどを乗るための列車が待機していました。
このトンネルの中に1箇所スイッチバックがありました。

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トンネルから出たところが欅平駅です。2年ぶりに訪れました。
ここでヘルメットを脱いで、黒部ルート見学会は解散です。

トンネルの中を次々といろいろな乗り物を乗り継いでここまでやってきましたが、いやあすごかったです。参加してよかったと思いました。

(エピローグ編につづく)
Posted at 2009/07/19 10:54:32 | コメント(2) | トラックバック(0) | 知られざる鉄道 | 日記
2009年07月18日 イイね!

黒部ルート見学会に参加してきました【本編・その2・黒四発電所】

インクライン下部駅を降りたところに黒部川第四発電所の入り口があり、いよいよ中へ入ります。
発電所は積雪や雪崩など冬季の厳しい自然環境から設備機器を守るため完全に地下深くにもぐっていて、地上に出られる部分は全くありません。


まずは楕円形のテーブルのある会議室に案内されて、発電所の概要の説明と10分程度のビデオを見ます。
テーブルの間には巨大な黒部渓谷のジオラマが置かれてあり、ビデオの説明に連動してジオラマがぱっくり割れて地下の構造を見せてくれたりするなど、かなり凝ったつくりになっていました。
それと、テーブルの上には「黒部の氷筍水(ひょうじゅんすい)」500mlのペットボトルが配られてありました。
これだけ珍しい乗り物に乗れて、発電所も見学できるこの見学会は参加料は無料なうえ、こんなイキなお土産まで貰えちゃうなんて(^^;

ブリーフィングが終わると、発電所の施設を見学させてもらえます。
まずは発電機室。幅22m、奥行き117m、高さ33mの巨大な空間です。

脇の階段を使って下のフロアまで降りていくのですが、人間を写しこむとこの部屋の大きさがよくわかります。

発電機の中に組み込まれている水車の実物です。

無人の制御室。発電所が開所した当初は昼夜2交代制で技術者がこの部屋に詰めていたそうですが、現在は発電所全体が完全無人化されており、見学会のときに人が入るだけだとか。

さらに階段で2フロア下へ降り、発電機のタービンが回っているところを見せてくれると言います。

地表からどのくらい深いところにいるのかさっぱりわかりません。

ドアを開けて、中のタービンが回っているところを実際に見せてくれました。
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ドアを開けるとすごい音でした。水流の音だと思います。
タービンは毎分360回転しているそうです。
水車はこの下に、ダイナモはこの上に位置しています。

このあと、最初のブリーフィングを行った部屋へ戻り、各自持参したお弁当を食べて休憩しました。
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会議室には、黒四建設当時に使われていた機械式の計算機や

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ダイヤル式の携帯電話が展示されていて感慨深いものがありました。

このあと、いよいよバッテリートロッコによる上部軌道の旅となります。
(つづく)

Posted at 2009/07/18 20:52:50 | コメント(2) | トラックバック(0) | 知られざる鉄道 | 日記
2009年07月18日 イイね!

黒部ルート見学会に参加してきました【本編・その1・黒部トンネル~インクライン】

いよいよ本編に入ります。
黒部ルート見学会についてはこちらをご覧ください。

■2009年7月15日(水)
関電トロリーバスの黒部ダム駅駅長室前に見学会の参加者がだんだん集まってきました。

案内してくれる関西電力職員さん(黄色いヘルメットを手にしてらっしゃいます)が集まった参加者の点呼を始めました。参加者は30名。一人もキャンセルはいないようです。

え、こんなところに入り口があったの?という扉からいよいよスタートです。

トロリーバスのトンネルを横切り・・・

用意されていたバス(普通のバスでした)に乗り込みます。

参加者は白いヘルメットを着用しています。

このバスで黒部トンネル(10.2Km)を約40分走ります。

タル沢横坑の分岐点でいったん下車し、素掘りの横坑を100メートルほど歩いていくと・・・

横坑出口の外に・・・

剱岳を見渡す絶景が広がっていました。
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しまった!望遠レンズを持って来るべきでした。標準系ズームレンズで目一杯引き寄せてもこれが限界です。それでも、剱岳を裏から眺めるこの眺望はベテラン登山者だけに許されるアングル。これを眺めることが出来ただけでも、ここへ来た甲斐があるというものです。
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バスに戻って少し行くと作廊谷のインクライン上部駅に到着。
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インクラインとは貨物用のケーブルカーのことで、ここのインクラインの最大積載能力は25トン。
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客車用のこの構造物を必要に応じて取り外したり、重量物を積載したりするために、上部駅、下部駅それぞれにクレーンが設置されています。、
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インクラインの操作室とケーブルの巻き上げ機。
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インクラインの中では、中島みゆきさんが黒部ルートの工事専用トロッコのトンネルの中で「地上の星」を歌った2002年のNHK紅白歌合戦のビデオが上映されたりして飽きさせません。
インクラインは高低差456m、傾斜角34度の斜面を20分かけて降りていきます。
中間地点で下から上がってきたもう一台の搬機とすれ違います。
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インクライン下部駅に着いたところで、今下ってきた斜面のレールを見上げたところ。
トンネルの中の写真は難しくて、ストロボをたいた方がよい場合とそうでない場合とがあり、とにかくバチバチ撮りました。
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昭和34年(1959年)にすごいものを造ったものですね。

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インクライン下部駅を出て振り返ったところ。
画面の手前にバッテリートロッコの軌道が延びており、左手には地下の黒部川第4発電所の入り口があります。

(つづく)
Posted at 2009/07/18 15:53:05 | コメント(2) | トラックバック(0) | 知られざる鉄道 | 日記
2009年07月18日 イイね!

黒部ルート見学会に参加してきました【プロローグ編・その2】

■2009年7月15日(水)
いよいよ黒部ルート見学会当日です!

参加者の集合場所は、関電トロリーバスの黒部ダム駅駅長室前。集合時間は午前10時45分なので、ゆっくり出かければいいのですが、見学会のスタート前に黒部ダムを余裕を持って見学したいため、少し早めに宿(七倉荘)を出発しました。
(クルマは宿の駐車場に明日の昼過ぎまで預かってもらうようにお願いしました。)


宿から5分歩いて、信濃大町駅前のバス乗り場から8時発の扇沢駅行きバスに乗ります。


バスの最前部シートからの眺めです。黒部ダムまで15Kmとありますが、ダムまではクルマでは行けないので、この表示はどういう意味なんでしょう?
ちなみに、この路線バスはトロリーバスの扇町駅まで所要40分、料金は片道1330円です。


大町温泉郷を抜けて山道に差し掛かると前方に立山の山塊が見えてきて、これからあそこへ行くんだなと期待が膨らみます。

路線バスの終点・扇沢駅。去年のゴールデンウィークに立山でスキーをしたときは、アルペンルートで室堂からここ扇沢まで来て引き返したことが懐かしく思い出されます。

9時発のトロリーバスに乗ります。扇沢~黒部ダム間の片道運賃は1500円。

トロリーバスは関電トンネル内を15分ほど走って、黒部ダム駅に到着しました。
関電トンネル内には黒四建設当時の最大の難所「大破砕帯」を示すサインがあり、車内放送で案内もあるのですが、バスで通り抜けるとほんの一瞬です。


見学会の集合時間まで1時間半のゆとりが出来ました。220段の階段を登って、ダム展望台へ上がってみました。

ここからは黒部ダムの全景が一望できます。超広角ズームを持ってきてよかったと思いました。
このあとの見学会がほとんど地下トンネル内なのと、荷物は少なめにという参加者用のしおりの注意書きに配慮して、標準系ズーム(17-85mm)1本でいいかなとも思ったのですが、あえて広角ズーム(10-22mm)をリュックに入れて来ました。

ダム展望台から細い階段を下りて、堰堤の脇まで下りてくると新展望台と呼ばれる場所があります。
ここからは迫力の放水が間近に眺められます。虹がきれいでした。

6月末から10月半ばまでは毎日昼間、観光放水(毎秒10t以上)が行われているのです。前回来たのはゴールデンウィークだったので、放水は行われていませんでした。

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堰堤の上から、黒部湖を臨みます。いやあ、空が青い。
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この堰堤を向こう側まで歩いていくと、アルペンルートの黒部ケーブルカーの乗り場になります。堰堤上は観光客でにぎわってますね。

こんないい天気で、黒部ダムをゆっくり見学できてラッキーでした(^^)

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さて、いよいよ黒部ルート見学会の集合時間が近づいてきました。

(つづく)
Posted at 2009/07/18 11:25:21 | コメント(3) | トラックバック(0) | 徒然 | 日記

プロフィール

「VN型レヴォーグ納車されました http://cvw.jp/b/138682/48729296/
何シテル?   10/25 13:43
平成11年式ロードスター(NB1)に乗ってます。クルマは好きだけどフリークじゃない。性能には全然関係ない見た目だけのモディファイに夢中の、不良になりかけた中年(...
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