あおたくのブログ一覧

　昨日に新聞を読んで、これは外せないと思った記事を紹介します。実際はクルマで出かけよう
と思ったら、雨が降って来ただけの話なんですが....^_^;。

「東北復興の原動力に」　トヨタ東日本、発足式
（これまた7月13日　河北新報朝刊より）

　首都圏～中京圏～関西圏にお住まいのみんカラの皆様には、いまいちピンと来ない話題だと
は思いますが、要は東北地方もトヨタの国内生産における第３の生産拠点に仲間入りを果たした
ことを高らかに告げる内容の記事でした。
　ぶっちゃけ、東北地方って先述した３大都市圏と比べれば、産業も無く、貧しい訳ですよ。よく、
「お金やモノよりも、心の豊かさを」なんて美辞麗句が飛び交いますが、あおたくはそれは嘘だと
思っています。「お金や自然も含むモノが（必要最小限に）過不足無くあることによって、心も豊か
になる」と考えております。そんな、先の東日本大震災でさらに疲弊した東北に、世界のトヨタが
やって来た訳ですから、これは帽子を取って、歓待しなければならない出来事です。自動車産業
は一般に、「裾野の広い産業」と言われております。これは皆さんもご存じのとおり、クルマ一台を
生産するにあたって、様々な業種が関わりあって完成させるためです。それに伴って東北地方に
様々な関連企業や雇用も創出され、東北が再生される事を願って止みません。そんな訳で、早速
今日の朝刊に、「宮城工場　期間社員募集!!」という折り込みチラシが早速入っていたには、思わず
笑ってしまいました（早っ！って感じで）。
　しかしながら、喜んでばっかりいられなくて、東北地方で生産されるクルマは、国際的に激戦区と
されるB（アクア）、C（カローラアクシオ）セグメントの車種ばかりなので、性能やハイテク技術は折
り紙付きであっても、デザイン面が世界で戦うためには明らかに劣っているため、ここはトヨタの
デザイナーさんには頑張ってもらって、日本人にも世界の人にも受け入れてもらえるようなクルマ
のデザインを描いて欲しいなって思いました。アクアなんて、フロントを見るとそれほど悪くないん
ですが、リアデザイン等トータルで見ると何か「とっ散らかっている」んですよね。国内他社の車の
デザインをパーツ的にいいとこ取りしたようで．．．。あれでは、ダメですね。
　いま、山形県には「ケン・奥山」氏もデザイン事務所を構えていらっしゃるのですが、トヨタとコラボ
！！なんて事は、無いでしょうね(笑)。次のLFAなんか、ケン・奥山デザインで見てみたいと思った
あおたくでした。
　

　昨日の新聞を読んで、一番ビックリした記事を紹介します。

仏プジョー8000人削減へ　欧州危機　赤字転落が確実
（7月13日　河北新報朝刊より）

　う～む、やっぱり最近のプジョーって、ヨーロッパでもあまり売れていなかったのね。主な原因に
は、ギリシアに端を発した欧州債務危機にあるようですが、とは言っても、ドイツのAudiやVWなん
かは（いつまで続くかビミョーですが）絶好調な訳ですから、クルマの商品力の立ち位置が、イマ
イチ弱いんでしょうかね（性能中途半端、故障やや多い、デザインはアルファには敵わない等）。
また、フランスはラテン系の国ですから、ドイツ車メーカー以上に現在経済的な危機に陥っている
南欧諸国へのクルマの供給が多かったのも、失点材料の一つだったかもしれませんね。
　 プジョーは「猫足」である点を除けば、性能的に特に優れたメーカーではありませんから（感覚
性能や雰囲気で買わせちゃう感じ）、思えば、プジョー第６世代がもたらした第２期プジョーブーム
（第１期は、プジョー205の時とあおたくが勝手に命名）の際、潤った企業財政でもう少し気合を
入れた車両開発（故障対策を含む）をすれば、ドイツ勢とこんなに差が拡がらなかったのかもしれ
ませんが、今となってはアフターフェスティバル（「後の祭り」(笑)）です。
　しかしながら、世界初の量産車メーカーとして長年蓄積された潜在的なポテンシャルは高いと
思いますので、プジョーには正念場ですが、頑張って欲しいですね。