
鮮度落ちですが、フェアから2週間遅れで、新型プジョー
208に試乗してきました。実は147の車検上がりの引き取り日が、フェア初日の8月29日だったのですが(というか、147に不具合も無かったので、サービスフロントに一日早く引き取り日にするよう交渉しました)、試乗予約をしなかったため、かなう事が出来ませんでした。今回もアポ無しですが、雨の中なら、来客者も少ないだろうという読みもあり、すぐに乗せていただけました。プジョー仙台さん いつもありがとうございます。今回試乗させていただいたグレードは、上位モデルの
GT Lineでした。

新型208デビューしました。
きっとシャシーが素晴らしいのかも?
8月に訪問した際、(株)イデアルのスタッフの皆さんが異口同音に、
「これはいい!」
と、絶賛していたので、期待値MAXの試乗でしたが、結論から言うと、まったくその通りでした。同乗していただいたプジョー仙台のS様は、ラテン車好きが高じて(株)イデアルさんに入社された「猛者」なんですけど(^-^;、そんな方より、
「まるでCセグメント車のような乗り味」
と予告されていたので、実際走らせてみると同門のDS3 CROSSBACKより採用されたCMP(コモン・モジュラー・プラットフォーム)が、超絶素晴らしいのか、乗り味がBセグメント車とは思えないほど上質でした。プジョーは元来「猫足」と称される位、サスペンションチューニングにこだわりを持っている自動車メーカーですが、あおたく自身も206SWS16によって、「プジョーの足さばきの虜」になってしまいました。今回の208はこれまでのキビキビ感を引き継ぎながら、しっとり感も身に着けてきました。雨の中のドライブにも関わらず安定感もあり、雨の高速道路でも安心してドライブ出来そうです。ひょっとしたら、上位車種の308さえも脅かしそうです。同時期に発売された日本のBセグメントカーがどれ位進化したのかは不明ですが、この領域には到達出来ていないかも?と感じました(今度、自動車評論家絶賛のホンダ フィットに乗ってみます)。新型208GT Lineにはあおたくの愛車である208GTiと同じ、205/45R17インチのシューズを履いていますが、208GTiではバタつくような路面状況でも、サスがよく動いていなしてくれます(もっとも208GTiの足は、スポーツ走行用にハードなセッティングにしめ上げられている訳ですが...)。帰り道の208GTiのヤンチャなドタバタぶりには、思わず笑うしかなかったです。新型208はきっとシャシー性能が素晴らしいのでしょうけど、足回りのセッティングと相まって生み出された乗り味だと思います。

往年の205を思わせるリアピラーとGT Lineのバッジ
エンジンも1.2リッターピュアテック ガソリンターボが、旧208よりも10PS抑えられたにもかかわらず、ノーマルモードでもパンチがあって、交通の流れをリード出来ます。8速になったアイシン製のATが、絶妙なギア比に設定されているせいだと思います。が、8速は高速道路以外で使用する事はないでしょう。スポーツモードにすると、もはやこれでじゅうぶんではと思う位のパワーがあります(例によって、効果音によってエンジン音が変わります。あれは止めてもいいかなぁ(^-^;)。エコモードにするともっさり感満載で、こちらは8速ギア以上に使用する機会は無いと思いました。パドルシフトは日本車のATとは異なり、あまり空走感が無い事もあり、あおたくにしては珍しく積極的に使いたくなりました(両手が暇なもんで...)。

エンジン内部 巨大なバッテリーが高そう...
インテリアは(ごめん画像無しです)GT Lineというグレードもあって、黄緑色のステッチや素材使いが上手く、上品です。ただし、進化した3D i-Cockpitから物理的なメーターが装置が無くなってしまい、何らかの拍子にメーターが表示されなくなってしまったら、プジョー・アシスタンスに電話する他ないだろうと思い、空寒くなりました。そして、最近のプジョー車で唯一許せないのはパーキングブレーキ一体のATレバーです。一度の試乗だけではMTおじさんのあおたくにとっては非常に操作しずらいです。これには慣れが必要かも。もちろんサイドブレーキ・ターンは出来ません(笑)。それと、後席の居住性はリアルーフが下がり気味なこともあって、先代よりもあまり良くはありません。これはプジョーのデザインが508以降車高を下げる方向へシフトしたためで、車内が広い車を欲しい人は新型2008をはじめとするSUVを購入してくださいというメッセージでしょう。
エクステリアはインテリアの項でも述べたとおり、ワンモーションフォルムを廃して、車高を低く抑えた結果、車幅が僅か5mmしか拡大しなかったにも関わらず、ワイドになった印象を受けます。今後のBセグメントのデザインリーダーはプジョーが引き受けると宣誓しているようにも思えます。きっと各国の自動車メーカーも、車高を下げるデザインで新車を出してくるかもしれません。個人的には素直に格好良いと思いますけど、同門の206とDS3、FCAのMiToと500を超えたかと聞かれたら、答えはNon!です。

ライオンというよりもサメっぽい(^-^;

ボンネットの上に車名が入るのはあまり好きではないです

意外とトヨタっぽいリアデザイン
最後に新型プジョー208ですが、GT Lineに試乗した事もあって、総じて上質な印象を受けました。もはや206世代のようなチープ感はありません(新型208でも、受注生産のスタイルなんかは安っぽいんでしょうけど...)。値段も80諭吉位違いますが、こんなクオリティで販売されたら、同じクラスの日本車がきっと安っぽく感じると思えました。特に足回りの性能差はもの凄い事になってしまったのではないかと感じました。そして、あおたく自身プジョー車以外のコンパクトカーに乗るのは今後無いかもと思いながら、こんな物も眺めてきました。

ホットできっと楽しいでしょうけど、新型208よりも100諭吉高いんですよね。
無いなぁ~(^-^;。でも、こちらはMT設定有りだし...。あっ、208GTiに永~く乗れば良いだけか!。
Posted at 2020/09/13 18:19:35 | |
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