「1時間30分離れたアウトレットへ送迎&ラウンジにて歓待!」
という謡い文句に踊らされ、行ってきました♪バス遠征。
行きはVW系列スカニア、帰りは横綱メルセデス♪
まず最初に書いておくと、スカニアはその名が示すとおり、元はスカンジナビアの会社でトラックやバスなどに特化した車両を生産する会社。日本の日野とも関係が深かった。
一方、メルセデスも最近の巻き返し前は商用車やこの手の特殊車両で全体の収益を確保していた関係上、実力はあるはず。まさに欧州の高速バス同士の激突となった次第。
まあ、技術仕様などもチェックせず、ひたすら雑感を書いているだけだが、これでも車関係の側面を反映していると思う。
さて、謡い文句では「ラグジュアリーな高速バスで快適にアウトレットに到着、その後は○MEXの快適ラウンジでおくつろぎを」というような文面が招待状に踊っていたはずだが、日本の高級路線の「Omotenashi!」みたいなバスを想像していた我々的には素っ気ないくらい「普通のバス」。おしぼりやドリンクサービスもなけりゃ、テレビなどのエンタも一切なし(設備としてはある)。じゃあ、なにが高級かというと、空港行き高速バスや市バスに比べて乗り心地が「まし」で膝のあたりの余裕が航空機のプレミアムエコノミーくらいあるという程度の話だ。
まあ、本来1時間30分の道のりであればそれでよいのだろう。視界が乗用車と違うのは楽しい。

が、実際の到着は大幅の遅れ。なぜか?そう、最近、ブリュッセルにはVIPが大挙してやってきており、そのせいで交通規制・渋滞となっているのである。オバマ→シューキンペ→国連総長と連続している。この日はシューキンペ。そういや、この人とベルギー国王がゲントにあるボルボの工場(V40などがベルギーのこの工場製)を視察し「多くの労働者がいるのでここの工場閉めないでね」「よっしゃ!わかったあるよ」的なやりとりがあったとかなかったとか。スウェーデンのメーカーだったボルボがベルギーで生産され、その雇用を守るためにベルギー国王が中国の国家主席にこういった機会を設け、そのあと半完半民みたいな会社の経営に影響が与えられるのだろうか。
ああ、まったくグローバリバリ伝説ゼーションだな、21世紀って(笑)
さて、スカニア。たぶん、このバスの方が新しい。荷物棚は曲線が強調され、席の広さも使い勝手も申し分なし。送風口やライト、テーブルも普通。乗り心地も普通。北欧というよりやっぱりVWを感じさせる仕上がり。でもなんか煮えきらないデザイン、北欧といえばシンプルさが信条。なんか無理したっぽい感じがする。

とまあ、別に特にラグジュアリーな気分なしにアウトレットについたらここからは良かった。まず、
黄金聖闘士は待たされることなく「追加割引&ラウンジアクセス」となる専用ブレスレットを渡された。列をなしている
青銅聖闘士たちをよそにサンクチュアリ、じゃなかったラウンジへ向かい、ポメリーで一息ついた。

よかよか。
まあ、買い物は適当でよし。そもそもの目的は気晴らしなので。また、家族それぞれ適宜購入後サンクチュアリにもどると、
今度はトリュフ掛けのラビオリが出された。
で、帰路。今度はベンツに乗ってみた。

結論からいうと、乗り心地はどちらも変わらず、ベンツ側の方がシートの色や素材使いなどは
うまいなと思ったが、上を見上げたときの送風口や各種スイッチのプラスちっきーさは乗用車部門のメルセデスとはなり得ないシャビーさと気づく。

ベンツといってもやはり商用車部門は別だ。この部分についてはスカニア側の方にむしろ高級感があった。最新のVクラスは高級路線となるらしいがそれは賢明だ。
でもまあ、今回バスでの移動を再考する機会を得たけど、結論からいうと、自分はバスよりはむしろ電車だろうな。欧州の高速列車の車窓は退屈ではあるが、プライベートな空間は担保しやすいし、食堂車の感じなんかも自分は好きだ。乗り心地は日本の新幹線に完敗だが、移動距離が同じ場合運賃は半額以下になりうる。
この手の公共交通機関を使うメリットは自分が運転するほど疲労しないことに尽きる。でも、運転が好きな場合や、ACCやレーンキープなどの半自動運転装備の有無で条件が変わってくる。自家用車での移動はすべてオーダーメイドの行き先となるし、目的地までの自由度が圧倒的に高い。やっぱり、家族4人での移動は車が一番!かな。
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その他外車 | クルマ
Posted at
2014/04/09 07:15:37