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2012年07月07日 イイね!

新幹線は仙山線から始まった

新幹線は仙山線から始まった 何だか訳のわからないタイトルで恐縮ですが、本日は
仙台市にある東北福祉大学ステーションキャンパス
(仙台市青葉区国見1-19-1)において開催された、
講演会に参加させていただきました。まず、日本には
2種類の電気で電車や電気機関車を動かしているので
すが、一つは直流、もう一つが交流です。日本の国有鉄
道(鉄道省・国鉄)では、当初直流電源でもって電車が
走り、東京をはじめとする都市部では現在に至っており
ますが、電気を鉄道車両に送る設備投資にかかる費用
が高く、問題となっておりました。また、蒸気機関車の
燃料である石炭も、日本では採掘し過ぎて枯渇する恐れも出てきました。そんな1950年頃、
商用の周波数の交流電源で動く、電気機関車がフランスで世界で初めて開発されました。この
交流の電気は、社会一般で使用されるものと同じであり、設備投資額が少なくて済みます。そん
な訳で、当時の国鉄では交流の電気で動く電気機関車の開発を始める事にしました。その交流
電気機関車の「生みの親」である松野 匡雄様をお招きして、その実験を仙台と山形を結ぶ仙山
線において行われた話をしていただきました。


  大学入口に立てられた看板です

 
 交流の電気で動く鉄道車両は、当時としては未知の世界であり、しかもフランスよりサンプルを
取り寄せる事が出来ず、その開発には大変なご苦労をされたそうです。しかし、その実験をする
うちに、時速200キロ前後の高速走行中の鉄道車両が、電線から電気を取り入れるのは、交流
の電気で無いと不可能である事もわかり、それが後の新幹線の技術につながっていくこととなっ
たそうです。そんな訳で、今から60年近く前に仙山線で行われた実験が無かったら、今の新幹線
は登場しなかった。というのが本日の講演会の内容でした。それにしても、日本の鉄道の交流電
化の歴史を、それに携わった方より、生で直々に聴く事が出来たのは、そんな開発を元に製造さ
れたED71という交流電気機関車の保存活動を行っている当方にとって、とても有意義な機会でし
た。また、当方が通勤の途中に踏切を渡っている位、身近な存在である仙山線が、こんな重要な
役目を持っていた事に、改めて気が付かされました。いつもは踏切に引っかかるとイラッとしてい
るんですけどねぇ(笑)。なお、今年は東北新幹線が昭和57年6月に大宮ー盛岡間が開業して、ち
ょうど30年になる年でもあります。
 最後に、このような貴重な講演会を開催して下さいました東北福祉大学ステーションキャンパス
の関係者様と、みちのく鉄道応援団の幹事の皆様に、感謝申し上げたいと思います。

蛇足:クルマっ気の無いエントリーでごめんなさい。
Posted at 2012/07/07 21:30:29 | コメント(2) | トラックバック(0) | 鉄道 | 日記

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