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伍拾参式ヘタレ@増車のブログ一覧

2024年10月28日 イイね!

ブレーキ互換メモ

なんか16アクシオってブレーキのバリエーションが豊富なので自分用メモ。


プロμ品番から
・NRE160/NRE161/NZE161
12/04~14/03 :F134/S191
14/03~18/06 :F134/S122
・NZE164 :F135/S141 ←16フィールダーのガソリン共通
・NKE165 :F138/S141 ←16フィールダーのHV共通

F134・・・NHP10の古いやつ、NZT260の14インチ車、KSP90/SCP90/NCP95、NCP91のX(notRS)、KSP130/NSP130の12/05~、NCP131のRS・G's・GR以外、NSP135、NZE141の前期GとGT以外、NCP160V/NCP165V/NHP160V、NCP141/NSP140/NSP141、M502EのVSC無し、KSP92/NCP96、SCP92のVSC無し

S122・・・KSP210/MXPA10/MXPA15/MXPH10/MXPH15


winmax品番から
・NRE160/NRE161/NZE161
~13/06 :643/S2383
13/06~14/04 :643/S2421
14/04~17/10 :643/S2417
・NZE164  ←16フィールダーのガソリン共通
~14/04 :644/S2389
14/04~ :644/S2423
・NKE165  ←16フィールダーのHV共通
~14/04 :850/S2389
14/04~ :850/S2423

643・・・NZT260(オプション車で例外アリ)、KSP90/SCP90/NCP95、NCP91のRS以外、KSP130/NSP130の12/05~、NCP131のRS・G's・GR以外、NSP135、NZE141の前期GとGT以外、トヨタ教習車、M502EのVSC無し、NCP160V/NCP165V/NHP160V、KSP92/NCP96、SCP92のX、NCP141/NSP140/NSP141

S2421・・・KSP130/NSP130(13/06~14/03)、NCP131のRS・G's・GR以外(13/06~14/03)、NSP135(13/06~14/03)

S2417・・・KSP130/NSP130(14/03~)、NCP131のRS・G's・GR以外(14/03~)、NSP135(14/03~)、トヨタ教習車、KSP210/MXPA10/MXPH10/MXPH15、MXPK10/MXPK11


若干の差異はありますが、16#アクシオのガソリン車のフロントは9#/13#系ヴィッツ、26#アリオン/プレミオ、14#アクシオ、16#プロサク、14ポルテ/スペイド、ベルタ、パッソセッテの255ローター車と共通のようです。

問題はリア。プロμとwinmaxで適合が切り替わる時期が違うのが気になりますが、最初に顔変わったの2015じゃないっけ・・・ってことは初期顔の途中で変更入った???


謎なのでDIXCEL。

・NRE160/NZE161
12/04~13/06 :311504/3154766
13/06~14/03 :311504/3154842
14/03~    :311504/3154834
・NRE161 15/04~ :311504/3154834
・NZE164
12/04~14/04 :311506/3154846
14/04~ :311506/3154846
・NKE165
12/04~14/04 :311504/3154846
14/04~ :311504/3154846

切り替わりのタイミングを14年の3月としているか4月としているかの差異はありますが、winmaxと同じっぽい。

プロμのS122、ヴィッツにも使えるのでは?と思ったら、winmaxのS2417が適合する年式のヴィッツはプロμでは適合の記載無しとなっています。未確認なのか?
この年式のヴィッツの中古ドラムの写真をヤフオクで見るとアクシオのものと同じに見えるので、おそらく使える気がする・・・



まとめ
・四駆アクシオはフィールダーのガソリン車と一緒、ハイブリッドはフィールダーのハイブリッドと一緒なので迷うことはなさそう
・リアシューは「アクシオ用」だけじゃなく「ヴィッツ用」って言って買っても何が来るかわからん。マジで危ない。
・21年1月登録のEXの場合フロントはヴィッツのRS以外用、リアはヤリス用を買えは良さそう(推定)
・ENDLESSはそもそもアクシオのリアに適合無しだけど宗教上の理由で青くしたいならヤリスのサーキット用があるので使える可能性が高い

・現実的にはプロμのSPORTS(制動強い、~400℃)とCS3(制動弱い、~400℃)、winmaxのATS(ストリート、~350℃)、APS(スポーツ、~400℃)、ACS(サーキット、~400℃)、RS1(ジムカーナ用、~300℃)、RS2(競技専用ロックさせる用、~350℃)、DIXCELのRGM(ジムカーナ等でロックさせる用)、RGS(サーキット等でロックさせない用)の中から選ぶのが無難か

・純正より制動強化方向はプロμのSPORTS、winmaxのATS、RS1、RS2、DIXCELのRGM。ジムカーナするならこの中から選ぶ感じか。RS2とRGMはストリートで使うな指定なので積車もってる人用。

・ガツンと効きがちでコントロール性に乏しいドラムブレーキにコントロール性を求めるタイプがプロμのCS3、winmaxのAPS、ACS、DIXCELのRGS。みんな耐熱強化も自称しているのでサーキット周回向け。滑らせる気がないのにケツがロックすると怖いからね、グリップで走るなら制動は弱め方向わかる。endlessのヤリス用もココに該当

・ジムカーナメインの予定だけどサーキットにも持ち込みそうっていう自分の運用を考えると耐熱高い中で唯一制動強化方向のプロμのSPORTSがベターか?効きとしてはジムカーナシューほど効くことはないけど1台で何でもやろうとするとこれに落ち着きそう。

スタビの件でも実感したけど適合表は1社だけ見て鵜吞みにすると事故る
Posted at 2024/10/29 00:48:13 | コメント(0) | トラックバック(0) | DIY用メモ | クルマ
2024年06月09日 イイね!

スタビの互換性の謎

※クソ長文です。結論だけ知りたい人は一番下までスクロールしてね

なんかヤフオクにずっと16フィールダー用TRDスタビ[48811-ZE600]が出ていて気になっている人が多いことと思います。アクシオが手元に来てからずっと眺めています。
でも適合を見るとMT車と4WD車がハブられているんですよねコレ。中古のスタビを買うような層はMT車か4WD車に乗っていると思うので(クソ偏見)、みんな使えるかどうか怪しい物にこの金額出せないし・・・と手を出せないでいることと思います。
GCインプのパーツだったらこの程度の金額なら即座に買って試すところですが、16アクシオにはそこまで金をかける気はないので世の中に出回っている情報から考察して、何が買いかを考えることにします。

まずはじめに。トヨタ系10桁品番は、ハイフンの前5桁が部品名で、ハイフンの後ろ2桁は車種で最後の3桁が個別に割り振られた通し番号。例えばハイフン前が43211って書いてあったら右のナックルっていう意味だし、ハイフンの後ろ2桁が60だったらランクル系のラダーフレーム車の部品だとなんとなく分かります。また、鋭い人は末尾が0の品番が多いな~と気づいていると思いますが、大きい設計変更があると末尾の品番が繰り上がります。在庫が混ざらないようにとかの措置だと思いますが、実用上は同じものとして扱って問題ありません。一応例外があって、シムの厚み違いなどは最初から末尾の桁を使って番号を振り分けていたりします。これを知っていると流用の可能性がある部品を探すときに役立つので、純正流用で変な車を作りたい人は覚えておきましょう。
ハイフンついてないですがスバルの10桁品番も同じ仕組みです。6桁7桁がアルファベットですが、SAだったらSVXで採用された部品か~とかわかります。オルタネーターは末尾3桁が600番台までがEJシリーズで使えるだとか、521は520のノイズ対策品で容量等のスペックは同じとか、やたら細かい情報までオタクたちの間で共有されています。
今回はフロントのスタビの話なので、前半の"48811"はみんな共通の番号になります。毎回書くのもだるいので、ここからは省略してハイフン以降の番号だけ書きます。後半5桁が52で始まるものばかり出てきますが、これはヴィッツ系の車種を示しているようですね。この後出てくるアクシオ/フィールダーにのみ使われているスタビは12で始まりますし、以前パーツレビューを書いたデフも12なので、こちらはカローラ系を指すようです。


まずMT車と4WD車以外の160系アクシオ/フィールダーのスタビには1.8S用[-52160]とそれ以外用[-12A81]で2種類あるようで、1.8S以外用[-12A81]は160系カローラ専用で使われている品番っぽい。この2種のスポーツ方面の上位互換がTRDスポルティーボ、ここ数ヶ月ずっとヤフオクに出ているアレです。
そして、なぜかハブられているNZE161のMT車/NZE164は130系ヴィッツのFなどの下位グレードと共通[-52180]。ラクティスやベルタの2NZエンジン車にも同じものがついています。(NZじゃない方の1.3のラクティスやベルタは1.8Sと一緒の物っぽいです。排気量一緒でもエンジンによって使い分けてるんですね
130系ヴィッツと160系カローラの関係は90系ヴィッツとベルタの関係と(ホイールベースの差まで含め)一緒なので、スタビの強さとしてベルタと一緒なのはわからんでもない感じ。なのでヴィッツの上位グレードのスタビをつけると硬くできます。

NZE161のMT車&NZE164用[-52180]と1.8S用[-52160]はヴィッツ、ラクティス、ベルタにおける2NZ車用と2SZや1NR車用の関係があるので、取り回しに微妙な差異があるのでしょう。ちなみにNZは後方排気、SZやNRは前方排気なので排気レイアウトは別物です。
その他の160系カローラ用[-12A81]とTRDスタビはNRエンジン用の取り回し準拠([-52160]と同じ取り回し)で作られているのでNZエンジン車は適合外と考えると、MTと4WDだけ適合外というのは納得できます。

・・・と思ったけど、初期型は2WD CVTも1NZ-FEだったんですよね
考えられるのは触媒のレイアウトとプロペラシャフトの存在あたりでしょうか・・・NZのMT車はエキマニに触媒ついてないけど、CVT車にはどっかの年式から触媒が入るようになりました。アクシオ/フィールダーも触媒入りです。


TRDスタビとMT車純正スタビは取り回しが違う気がするってのはなんとなくわかった、じゃあアクシオ/フィールダーの1NZ-FE車に使えるTRDの代わりの強化スタビって何かないの?って話になると思います。
乾燥重量で1tを切っている130系のヴィッツFやヴィッツJewelaと比べると、1.5LモデルのヴィッツRS/ヴィッツUは重く、高出力です。そのためかスタビは一回り太いものが装備されていました。これが[-52240]。同じ骨格で更に重く高出力なNHP10アクアや、レース専用車RS Racingもこの品番です。RS Racingはそもそもがサーキットを走らせる前提の車両なので、1NZ-FEの全開程度ならこれで十分ということなのでしょう。
普通に考えればこれをつけるのが妥当。NZエンジンとNRエンジンでスタビが変わるのだとすれば、1NZ-FEが乗ってる車から持ってくるのが確実でしょうし、アクシオのMT車と131 Racingは車重が10kgしか差がないので同等の強さ感になるのではないかと思われます。


そんなヴィッツには他にも純正スタビがあるらしい。それが48811-52290。GRMN純正装着品らしいです。GRMN専用SACHSをアクシオに流用している方がみんカラ内にいらっしゃいますしもうちょっとロール減らしたいと書かれていますが、GRMNはスタビの強化も実施してロールを減らそうとしていたようです。
partsfanでこの品番叩いて出てくるのは110イストと170シエンタです。イストは重い(1NZのFF車同士の比較でアクシオ+80kg、NKE165より気持ち重いレベル)上にSUVなので腰高だし、シエンタはさらに重く(2NR車同士の比較でアクシオ+240kg)背が高いので、それなりに強いスタビがないとグワングワン揺れて酔いやすいクルマになっちゃうんでしょうね。


太いとか細いとか言われても分かりにくいので数値比較。
クスコのカタログと見比べてみます。この記事を書いている時点での最新のカタログから引用しています。

NCP120ラクティス[-52180]→クスコ 156%
NKE165Gフィールダー[-12A81]→クスコ 216% ・・・本当に?
ZRE162Gフィールダー[-52160]→クスコ 156%
NSP130ヴィッツ[-52160]→クスコ 165% ・・・数字合わないですね
NCP131ヴィッツ[-52240]→クスコ 136%
NHP10アクア[-52240]→クスコ 173% ・・・数字合わないですね

ヴィッツRSはNCP91 [-52170] とNCP131[-52240]は別物ですが、NCP91用はNCP120ラクティスの1NZ車やプロボックスと共通品なので、クスコに交換して136%っていうのは使われている車種的には納得の数値です。ベルタよりは強いのが入ってて当然です。
NCP131&アクアの-52240は91用と同じ136%が正しい感じがしますが・・・?

仕方ないので計算してみます。ねじり剛性は軸の直径の4乗に比例するって知識(と、みんな同じプラットホームの5ナンバー車なので棒の長さはほぼ一緒だろうという前提)だけあれば、ちゃんと計算しなくても比較はできます。
クスコのカタログに載っている径だけ見ると、
[-52160]、[-52180]、[-12A81]がφ23(ヴィッツの欄にはφ22と書かれていますが無視します)
[-52170] がφ24
[-52240]はヴィッツにはφ24、アクアにはφ25と書かれています。みんカラ内に25って書いてる人がいますがCartuneにはミツトヨのノギスを当てて24.3mmになってる写真を上げている人もいます。写真付きの方が信憑性があるので、24の方を採用します。
クスコ[900 311 A26]はφ26中実とあるので、26です。

φ23とクスコの比較。 26^4 / 23^4 = 1.63 クスコに交換で純正比163%
φ24とクスコの比較。 26^4 / 24^4 = 1.38 クスコに交換で純正比138%

厳密には純正とクスコで材料が同じとは限らない問題とか、本当にぴったりその直径の数値になってるか怪しいとか、取り回しがちょっと違えばその分硬さも変わってくるとかありますが、その辺スルーして計算するとNCP91[-52170]とNCP131&アクア[-52240]はクスコの公称値の136%とだいたい一緒になりました。
1NR車を中心に採用されている[-52160]はNSP130の欄にあるクスコ公称値の165%が正しそうです。おそらく、他のアクシオ/フィールダーの[-52180]、[-12A81]も同様でしょう。流石に216%とは思えない・・・けど外径据え置きで中空という線も無くはなさそう?だれか[-12A81]の棒の部分を万力で潰して潰れるか試してみてほしいです。

さて、イスト=シエンタ=GRMN、みんカラ内の記事を見る限り『φ25』、『NCP91より15~20%位硬くなります』と書かれた記事があります。↑のクスコと純正の比較みたいな計算をすると、
25^4 / 24^4 = 1.18
NCP91から18%アップ、クスコ的な書き方をすると118%になります。矛盾はないですね。
ちなみにシエンタ純正からクスコに交換すると117%になります。


まとめ
・TRDスタビ[-ZE600]はNRエンジン車用準拠の形状の可能性が高い
・アクアはヴィッツRSと共通だけど、アクアと同じエンジンが入ってるはずのアクシオ/フィールダーのHVはNRエンジン車用がついていると推測される
・そもそもクスコはNZ車用もNR車用も共通っぽいので、ぶっちゃけ大した形状の差はなさそう
・純正はNZ用とSZ/NR用で使い分けられていることが多いので、心配ならNZ車にはNZ車から流用するのが安定
・初代ヴィッツの時代に1.3L車のスタビは1L車の排気系と物理干渉して組めなかった事例があるので警戒は必要
・そうすると1NZ-FEでアクシオ/フィールダーより太いスタビが入っているヴィッツRS(アクア)、イスト(シエンタ)から純正流用するのが安定では
・棒の直径だけを比較するとヴィッツRS/アクア純正をつけるとアクシオ純正からおよそ17%強化、イスト/シエンタ純正をつけると約40%強化、クスコをつけると65%強化、C-ONEをつけると約90%強化になりそう。
TRD持ってる人、比較したいから太さ教えて

・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・

追記:
TRDスタビ購入者様が情報上げてくださいました。

TRDスタビで使用するというスタビブッシュ[48815-52120]、2014年のマイチェンまでKSP130(1KR)とNSP130(1NR)で15インチアルミホイールやHIDヘッドライトが装備されない(安い仕様の)車両で使われていた物のようです。このKSP130とNSP130、2014年以降はフィールダー1.8Sについてくるー52160に統合されています。
上で書いたTRDスタビはNRエンジン用の取り回し準拠([-52160]と同じ取り回し)で作られているという仮説、合っていそうですね。とはいえ写真を見ても[-52180]との違いが分かりません・・・なんなんでしょうコレ。
とはいえついてしまうということは、クスコがNZ車もNR車も共通品としているのもまあわかる。使えちゃうんだもん。

あとは、細くなるのにオプションとされている点が気になりますね。打音が高いということは硬い材質なんでしょう。普通は長さ据え置きで細くすれば共振周波数は下がるので。
何使ってるんでしょうねコレ。蛍光X線分析にかけてみたいところです。誰か装置貸してくれないかな。切り刻む手間と部品がもったいないのでオリンパスのハンドヘルド型とかでやりたいところ
スタビライザーの素材はおそらくSUP材(ばね鋼)でしょうが、SUP材にもいろいろ規格があります。RS★RのTi2000みたいに変な材料持ち出してるパターンもありえます。価格か何かの要素と引き換えに、スタビライザーを作った時に硬度の上がる物に変更しているんでしょうね。案外熱処理条件変えただけかもしれませんが
細くした分形状としての剛性が下がるぶんを素材の変更で補い、足回りを軽量化する思想・・・とかなら、スタビがオプション品に設定されているもののカップカーやGRブランドの車両が何かの標準車のスタビを流用して作られていてTRDスタビが装備されていないのも頷けます。フィールダーの車両の特性から言って(商品開発の前提としてハイグリ履いた時にロールさせすぎない等の考え方はせず)純粋に気持ちよく走るためのフィーリング優先足回りでしょう。GRMNなんかは高出力化とそれに伴う重量増を受け止めるためにレートを上げるのが第一の目的でしょうから、相容れない存在のはずです。カップカーもロールケージ分重くなった車体にハイグリの組み合わせで走るものなので、めちゃめちゃ硬い足回りしています。

間違いや補足などありましたら教えてくれると助かります。この車種全然流用情報が出てこないので...
Posted at 2024/06/10 21:33:23 | コメント(0) | トラックバック(0) | DIY用メモ | クルマ
2020年07月24日 イイね!

公認車検をDIYしよう

書類作成をDIYすることにしたので、自分用メモとして残しておきます。
GC8(ターボ)にGDBのT/Mを載せて公認をとる内容です。
スバルの新型車解説書が手元にある前提の内容なので、スバル車で同様の申請を行う場合は新型車解説書を入手してください。他メーカーの車両でもやることは同様だと思いますが、目的のページの位置などには違いがあると思いますので、臨機応変に対応してください。

◆必要なもの◆
・カメラ(写真を撮ります)
・新型車解説書(知りたい数値がだいたい載っています)
・パソコン(パソコンで書く場合/WordとExcelが必要です)
・印鑑

新型車解説書は、富士重工製の車両は今でも注文すれば新品で買えます。通常のカタログモデルの人は自分のアプライドのものを、特別仕様車の場合は専用の解説書を入手します。それと強度計算の数値の引用元に使うことになるので、T/Mのドナー車(普通はGDBかSG9)のものも買っておきます。
リトナやグラベルEX、カサブランカは今年(2020年)注文してみたら買えたので、少なくとも初代レガシィ以降のスバル車なら問題なく入手できるはずです。ヤフオクで買うより新品の方が安いことが多いので、当時モノであることにこだわりがある人以外は新品がおすすめ。値段は厚さによって異なりますが、500円~。整備書を兼ねてる場合とそうでない場合があります。
ただし古い車種に関しては在庫がないので、多少待たされます。6速を積もうと思いついたら、最初に発注しておくといいと思います。

STI製の車両(初代STI等)は出ません。諦めてください。




まずは申請書類のテンプレートを入手します。平日昼間に暇がある人は車検場に遊びに行けばもらえると思います。

昼間はお仕事だよ!って人はここからダウンロードできます。
必要なのは第1号様式第2号様式第3号様式です。
自動車技術総合機構


第1号様式の裏面に必要書類の一覧が載っているので、まず確認します。

・改造自動車届出書 → 第1号様式
・改造概要等説明書 → 第2号様式
・自動車を特定する資料 → 車検証などの車両の身分証明書にあたる書類
・技術基準等への適合性を証する書面 → どうしてこの改造がいけると思ったのか書いて提出
・保安基準適合検討書 → 第3号様式
・外観図 → 車体の写真
・改造部分詳細図 → いじった部分(ミッションなど)の図面か写真
・強度検討書 → ドラシャ、ペラシャは強度計算が必要です。ミッションだけなら不要
・その他書面 → なにかあれば添付してもOK




・改造自動車届出書



ここをいじったよ!っていう届け出をする紙です。
型式に改をつけましょう。
ペラシャは3-1、ドラシャは3-2、トランスミッションは3-3です。
裏面をみると、ペラシャとドラシャは強度検討書が必要ですが、トランスミッションには不要であることが分かります。


・改造概要等説明書



表面は改造によって各部の数値がどう変わったかを書きます。
基本的には新型車解説書に載ってる主要諸元表をひたすら写経すればOK。
オーバーハングは諸元表の数ページ前にある外観四面図に寸法が載ってます。
下の部分に強度計算の結果を記入します。
変更がない数字は”←”、該当しない数値は”―”を記入します。



裏面。
よほどの理由がない限り「走行性能向上のため」って書けば大丈夫です。むしろ向上しない場合は認可が下りないです(危ないので)
のせたT/Mをどこから持ってきたか、どんなペラシャを使ったかを簡潔に書いておきます。


・自動車を特定する資料
車検証コピー。提出してしまうのでコピーです。
原本を持って行ったら「裏にコンビニあるからコピーしてきて」って言われてコンビニまで走る羽目になりました。
コピーを用意しましょう。


・技術基準等への適合性を証する書面



テンプレがないので、人によって差が出てくる部分だと思います。
こんな感じで作ってみました。
エンジンとトランスミッションのデータの引用元の資料も出してって言われたので、新型車解説書の走行性能曲線図のコピーをGC8とGDBそれぞれ添付しました。このページにはエンジンの最大出力、最大トルク、タイヤサイズ、タイヤ径、ギア比が一覧になっているので、とても便利です。
ちなみに主要諸元表のページと外観四面図のページの間にあります。
年式やグレードによってギア比やエンジン出力、タイヤサイズが違うので、必ず自分の車の仕様に合ったグラフを添付しましょう。

ペラシャはあとで書きます。申請が通るかはまだ分からないので。
(ミッションに関してはこれで間違いなく通るはずです)


追記:
公認通ったのでこちらも載せてみます。



基本的にはトランスミッションと同じような書き方で、諸元の比較をしました。
メーカーが「850馬力、180MPH以下で使ってね!」って書いてる製品なのでその旨を記載したうえで、「そんなパワーないから壊れないよ」「そんな速度出ないから壊れないよ」という書き方で問題ない旨を記載し、どーせ強度検討書を作って提出するので「詳細なねじり強度/危険回転数の検討は強度検討書による」と添えておきました。

ルールで規定されているのはねじり強度と危険回転数の安全率が必要なだけ確保できているかどうかなので、ここは「大丈夫だよー」という言葉をそれっぽく書いておけば問題ないはずです。


・保安基準適合検討書



第3号様式。ダウンロードでテンプレを入手した人は、Wordファイルのやつです。
「大丈夫ですよー」っていう言葉と、その根拠を書けばOK
これも人によって書き方が変わってくる書類だと思います。保安基準を引用せずに通っている人もいるようですし。


・外観図

前後左右から車体の写真を撮って貼ります。自分の車だって伝われば大丈夫。
見た目でわかるようなNG要素は写真を撮る前に排除しておきましょう。あからさまなハミタイとか。
(リアウインドウが割れているので、雨の日の夜を狙って水滴の反射で誤魔化してみました)


・改造部分詳細図



T/Mやペラシャの写真・図面を貼った紙をつくりました。
写真は実際に使用した物、ミッションの図はGDBの新型車解説書のものをそのまま貼っています。
純正ペラシャの場合は2ページ目は不要だと思います。社外品を使ったため、他の書類に書いてある寸法の根拠としてノギスやメジャーを当てている写真を添付しました。(最初に持って行った時に添付してくれって言われたので急遽撮影して追加しました。)
社外ペラシャといっても他の書類では数値上の存在になっていますが、写真で出てくるとヤバい香りがしてきますね。

すごく丁寧な人は、TY75とTY85の外観上の違いをここで説明していたりします。(「TY85を載せるとこの位置にオイルパンが見えるのが外観上の違いです」みたいな)
書類の審査に合格した後、実際の車両を持ち込んで検査を受ける時にスムーズに進みそうです。

今回は搭載作業が終わっていないので部品の写真だけ並べました。問題なかったです。


・強度検討書



ドラシャ、ペラシャを交換した場合は基本的に強度計算が必要です。
回転とねじり(トルク)に関して、それぞれ強度計算を行います。計算結果は改造概要等説明書にも記入します。
回転安全率は1.3以上、ねじり強度安全率は1.6以上必要です。
計算した結果この数字を超えられないのであれば、NGです。



ここに貼ったものは鉄ペラシャ用の計算式が書かれています。ぐぐればいくらでも出てくるやつですね。
1195っていう定数の中には、比重やヤング率、円周率などが含まれています。当然ながら比重やヤング率が異なるため、アルミやカーボンのものには使えません。

入っている数字を計算してみるとわかると思いますが、鉄ペラシャ用の式にカーボンペラシャの寸法を入れて計算すると回転安全率が1を下回ります。
カーボンだからあの細さ、あの軽さで1ピースが成立するんだなぁと実感。


・その他書面 
とくになし。


とりあえずこんな感じ。受理された記念で記事にしてみました。

部品の組み合わせなどによっては、強度計算をせずに通してしまう人もいるようです。例えば4AT改6MT。ペラシャそのままでいけるので、そもそも強度計算が必要ないです。
5MT改6MTの場合でも、4ATペラシャを持ってくることで「同一型式内で使われている部品のため問題ないです。」でぶっ飛ばす人、6MTペラシャを持ってきている場合でも「第二推進軸に変更はなく、第一推進軸は短くなるため問題ないです」といった寸法比較のみでぶっ飛ばす人などもいるみたい。

今回は社外ペラシャのため、そういう省略が一切通用しないので丁寧に全部やりました。
Posted at 2020/08/01 14:59:16 | コメント(1) | トラックバック(0) | DIY用メモ | クルマ
2020年03月20日 イイね!

AGX開封の儀 / ナックル考察

海外KYBの減衰調整機能付き純正形状サスを買いました。



国内KYBは茶色のダンボールに赤でKYBのロゴが入る程度の地味な箱で届きますが、
海外ではこのモデル専用の2色刷りの派手な箱を使っているようです。
さっすがカスタムカー大国アメリカ。



なんて書いてあるか読みたい人はこちらをどうぞ。



取説とナット、AGXのステッカーが同梱されています。
国内KYBはダンボールに直で本体が入っていますが、北米から持ってきたこちらはポリ袋に入っています。国内より包装も気合入ってるぅ

機能面では国内のForStreetに近いイメージだと思います。
デッドストックを確保してあるアイバッハのバネと組ませて使用するつもり。


・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・

話はガラッと変わってナックル考察です。
リアサスがストラットだった頃のインプレッサのAWDモデルは、リアサスがかなり後ろに倒れていることで有名ですね。
FF車はスピンドルの直上からストラットが生えているのに対し、AWD車は前方にブラケットをオフセットしています。ドラシャに干渉せずにストロークを確保したかったんだろうなー、というのが感じられるレイアウトです。
でも、何故ブラケットを前に移して、ショックが後方に倒れるレイアウトにしたのか。トレーリングリンクの動きからして、逆の方がよかったのでは?

参考:ポロR WRC

画像出典:rallyplus.net

スバルのリアストラットはスペースの都合でこうなったんじゃないかなーとは思いますハイ。
でも、そうなってないスバルのリアストラット車があったんです。



インプレッサ系R180車のリアナックルと、SVXのリアナックルです。
SVXはAWDでもハブの軸上からストラットが生えています。
このナックル、使えないかな?

ちなみに、バックプレートはD型タイプRとSVXは共通品番となっているので、サイドブレーキ周りは完全に互換があります。ハブベアリングも共通部品です。

違いは、まずストラットがくっつくところの厚さ。インプレッサは25mm、SVXは30mm。ボルト間隔は同じです。
そしてトレーリングリンクがつくところの角度。





随分角度が違います。
ブッシュの中にいるカラーの長さは同じっぽい。

他には、インプレッサではオプションの4ピロラテラルを組んだ時に別部品のブラケットでスタビリンクが移設されますが、SVXでは最初からその位置にスタビリンクがいます。
ラテラルリンク回りの寸法は同じっぽい。強いて言うならインプレッサではオプションのピロラテラルを組む時バリ線が干渉するため削るよう取説に書かれていますが、SVXのは干渉しなさそう。

このナックルをインプレッサに流用するための条件は次の通り
・R180
・ストラットのロアブラケット
・トレーリングリンク

R180は、そのままR180車なら駆動系が繋げられそうという意味です。

ロアブラケットは厚さが違うので
① SVXの純正サスを使う
② SVX用の車高調を使う(アラゴスタがあるっぽい?)
③ インプレッサ用のフルタップの車高調に30mm厚のロアブラケットをつけて使う
④ インプレッサ用サスペンションのロアブラケットを加工する
⑤ ナックルを削る
この中のいずれかを選ぶことで組めそうです。フルタップ車高調ユーザーなら③を選ぶと安価に達成できそう。スバルの114.3車のフロントは30mmです。GRBのフロント用を持ってきて穴を開け直せばいけますね。
#もしかしてGRBのフロントサスにリアのアッパーつけたら組めたりしない?

トレーリングリンク。これが最大の難関。
正直リアサスなんてSVXのショックにGCアッパー組めばほぼ間違いなく組めるんです。車高がどうなるかは知らないですが。
SVXのほうがトレーリングリンクが内側から生えているため、ボスがかなり内側を向いてしまっています。流石にピロに打ち換えても焼け石に水でしょう・・・リンクとボスが干渉するはずです。どうしましょうかねトレーリングリンク。


AGX買ったばかりでまだ組んでない段階なのに、違う仕様の方に興味がぶっ飛んでいっています。
たぶん続きます。
Posted at 2020/03/20 21:08:37 | コメント(1) | DIY用メモ | 日記
2019年08月30日 イイね!

リアブレーキのバックプレートについて

いつもの連続シリーズ、ブレーキ規格調査の続きです。
過去記事と併せてごらんください。


リアブレーキの前提条件(過去記事にて解説済み)

デフとサイドブレーキはセット
R180車はφ190ドラム
R160車はφ170ドラム

(四輪ストラット時代のスバルは)対向と片押で足の幅が違う


さて、初代レガシィ系プラットフォームバツク プレート,リヤ ブレーキ ライトの品番です。

R160片押ABSアリ車(例:GF8D4ED)
26255AA061

R180片押ABS無し車(GC8D2DD/GC8D4DDのみ)
26255PA000

R180対向ABS無し車(例:GC8E2DD)22BやGDBのABSレス仕様も共通です。
26655FA020

R180対向ABSアリ車(例:GDB標準車とSG9)
26704FE000

※R160のABS無しは面倒なので省略します。

それぞれの品番の対応車種を調べると、次のようになります
・26255AA061
 1レガ、2レガ、1インプ、2インプ、1フォレ、2フォレ
 このプラットフォームの標準仕様なので当然ですね

・26655FA020
 1インプ、2インプ
 このプラットフォームのリア対向でABSのない車両はインプレッサにしかないです。

・26704FE000
 2インプ、2フォレ
 GDBとSG9です。

ここで問題のR180片押し。
・26255PA000
 SVX、1インプ


SVX!!!!!!!!


SVXのABSレス車と共通部品でした。

ちなみにバックプレートのサイドブレーキ周辺部分はGDBと並べて見比べましたが完全に同一でした。
違うのはキャリパーがつく部分。ボルト間隔の差ですね。これだけ。
SVXからのキャリーオーバーだったのかぁ・・・


ところでSVXって4輪ベンチレーテッドローターでは・・・?

なぜGCはソリッドなんだ!!!!!!


そこはベンチレーテッドを使い回しておけよ・・・。


さて、SVXにGRBのリアキャリパーを加工しないでポンしている人がみんカラ内にはいますね?
というわけで、GC8D-RのリアにGRBキャリパーつくんじゃ?という過去の推測は正解だったことになります。
VAバナナのリアはもっと径が大きいですね。この辺も使えるはずです。


最後に残念なお知らせ。
2019年8月現在の情報ですが、26255PA000(と反対側)は終了だそうです。在庫ないそうです。
SVXとGC8Dの皆さん壊したら試合終了ですよ。
私は腐って穴が開いているしめっちゃ変形してました。走りながらサイド引く人は変形するっぽい?ですね。
こんな部品のせいで廃車にするのは忍びないですし、早めに部品が豊富なR160片押かR180対向に乗り換えておくことをおすすめします。

もしくはナックルをワンオフ。




過去のシリーズ記事です

ブレーキ周りの調査
ブレーキローター考察
ブレーキ規格について(リヤ2POT化下調べ②)
ブレーキについて(リヤ2POT化下調べ③)
ブレーキ諸元(リヤ2POT化下調べ④)
ビッグローターキットφ315試着
日産純正スカイラインキャリパー装着(リア)
6POTキャリパーについて
リアブレーキのバックプレートについて←当記事
Posted at 2019/08/30 22:52:37 | コメント(0) | トラックバック(0) | DIY用メモ | 日記

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「@GRスイスポ やっぱ戻りが悪くなるのは一緒なんですね~。外部にデカいタンクつけてドライサンプなんて手はとれそうですが、重くなるしなぁ。こうして温度による粘度変化が少ないオイルが便利ってところに着地しがち」
何シテル?   06/10 00:16
免許取った週の週末からインプレッサWRX Type-Rに乗っています。 DMM.make(自作パーツ置いてあります) https://mak...
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