
新車効果が短いことで知られる日本において、2009年に登場して今年で3年目を迎えているにもかかわらず、12年1~6月の平均月販実績が3万台を超えるトヨタ プリウス。
街で見かけない日はないこの大ヒットハッチバックのベストバイ・グレードを探った。
トヨタ プリウス
G “ツーリングセレクション”(CVT_1.8)
7点
トヨタ プリウス
G(CVT_1.8)
8点
トヨタ プリウス
S(CVT_1.8)
9点
トヨタ プリウス
L(CVT_1.8)
7点
今回の選択肢のなかではGツーリングセレクションが最も高く、最も安いLとは55万円の差があるが、その価格差に見合う違いがあるか? まずLと中間のSの差。一番大きい違いはタイヤ。Lが185/65R15なのに対し、Sは195/65R15となる。タイヤと車重の違いから燃費はLが2.2km/h上回り、32.6km/hを誇る。S以上は30.4km/h。Lはヘッドランプがハロゲン、Sはディスチャージ式。Lはシート上下調節ができない。リアアームレストがない。コンソールボックスが小さいほか、リアとリアサイドのガラスがソフトプライバシーガラスではないといった装備差があって、価格差は15万円。続いてSと上級のGの違い。ステアリングホイールやシートの素材が異なる。SもGもツーリングセレクションをつけるとタイヤが195/65R15から215/45R17へとグレードアップする。プリクラッシュセーフティシステムとレーダークルーズコントロールシステムが付けられるのはGのみ(14万7000円)。ソーラーパネル付きサンルーフを付けられるのもG以上のみ(21万円)。GとGツーリングセレクションとの違いはタイヤのほか、エアロパーツの充実度が違う。Lはカタログ燃費を稼ぐために相当なエコタイヤがついていて、ハンドリングの違いが人によっては気になるだろう。S以上で考えるとすると、Sで十分という気がする。が、Gでないと先進の安全装備を付けられないというところが悩ましい。ツーリングセレクションは必要を感じない。
この文章は
100万人のクルマ選びについて書かれています
Posted at 2012/08/06 12:04:27 |
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