昨日の新聞によると

　昨日の新聞を読んで、一番ビックリした記事を紹介します。

仏プジョー8000人削減へ　欧州危機　赤字転落が確実
（7月13日　河北新報朝刊より）

　う～む、やっぱり最近のプジョーって、ヨーロッパでもあまり売れていなかったのね。主な原因に
は、ギリシアに端を発した欧州債務危機にあるようですが、とは言っても、ドイツのAudiやVWなん
かは（いつまで続くかビミョーですが）絶好調な訳ですから、クルマの商品力の立ち位置が、イマ
イチ弱いんでしょうかね（性能中途半端、故障やや多い、デザインはアルファには敵わない等）。
また、フランスはラテン系の国ですから、ドイツ車メーカー以上に現在経済的な危機に陥っている
南欧諸国へのクルマの供給が多かったのも、失点材料の一つだったかもしれませんね。
　 プジョーは「猫足」である点を除けば、性能的に特に優れたメーカーではありませんから（感覚
性能や雰囲気で買わせちゃう感じ）、思えば、プジョー第６世代がもたらした第２期プジョーブーム
（第１期は、プジョー205の時とあおたくが勝手に命名）の際、潤った企業財政でもう少し気合を
入れた車両開発（故障対策を含む）をすれば、ドイツ勢とこんなに差が拡がらなかったのかもしれ
ませんが、今となってはアフターフェスティバル（「後の祭り」(笑)）です。
　しかしながら、世界初の量産車メーカーとして長年蓄積された潜在的なポテンシャルは高いと
思いますので、プジョーには正念場ですが、頑張って欲しいですね。