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よーのすけ@NB1のブログ一覧

2014年06月28日 イイね!

LPジャケットに描かれたクルマ(その59)

LPジャケットに描かれたクルマ(その59)第59弾
『ジョージ・ウォーリントン/ジャズ・フォー・ザ・キャリッジ・トレード』(1956年1月録音)

クルマが描かれたジャズのLPを紹介してきたこのシリーズですが、ここへきてまた少し苦しくなってきました。これは、ずっと以前、ジャズ・ファンの古い友人と話をしたときに、こんなのもあるよとアドバイスを受けたLPですが、これまでも苦し紛れにクルマではなくバイクなんかを出したことはありましたが、いちおうエンジンの付いたものを取り上げてきたつもりです。
ここで馬車を出してしまうと、シリーズのコンセプトが変わってしまうような気がしてずっと躊躇ってきたのですが・・・。


モダン・ジャズの世界では「黒人にあらずんばジャズにあらず」ということが、云わば「暗黙の了解」というか、「問答無用!」に常識とされるヘンなところがあります。モダン・ジャズの歴史に聳え立つ偉人たちをみても、チャーリー・パーカー(as)しかり、マイルス・デイヴィス(tp)しかり、ジョン・コルトレーン(ts)しかり・・・。

このレコードのリーダー、ジョージ・ウォーリントン(1924~1993)は、そんな黒人の圧倒的優位の中で白人ながら若いころから気を吐いてきたピアニストです。この録音の少し前には超の付く幻盤として好事家の間で有名な『アット・カフェ・ボヘミア』というライヴ・アルバムがあって、ハード・バップの屈指の名盤とされているのですが、リーダーのジョージ・ウォーリントン以外は全員が黒人でありながら、全員がリーダーのウォーリントンを深く敬愛していたというエピソードもあるくらいですから、音楽的なテクニックとか感性だけではない、人間的な魅力を兼ね備えた人だったのかもしれません。

このレコードは、当時彼が率いていたレギュラーバンドによるスタジオ録音ですが、黒人ばかりだった前のバンドからマイルスにベーシスト(ポール・チェンバース)が引き抜かれたり、ジャッキー・マクリーン(as)が独立したりしたために、後釜に白人のミュージシャンが入って白黒混成となっています。あまり白人とか黒人とかを考えなくても良い方向に近づいたともいえるかもしれませんが。

ただ、よーのすけの耳には、このレコードは、そうして新たに加わった白人アルトサックス・プレイヤーのフィル・ウッズの元気溌剌ぶりが大きくクローズアップされていて、ジョージ・ウォーリントンのピアノはタッチが弱いのか、どこか遠くのほうから聞こえてくるようにしか思えません。

タイトルは、キャリッジ(馬車)ということで、ジャケットにも馬車があしらわれていますが、キャリッジ・トレードという熟語になると「金持ち相手の商売(顧客が自家用馬車で店に乗りつけたことから)」という意味になってくるので、「上品な富裕層向けのジャズ」とでも言うんでしょうか。たしかに、クラシック音楽に比べれば、ジャズはもともとアンダーグラウンドで粗野なものというイメージですから、その辺のアンチテーゼという意味が込められたタイトルなのかも。

それはそうと、ジャケット写真の一部を拡大すると、車軸のところに板ばねが使われているのが見えます。馬車のころから乗り心地の改善のためにサスペンションの工夫が積み重ねられて、現代のクルマに受け継がれていることがわかって、実に興味深いです。


リジッドアクスル(左右固定式懸架装置)
日本自動車工業会のHPから拝借しました。
Posted at 2014/06/28 20:15:26 | コメント(3) | トラックバック(0) | JAZZのLP | 日記
2014年06月22日 イイね!

浅間ヒルクライム見学会~雲上の野天風呂へ(後編)

2014年6月15日(日)
一夜あけ、この日も良い天気。

  
朝6時前に目が覚めてしまい、宿の外を少し散歩してみました。標高2000mの山の上は外気がひんやりして寒いくらいです。
朝のうちは入浴時間外なので誰もいないため、雲上の野天風呂の写真を撮らせてもらいました。




絶景です。昨夜入ったときは少しぬるいのが気になりましたけど。


野生の鹿がいました。(カモシカ?)



宿の朝食をすませ、8時半ごろスタート。


しばらく砂利道をソロソロと進んでいきますが、これまた絶景の連続です。


ミニTRGの先は、一面のキャベツ畑のなかの「愛妻の丘」。ここは群馬県嬬恋村でしょうか。
要は長野県と群馬県の県境を行ったり来たりしたかんじです。


ここって日本なの?という景色の中を進んでいきます。


11時前、できさんの蕎麦打ちのお師匠さんのお店に到着。


まだ開店前だというのに、もりそばを出していただきました。


その後はできさんのお宅のガレージにお邪魔しました。
よーのすけにとっては、ここへ立ち寄ることが今回のTRGの最大の目的でもあったのです。バランスが崩れて履くのを諦めた例のワイヤーホイールをできさんに預かってもらうためでした。


ここでロッシーさんと別れ、残る3台で岡谷JCT方面へTRGを続けます。途中、海野宿というのでしょうか、むかしの街道の宿場町みたいなところを通ったり、できさんもサービス精神旺盛にいろいろ案内してくれます。


美ヶ原の白樺林の中で撮影タイムとか。


美ヶ原高原美術館の駐車場で小休止。




13時近くになって美ヶ原をスタート、和田峠を抜けて岡谷JCTへ向かう予定が、ちょっと走り足りないということになって、諏訪ICまで案内してもらいました。

2日間の走行距離は、約1400Km。ワインディングあり、ダートありで、十分おなかいっぱいになりました。

できさん、参加されたみなさん、ありがとうございました。
これ、みどり組の恒例行事にならないかな。

(おしまい)





Posted at 2014/06/22 18:17:55 | コメント(2) | トラックバック(0) | ロードスター | 日記
2014年06月22日 イイね!

浅間ヒルクライム見学会~雲上の野天風呂へ(前編)

浅間ヒルクライム見学会~雲上の野天風呂へ(前編)この記事は、緑組懇親会 浅間ヒルクライム見学会実施しましたについて書いています。


みん友のできさんの企画で、みどり組の懇親会が行われました。去年からやろうやろうという話になっていたのですが、先週の土日にようやく開催の運びとなりました。

この1週間は仕事がきつくて、みんカラにもなかなかアクセスできなかったのですが、記憶が鮮明なうちに報告させていただきます。


2014年6月14日(土)

朝9時に軽井沢のファミマで待ち合わせということになっていました。よーのすけは前夜10時頃に大阪をスタートし、明け方にさいたまの自宅へ寄って、ある荷物をトランクに積んでから軽井沢へ向かったので、約11時間のロングドライブでしたが、遅刻せずに集合場所に着いて一安心。それにしても良い天気です。しかし、眠い!!

       
できさん、ロッシーさん、tetsu575さんと参加者がそろい、いよいよスタートです。


みどり色だけの編隊走行も乙なものです。



途中、モトテカ・コーヒーに寄って小休止。できさんの提案では、来年から軽井沢MTGの朝のみどり組の集合場所はここにするとのこと。駐車場がちょっと狭いのではないかと心配ですが。

NA3台、NB1台でこうして並べてみると、一口に緑色といってもNAのネオ・グリーンとNBのグレース・グリーンとでは微妙に色合いが違いますね、やっぱり。


少し時間があるので、鬼押し出し方面へミニTRG。




浅間の火山資料館。軽井沢MTGの発祥の地だそうですが、よーのすけはもちろん知りませんでした。クルマを並べてはみんなで写真を撮り合うのは、傍からどう見えているのでしょう。心配するほどここには人はいませんでしたけど。


ヒルクライムの会場である小諸のアサマ2000へ向かいます。




チェリーパークライン下の路肩の空き地にクルマを停め、見物に良さそうなポジションへ歩いて移動することにします。


浅間ヒルクライムの参加車輌を見たり、ヒルクライムのデモンストレーションを見たりしているうちに、あっという間に時間が過ぎてしまいます。

ヒルクライム見学中に撮影した写真はこちらをご覧ください。

 浅間ヒルクライム2014(その1)
 浅間ヒルクライム2014(その2)
 浅間ヒルクライム2014(その3)





ヒルクライムの参加車輌によるデモンストレーションが行われている間、交通規制で公道は閉鎖されているのですが、デモが終わると開放されます。開放後のチェリーパークラインをみどり組4台でグイグイ登っていきました。


登った先にはアサマ2000というスキー場の駐車場があって、そこがメイン会場のようでしたが、クルマを停めた場所からメイン会場までは少し距離があるようなので、途中の道路脇にできさんが用意してくれたキャンプ用のテーブルを広げて、ちょっとしたピクニック気分で、2度目のデモ走行を見物しました。

夕方4時近くまで、ヒルクライムを見物したあと、高峰温泉のランプの宿へ。
温泉と、食事、お酒を呑みながらのクルマ談義で、楽しい夜を過ごしました。
宴会の写真は自粛で(笑)

(つづく)









Posted at 2014/06/22 17:05:19 | コメント(2) | トラックバック(0) | ロードスター | 日記
2014年06月08日 イイね!

須磨浦ロープウェイ

須磨浦ロープウェイアナログ人間なよーのすけは、いちおうスマホも持っているのですが、普段のスケジュール管理はもっぱら紙の手帖に頼っています。
          

よーのすけが使っているのは巻末に全国の鉄道地図が付いているタイプのもので、もう20年以上も毎年買い替えながら愛用しています。鉄道地図と言うのは不思議なもので、実際に鉄道に乗らなくても、眺めているだけでいろいろ空想して楽しむことが出来ます。よーのすけはすでに国内の鉄道路線は完乗してしまっているので、地図を眺めるとその路線に乗ったときのことをいろいろ思い出すわけです。

ところが、この手帖の鉄道地図にはすこし問題があって、鉄道ではないものまでが鉄道のような顔をして載っているのです。それは何かというと、ロープウェイなんです。ロープウェイがなぜ鉄道ではないかという点についてはリンク先の記事をご参照ください。

先日、この鉄道地図を眺めているうちに、大阪周辺の拡大図に乗った覚えのない路線が書き込まれているのに気がついてしまいました。山陽電車の須磨浦公園駅から鉢伏山上までのその路線は、以前、関西にはケーブルカーがいっぱいあることがうれしくて、雨の六甲山で、六甲ケーブルや摩耶ケーブルに乗りに行ったときにも意識はしていたのですが、ロープウェイは鉄道ではないからという、それだけの理由で、敢えてはずしていたのでした。ですが、路線図に乗ったことのない路線があるのはどうにも気分が悪いので、本日、乗りに行ってきました。


大阪のアパートから片道約40Km。1時間ちょっとのドライブで須磨浦公園の駐車場に到着。いい天気で気分もサイコーです。


これがロープウェイの乗り場です。この乗り場は山陽電車の須磨浦公園駅と直結しています。


ロープウィは15分おきに発着しているということで、さっそくきっぷ(往復700円)を買って改札口へ。
30人乗りのゴンドラは、ちょっと小ぶりで、15人くらいのお客が乗っていて、やや混んだ状態でした。




山上駅の展望台からの眺め。右手には淡路島と明石海峡大橋が見えています。


左手は神戸の町。これはなかなかの絶景です。

   
よーのすけの目的はロープウェイだけだったのですが、展望台の下が「カーレーター」とかいう乗り物の乗り場になっていて、窓ガラス越しにチラッと見えたそれが、2本のレールの上を走っているように見えたので、気になってきっぷ(片道200円)を買って乗ってみました。

ベルトコンベアの上に二人乗りのイスが乗っかっているという単純な構造の乗り物で、2本のレールのように見えたのは、終端ループのカーブ部分のホイールコンベアに安全のためにかぶせてある覆いの隙間でした。


下りのロープウェイには早めに乗りに行ったので、前端部窓枠のベストポジションを確保できました。
窓ガラスが開けてあったので、すれ違うゴンドラをいいアングルで撮影できました。
(トップ画像は登りのゴンドラで撮ったものですが、混んでいていいポジションが取れなかった為、ドアのガラス越しにノーファインダーで撮ったものです。ガラスが歪んでいて、ゴンドラの右側のロープがグニャグニャのように見えますが、山の斜面と青空のバランスが奇跡的によかったので、こちらをトップ画像にしました。)


2台のゴンドラは赤いほうには「やまひこ」、白いほうには「うみひこ」という愛称がついていました。

こうして乗ってみると、ロープウェイもまんざらではないな。
というか、やっぱりよーのすけは乗り物がすきです。







Posted at 2014/06/08 19:11:04 | コメント(1) | トラックバック(0) | ロープウェイ | 日記
2014年06月01日 イイね!

リトル・レッド・レーシングカー

リトル・レッド・レーシングカー知らない出版社からメール便が届きました。中を開けると、1冊の絵本が出てきました。

ああそうだ、と思い出しました。
大阪へ引っ越した前後に、横浜・元町でクラッシックカーのイベントかなんかをやっているのに偶然遭遇して、その人ごみの中で、この絵本がまもなく出版されるので先行予約すれば、消費税分と送料はサービスだというので、サインをしたことを思い出しました。

たしか、イギリスで創刊された新しいクルマ雑誌の日本語版が出たとかで、その日本語版の創刊号の特集がマセラッティだといって、元町通りに歴代のマセラッティの名車が並んでいました。


絵も可愛い。

絵本の内容はこちらをご参照あれ。 → ☆こちら


これが、その横浜元町でのマセラッティA6GCSスカリエッティ。5月4日だったかな。
絵本で取り上げられているのは300Sなので、これとは違うはずなんですが、そのときはこれが絵本のクルマだと説明されたような気が・・・

どうも、近頃は物忘れがひどくて、すっかり呆けちまったかな。
Posted at 2014/06/01 17:15:20 | コメント(1) | トラックバック(0) | 徒然 | 日記

プロフィール

「再び・馬上から富士を眺める http://cvw.jp/b/138682/48809696/
何シテル?   12/21 14:49
平成11年式ロードスター(NB1)に乗ってます。クルマは好きだけどフリークじゃない。性能には全然関係ない見た目だけのモディファイに夢中の、不良になりかけた中年(...
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