結局今日は自宅で映画鑑賞!見たのはこれ
「ライトスタッフ」です!
実はこの映画、
和智店長に紹介してもらった映画で、すでに何度も見ている大好きな映画なのですが、とても長い映画なので見るのにはちょっと「覚悟」が必要(長いこともそうなのですが、見始めたら止まらなくなるので…笑)。今日はじっくり見ることが出来ました。
まだ見ていない方のために少しだけ説明すると、「人類初の有人宇宙飛行をめざす男たちをドキュメンタリー・タッチで描きアカデミー四部門(編集賞、作曲賞、音響賞、音響効果賞)に輝いた感動のドラマ」です。歴史を刻んだヒーローたちを決して「かっこよく」は描いていないのがミソで、変な表現ですがすごく「飄々と」ストーリーが展開していきます。だからこれ見よがしに泣かせるシーンとかはありません。そのかわり後からジワジワ効いてきます(笑)。実はもう一つのミソがこの有人宇宙飛行のエピソードにリンクするように、音速飛行の限界に挑む一人のパイロットの姿を描いていること。なにげにこの映画の本当の主役はこのパイロットであるような気がします。これ見よがしに泣かせるシーンは無いといいましたが、脳裏に焼き付く名シーン、名セリフはたくさんあります!好きなシーンもたくさんあるのですが、今日僕が一番じーんときたのは、イェーガーがサルと人間の違いを語っているシーン!(見てない人にはさっぱりわからないですよね→笑)
「ライトスタッフ」とは「正しい資質」という意味で、本来は「宇宙飛行士になるための正しい資質」という意味なんでしょうが、実はこのタイトルにはもっと深い意味があることがこの映画を見れば見るほどわかってきます。なにげにこの映画を見ると、和智店長のあの飽くなき探求心の源に、少しだけ触れられたような気持ちになります(勝手に思っているだけですが…笑)。
この映画で描かれているのは歴史に名を刻んだヒーローたちですが、実はこの映画でもっと重要なのは、その歴史を陰で支えている無名のものたちの存在です。たぶん彼らの中には「歴史を塗り替える」ということは二の次で、それ以上に、自分たちの目の前に自分を試すことが出来る目標があったこと、さらにその目標に「自分なら出来る!」という自信と誇りがあったこと、それらが彼らを突き動かしたのではないでしょうか。
僕らの日常は決して歴史を塗り替えるようなものではありません。それどころか、何でこんなことをやっているんだろう…なんて気付けば考えてしまうような日々です。でも確かに自分の目の前には自分なりの目標があり、それはちっぽけかもしれないけれど自分にしかできないものでもあったりします。そんなものから決して目を逸らさず(見なかったことにしてしまうのは簡単ですから…)、誇りを持って前向きに日々を過ごしていくこと。大げさなようですが、そんな無名な自分のようなものの積み重ねも、実は歴史を作っているんだ…そんな気持ちにさせてくれる映画です。そう考えれば「ライトスタッフ」は僕ら一人一人にあるのかもしれません。
和智さん、素敵な映画を紹介してくださって本当にありがとうございました!この映画に職人和智の生き様の原点を僕は見ます!
Posted at 2007/02/12 22:12:29 | |
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