
僕の購入したGTIの05モデルは、その後すぐに導入された06モデルと比較して、とかくネガな要素が多く、オーナーとしては結構へこむのですが(笑)、ただ評論家の方々がおっしゃるDSGの制御の進化については、かならずしもそうとばかりは言えないという印象を持っています(これも負け惜しみかもしれませんが→笑)。先日のJETTAの6ATネタに対して、おおらすかるさんがこんなコメントを寄せて下さいました(ありがとうございます!)。
「DSGも、試乗したところ06モデルでは「よりスムーズ」な方向へとセッティングされ、ヒルホルダーもつくなど、ある意味確実に進化はしていますが、僕的には05モデルのセッティングも(右足の繊細なコントロールは要求されるとはいえ)、そのセッティングを担当した人の意図は十分解かるし、むしろDSGの存在価値は解かり易いと感じています。06モデルはラフにスロットルペダルを踏んでもスムーズな代わりに、敢えて発進時のスロットルを絞り気味にして、トルコンっぽくトルクを逃がして、そのスムーズさを演出しているようで、せっかくのDSGのダイレクト感がやや損なわれているようにも感じました。」
僕自身06モデルを運転させていただいて、これと同じような印象を受けましたし、06モデルに乗っていらっしゃる方の中にも、この点を少々残念に思っていらっしゃる方もいました。単純にどちらがより多くの方に好まれるセッティングであるかという点を考えると、特にある種の「AT」としてDSGを選ぶ方の多いこの日本において(僕などもまさしくそうでした)、やはり06モデルのDSGの制御は間違いなく「進化」と言えるものであろうと思いますし、06モデルの方があえてそのプログラムを05のものにする意味があるようなものでは少なくとも無いとは思いますが、しかし同時に、05モデルの方が06のプログラムに何が何でもアップデートするというものでもないような気もします。こちらとしてもATではなくDSGに乗っているんだ!という意味を感じたい気がするからです(笑)。
Posted at 2006/04/23 11:50:40 | |
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