
始めた本人もすっかり忘れていたのですが(^-^;、実は、
当ブログ「イタフラ車泥沼ライフ」は、先月で開設4年が
経過しておりました。なんて、うっかり八兵衛なあおたく。
当時は、本妻の206SWS16を買い替えるにあたり、後継
車を何にするかということで、ブログを始めました。
その時に迎えた二号さん(MiTo QV)、今までのアルファ
にありがちな走行不能に陥るようなトラブルも無く、とても
良いクルマですが、今年の11月に2回目の車検を迎えます。
このまま行くと、愛し過ぎるあまりに本妻さんと同じ「泥沼
にはまる」危険性が出てきたため、今回は「良き思い出」で終えられるよう、消費税が10%に上がる
前に、乗り換えも視野に入れてみることにしました。しかしながら、MiToが魅力的なことも事実で、
MiToの一体どこが良いのか、まとめてみることにしました。総括という意味ではなく、単なる褒めち
ぎりです。
1 デザイン
「 変な顔」と言う方も多いですけど、個人的に現行Bセグメントハッチバックの中では、未だに1、
2位を争うオサレさんだと思っています(2位はDS3、以下デミオ、ルーテシアかな?)。何だか50~
60年代のザガートに通じるデザインテイストによって、最初からクラシカルであることで、MiToの
美しさの永遠性が約束されているという印象です。結局クルマって、格好良くてナンボだと思って
いるので、愛車を眺めるたびにニヤニヤ出来れば、周りの人からキモイと思われても、勝ちだと
思います(^-^;。インテリアも、今となっては若干素材的にチープですが、マツダデミオが真似したく
なる位、曲線基調のデザインが格好良いので、そんなことさえも許せてしまいます(笑)。
2 シート
ぶっちゃけ、タンレザーに惚れたのも購入の動機でしたが、いかんせんホールド性は乏しいで
す。ワインディングロードを、頑張って走ると膝や肘を総動員して、身体をホールドさせなければ
なりません。しかしながら、背もたれに背中を押し当てて、深々と座った時の座り心地は、さすが
ポルトローナ・フラウ!という印象です。結局MiToって、ホットハッチというよりはグランツーリズ
モの位置づけなんだ、と思います。普段はジェントルに、時には激しくという二面性がMiToの代え
難い魅力かもしれません。なお、あおたくにはアバルト595のサベルトシートで、長距離運転する
のは、正直無理!だと思いました。

欠点でもあり、長所でもあるこのシート。まさにザ・イタリア!という感じ。
3 エンジン
V6やツインスパークと比べれば官能的とは言えませんが、それでも4千回転あたりから、現代
のクルマの中では、比較的良い音がします。個人的にエンジンはトルク至上主義なため、アルファ
のエンジンは、低速域の線が細いのですが、マルチエアになって多少は改善されたかな、と思い
ます。まあ、本当に運転の上手な方は、1.4ターボのドッカン気味なターボの方が面白いんでしょう
けどね。最後に、セコイ話ですが、排気量が1400CCで税金が安い(34,500円)し、170馬力もある
のに、燃費だって街中だけを走行しなければ、確実にリッター10㎞以上走ってくれるのも、魅力
的です。エンジンではないですけど、ミッションが6速なことも、燃費に貢献していると思います。

実はDOHCじゃないマルチエアエンジン。そんな訳で、高回転はちょっとだけ苦手。
4 ハンドリングと足回り
実は、MiToを運転するにあたって、このへんが気持ち残念なポイントです。国内外問わずBセ
グメント車の中で、いちおう水準に達しているとは思いますが、あおたくが最初に所有した輸入車
が不幸なことにもプジョー車であったため、正確無比なプジョーと比較するとフィールがやや曖昧
です。パワステが206SWの場合、旧式の油圧であるのに対して、MiToは電動式という違いもあり
ますが、ダイレクト感に乏しいんです。サスセッティングについても、プジョーはサスペンションが
シンプルでありながら、路面との追従性に優れているので、安心してコーナーを攻めていけます
が、MiTo QVは電制サスの味付けが、人工調味料で調理した感じで、乗り始めた頃はあまり好き
ではありませんでした(最近はすっかり慣れたけど...)。具体的にはn.モードではサスがフワフワ
だし、d.モードではブースト圧が変わって、運転操作のタイミングが合わなくなってしまい、ストレス
を覚えます。乗り味にはそれぞれの好みがありますので、一概には言えませんが、たいして複雑
な構造でないにも関わらず(^-^;、最大限に性能を引き出すプジョー車に好感が持てます。恐らく
自分がフランス車の思想や、乗り味に洗脳されてしまったんですね。
5 総評
トヨタの車を良くも悪くも80点主義といいますが、実はそういうクルマって、裏を返せば万能選手
であることを意味します。トヨタ車とは真逆な存在に思われがちな、アルファロメオ MiToですが、
Bセグメント ホットハッチのジャンルの中で見ていくと、欠点の少ない、きわめて80点主義な一台
であることに、改めて気付かされました。とは言っても、オーラすら漂うデザインを含め、所有感は
ハンパ無いので、とても満足度の高い一台です。これから、MiToに乗ってみたいオーナー予備軍
の皆様、一度体験してみては、いかがでしょうか?。グランデプントという先行開発車をベースに、
製造されたクルマなので、故障は本当に少ないですよ。
私としても、このまま泥沼にハマっても良いし。自分の人生、いつ終わるか分からないので、他
のクルマを味わってみるのも、アリかと思っているので、今年秋の車検まで、真剣に悩んでみよう
と思います。
追記
普通、アルファロメオ車って、直感で購入する人が圧倒的多数だと思いますが(^-^;、あおたくは
かなり理詰でチョイスしました。そうです。ジュリエッタともども、アルファもそういう選択に十分に
耐えられるクルマになったんです。

でも結局、クルマも見ためが大事(^-^;。