次期候補車の一つはオーリス。この6月からベルギーでリリース。アベンシスは9月から。同じ欧州内でもこの順番が逆になったりする場合もあり、各国内での販売事情が伺われる。
イタリアではアベンシスをみないなと思っていたらどうやら次期モデルは売られないとか。
さて正直なところ、アベンシスはデカすぎるのでもう少しサイズを絞ってもいいかなと常々思っていた。ベビーカーは今やいらないし、北壁登山や高所登山は諸事情あって数年おあずけ。
他方、観光先の欧州の都市部の駐車場でいつも苦しむのでその辺りが本当に悩みどころ。
はっきり書いちゃうと、SUVやスポーツカーの車幅に対応したショッピングセンターなどの駐車場は激減している。そういう車は買い物に使わないという前提になってきているから。その傾向ではDセグ車も結構肩身が狭い。
首都圏在住者はダウンサイジングを余儀なくされていく。そうなると、メルセデスのCLAシューティングブレークかオーリスツーリングスポーツあたりが自分的には良いサイズ感。

(日本版120T内装、ターボ&木目調=意味わかんねー)
デザイン的にはシューティングブレークが秀逸だが、現地でも100万円以上の価格差を裏付けるほどの普遍的価値があるかどうか。だが、オーリスの内装はやっぱりイマイチなんだよなあ・・・
素材感は拮抗していても、デザインがやっぱり微妙。メルセデスもある種のあざとさ「アーガイルソックス感」があるんだけど、ユニクロみたいなトヨタの内装と比べるとやっぱり優劣ははっきりするね。
曲線のラインを破綻させない「500」のデザイナーはつくづく優秀だなと思う。曲線優位でなくてもいいんだけど、オーリスのパネルに沿うラインの切りかえしって、デザインの普遍性みたいなものを感じさせないなあ・・・
とにもかくにも日本版と欧州版もこんな感じで違う。

(ハイブリッド内装)
まあ、欧州版オーリスの最上位はぶっちぎりでハイブリッド版。これは同セグではレクサスのCT200hくらいしかライバルはいない。
で、2番手にはBMW供給の1.6ターボディーゼル版これもだいたいの出来が予想できる。
で、この下が日本での最上位120T。日本でこれを最上位にもってくるにはあれほどまでやらないといけないんだとの苦労が伺われる(笑)まあ、日本のO社の高級事務机とかもそうなんだけど、木製のニスをテカテカにしちゃって逆にダメ。北欧の家具みて勉強しなさい!、ってかんじ。自然の風合いを殺して鏡面仕上げにしてどうするの?とマジにセンス疑う。

欧州版はコストカットの香り。黒仕上げは哀愁すら漂う・・・
T120も基本これっすよ。
ブルーバージョンは一番よさげだけどシートが安っぽい。
ハイブリッド用の内装はどうも日本のRSのを踏襲している感じ。
まあ、ディーラーオプションで革張りがあるだろうから、それにするんだろうねえ。
って結局オプションで嵩むのか。
新型アベンシスは突き抜けて、パサートどころか御三家全部を圧倒する仕上がりなのに、オーリスは・・・
レクサスに遠慮したのだろうか。
Posted at 2015/05/26 02:42:35 | |
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