
こないだの渡欧の際に、イタリアのモデナに行って、ランボルギーニとパガーニの工場見学をしてきたので、その内容をレポートします。と言ってもどちらも工場内は撮影禁止で、写真がありませんので簡単に(^_^;)
ランボルギーニ、パガーニとも予約して数十ユーロ出せば、誰でも見学させてもらえます。フェラーリはオーナーじゃないと普通はダメみたいでした。
まず午前10時に予約したランボルギーニから。30分前くらいに到着して、工場の受付で待ってたのですが、まず思ったのが従業員の車にアウディが多い!やっぱグループ会社なので割引とかあるんだろうか(^_^;) 前日にちらっと見たフェラーリの工場は従業員の車はばらばらな感じでしたが。
10時になって、やっと見学。40代くらいのおばさんに引き連れられて他のお客さん12人くらいと工場内に入ります。下の写真は併設されているミュージアム。
工場に入ってすぐに色とりどりのアベンタドールやウラカンが並んでいてテンションあがります。研究開発の建屋と、工場とが同じ敷地内にありますが、当然ながら入れるのは工場のみです。
アベンタドールの組立ラインが見れました。ユーチューブでランボルギーニの工場の動画を見ると以前のムリシエラゴの生産の時は、各工程にボデーを乗せた台車を手で押して運んでいたようですが、現在はAGV(自動搬送車)で自動化されてました。タクト90分で7工程くらいあるようでした。あと、一台のアベンタドールのために牛10頭くらいの皮を使うと言ってました。品質基準が厳しいみたいで歩留りがむちゃくちゃ低いみたい。インパネとか女性の作業員の方が、やはりコツコツ手縫いで皮張りしてたのは、さすがにスーパーカーって感じでした。
ツアーの合間に、引率の女性から、ランボルギーニ創設の有名な逸話「トラクター会社の社長のランボルギーニ氏がフェラーリを所有してたが、クラッチの性能が気に入らず、エンツォフェラーリに文句を言ったら、全く相手にされず腹を立てて、自ら自動車会社を作った」の紹介がありました。Wikipediaによるとこの逸話は真実でないと書いてましたが、どうなんでしょうね~。
でも一番驚いたのは、敷地内にテストコースがないことですね。工場で生産された車は、すべて工場の回りの公道でテストしたのちに出荷されるらしいです。説明の女性は「当然、制限速度を守ってますよ、ウフ♥」って言ってました(^_^;)
ツアーは45分くらいで終わって、あとは先ほどのミュージアムを見学しました。いっぱい写真とりましたが、気になったのを少しだけ紹介すると、
映画で見たことあったのですが、エレメントというらしいです。外板も含めてカーボンで車重999Kgで570HP!
あとはアベンタドールのベアシャシー。
このあと、レンタカーでパガーニに向かったのですが、その際に仮ナンバーみたいなのをつけたアベンタドールに抜かされました(^_^;) やっぱ制限速度守ってないやん!
20分くらいでパガーニへ到着。やっぱ建屋が小さいなー。
ここでも、やはり10人前後のお客さんに対して女性の方の引率で説明してもらいました。まずは上の写真の建物の中のウアイラのCFRPの成形工程。カーボンの手貼り、真空引き、オートクレーブでの加圧加熱など一通りの工程を説明してくれました。
あと、会社の生い立ちも説明してましたが、パガーニさん、この会社を興す前はランボルギーニでデザインをしてたんですね。一代でここまでの会社にするのは大変だろうな~。
そのあと、各自のクルマで2分ほど運転して別の建屋に移動です。こちらはもっと大きくで工場っぽい建物でした。最初の建物はCFRP成形を行い、こちらではその他の組み立てや、お客さんの車のメンテをやってるようでした。こちらで見せてもらったのは、そのメンテとウアイラの最終品質確認工程のみでした。
工場なのにお客さんのクルマのメンテするんだーって思ったら、やはり希少な車なのでお客さんが例えばオイルとか変えるだけでもパガーニ本社まで車をまるごと送ってやってもらいたがるらしいです。 いろんな国から空輸されてくるのかなー、スケールが違う(^_^;)
あと、パガーニもランボと同じく、テストコースは敷地内になく、やはり出荷前は公道で確認すると言ってました。帰り際も2台くらい走ってましたね。
撮れた写真はあまりないのですが、ゾンダRを載せときます。1070Kg、800馬力!
最後におまけで、前日のフェラーリ博物館で気になった車。250GTO。聞くところによるとオークションで40億円とかで取引されているらしい。。
以上、モデナで訪問したスーパーカーメーカー見学レポでした。
Posted at 2015/06/19 23:59:17 | |
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