
今回導入した新しいシューズを、昨夜いつものコースで使ってみました。先日の皇居では違和感無く快適に使えましたが、いつも走っている近所のコースではどうか…。
僕はいつも近所に流れる川沿いの遊歩道をメインにしたコースを走っています。歩行者用の道ですので車の心配も無く、それでいて道幅もそれなりにあってジョギングにはもってこいなのですが、その歩道の脇に植えてある木の根っこが、アスファルトの路面を所々盛り上がらせているため、はっきり言って路面の状況はあまりよくありません。特に僕のように夜走っていると、そのでこぼこに気付かず、つまずいたり着地したときに不安定になったりでついつい脚に負担をかけてしまいます(おそらく今の膝痛もその積み重ねによるものも大きいと思います。そうでなくてもアスファルトの固い路面は足に負担をかけますが)。
走り出してすぐにわかるのはそのクッション性の良さ!まあ靴底の厚さがこれまでのものと全然違いますから当然と言えば当然なのですが、着地したときの踵から受ける衝撃の強さが全く違います。以前の靴では特に走りの後半にこの衝撃がきつくなってきて、その痛みを避けようとして(膝の痛みを無意識にかばっていたせいもあるとは思いますが)ついつい重心が後ろに流れてしまっていました。先ほどお話しした路面のでこぼこもうまく吸収してくれています。さらに今回のこの靴は、踵の裏の外側の部分が微妙に斜めに削られているため、着地した瞬間の安定感も得られるようになっています。シューズの底ってどうしても踵の外側が先に減っていくのですが、ようはこの部分から着地をするためにここから減ってしまうようです。普通の靴ではこの部分の角(つまり「点」)で着地することになり、着地する瞬間不安定な状態になってしまうのですが、このシューズはその部分があらかじめ面取りしているため着地が「点」ではなく「面」でできるようになっていました。このあたりの考え方はドライビングシューズのヒールの部分とおなじですね。シューズ表面のメッシュは伊達ではなく、昨夜のように風の強い日だとその風を感じるほど通気性がよいです。ぱっと見安っぽいデザインも、夜間の走行などでその存在をアピールするためであることもわかりました。15kmの距離を1時間半ほどで走りましたが、全く違和感無く快適に走りきることができました。
まあ、逆に言えばこれまでの靴(「エアズームモアレ」)のような「軽快感」や「ダイレクト感」などは失われています(最初にこの靴を履いた時の感動は今でも忘れられません!)。その意味では「とりあえずジョギングを始めてみようかな」という方には本当にオススメできる靴です(特にとりあえず手持ちのランニングシューズで走っている方なら、これに履きかえると驚かれると思いますよ)。
Posted at 2007/03/07 22:39:48 | |
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ランニング | 日記