
注:このブログは、先日のオフ会でバタバタしてしまった
ため、少し古い話になってしまいました。
ええ、結局車検通しちゃったんです。MiToの...。だって、
予想はしていたけど(個人的に1年延長だと思っていた)、
消費税も上がらないし...。と言うのは半分冗談で、やっぱ
りMiToって、すんげぇ魅力的なんですよ(←親バカ(^_^;))。
そんな訳で、先週月曜日に重要な出張を終えて、中抜け
有給休暇を取得して、車検の終わったニ号さんを引き取
ることにしました。代車を借りなかったので、仙台駅東口
に迎えに来ていただくアポをとって、待ち合わせ場所にいくと(6分遅刻しちゃって、ごめんなさい
m(__)m)、担当営業のK店長氏が、何と発表間もない新型308で迎えにきてくれているではないか
!。何というか、こういう人の心を揺さぶって下さるエモーショナルな行為って、ラテン車を扱って
いる人らしく、本当に良い意味で「人たらしだなぁ~」と思っちゃいます。さらに、いつもの試乗コ
ースまで運転させていただきました。ありがとうございます。そんな訳で、新型308のインプレッシ
ョンを書き込みたいと思います。
今回試乗させていただいたのは、上級グレードのCieloでした。パノラミックガラスルーフが
装備されていて、シェードを開放すると、307SWから始まったいつもの開放的な空間が待ってお
ります。しかしながら、新型308は車高が307や旧308から最大6センチ下げられたせいか、シェ
ードを閉じると少し窮屈な印象でした。外観は、ドイツ車っぽい地味な感じで、ここらへんが現在
プジョーが日本国内の販売で苦戦している要因の一つであるような気がします。恐らく、敢えて
フランス車感を捨てて、グローバルなクルマ作りを目指す戦略をとっているんでしょうが、大抵の
日本人だったら日本車を購入しますし、ドイツ車のようなフランス車をわざわざ購入するなら、
ドイツ車を購入しちゃえ。と考えるでしょうから、ぶっちゃけ日本では厳しいでしょうね。でも、プジ
ョーは元来地味なデザインの車作りをしていたので、逆に言えば原点回帰なのかもしれません。
そして、今回のエクステリアのトピックと言えば、Cセグメント車初のフルLEDライトです。

なお、プジョー仙台の営業の方が、セールスポイントに「HIDに勝けず劣らず」と表現していた
話は内緒です。もしかしたら、HIDに負けてる(笑)?

インテリアは、例の小径ハンドル越しにメーターを見るタイプですが、正直ドライビングポジシ
ョンに無頓着な性格もあって、すっかり慣れてしまいました。でも、タコメーターが反時計まわり
の方向に動くのは、さすがに面喰いました。最初のうち、発進時そんなにエンジン回してる?っ
て錯覚をおぼえます。なお、スポーツモードになるとメーターが赤くなります。お前はユニコーン
ガンダムか?。

上級グレードになると、バックモニターとパークアシストまで付いています。実は目視の方が、
真っすぐ駐車出来たけど(^_^;)。
インテリアの質感は、高級な素材は使用していませんが、総じて悪くないです。206と比べたら
雲泥の差です。しかしながら、全幅が1800㎜もあるのに、内側ドアの取っ手が運転者に迫ってい
るため、同じ幅のジュリエッタに比べて窮屈です。ものすごく太った方が座ったら、失礼ですが、
取っ手が脇腹に当たりそうです(笑)。ごっつぁんです(*^_^*)。
では、さっそく走らせてみると、1.2リッター3気筒のエンジンで、絶対動力性能には不満がある
だろうと思ったら、肩すかしをくらいました。正直言って平地では結構速いです。これには、プラッ
トホーム単体で70kgの軽量化、ターボでのドーピング、アイシン精機製6ATのシフトスケジュール
の3点セットが効いているみたいです。なお、スポーツモードにすると、さらにアクセルレスポンス
まで良くなったり、スピーカーからはエンジン音が聞こえたりするなど、結構ヤル気モードになり
ます。その一方で、エンジン&ストップ機能も装備されており、エコ性能も優れているようです。
で、運転していてこれがやっぱりプジョー車だよなぁと感じさせるのが、ハンドリングと足まわり
の良さです。日本の自動車メーカーと根本的に異なり、クルマの下まわりにコストをかけている
んだろうなぁと、実感出来ます。まず、ハンドルを切った分だけ、スッと曲がって(しかも自分の
イメージどおり、正確に)、サスペンションも路面のギャップや段差を、綺麗にいなしていきます。
ここらへんが今回車検を通したMiToを運転していると、凄く羨ましい部分です。運転していてスト
レスが無いんですね。MiToの場合、ギャップやうねりがあると身構える時があります(笑)。そし
て、
フェンダーライナーが剥がれます。ゴルフなんかはガチガチの剛性感と安心感がありますが、
プジョー車と比べて、直線番長なせいか、あまり曲がりたがらない性格のような気がします。ここ
らへんは、その国土の道路事情(方やアウトバーン、方や石畳)が反映された結果なんだと思い
ます。308もゴルフもハッチバック形状は結構似ていますが、新型308は内容もゴルフに負けず
劣らず、良い車だと思います。ただし、プジョー車は長期間にわたって運転しないと、その良さに
気付けないので、この地味になってしまったデザインも含めて、実に惜しいなぁ~と思った今回
の試乗記でした。

こういう箔が付くと、やっぱり表示したくなりますよね(笑)。でも、良いクルマですよ。
オマケ: 先日、新型デミオのXDのAT車に試乗してみました。皆が静かだと言ってる割には、
結構エンジン音が大きかったです。三菱のGDIエンジン(古っ)より少しうるさい気がしました。
でも、マレリのレコルトモンツァを装着しているアバルト乗りなら問題無いと思います(どういう意味
だっ!)。期待値が大きいと人間ガッカリ感も大きいようです。きっと、デミオXDは、子育ての終わ
った50,60代の夫婦が、高速に乗って子どもや孫に会ったり、旅行に行くには無敵なクルマだと思
いました。
そんな訳で、ちょっと、あおたくには物足りなかったです(貴方ってとってもいい人なんだけど...。
って感じ)。ニ号さんに関するブログも近日中に書こうと思います(パソコン壊れなければ...)。