
先日、ディーラーでのタイヤ交換の際に
こんな車に試乗したことはお伝えしましたが、実はこの日この車も試乗させてもらいました。
トゥーラン トレンドライン
です。
トゥーランはずっと乗ってみたいと思っていながら、これまで乗る機会がありませんでした。ゴルフベースのミニバンがどのような乗り味を持っているのか、とても興味がありました。また、僕にとってさらに興味深かったのはこのグレードに積まれているエンジンです。GTに積まれた1.4TSIエンジンのデチューン版が、この「トレンドライン」というグレードには積まれています。以前GTを試乗したときに、そのエンジンのすばらしさは実感していたのですが、それと同時に、その後導入されるであろうこれのデチューン版に対する興味がわいてきました。今回、このふたつを同時に試せたことは僕にとってラッキーでした。
例によって鍵を渡され、「ご自由にどうぞ」ということだったので、ちょっと長い時間楽しませていただきました(笑)。まずは外観のチェックから…。
今回のマイナーチェンジでトゥアレグ同様、トゥーランも最近のVW顔に整形されました。旧トゥーランのデザインって不思議なデザインで、どう見てもそれほどおもしろみのあるデザインには見えないし、もちろんスポーティでもないのですが、実際に走っていたり町中でたたずんでいたりするのを見かけると、十分に取られた車幅のせいもあるでしょうが、ミニバンにありがちな背高で不安定な印象というのは皆無で、某H社の車のように、決して車高を抑えているわけでは無いはずなのに、地を這うような安定感を感じさせてくれます。そこにVW車に共通する、外観から感じられるある種の「塊感・剛性感」のようなものが加わって、どう見てもスポーティではないデザインが、とてもスポーティでかっこよく見えてくるという、とても不思議なデザインです。まあ、このあたりの印象もVW車に共通した特徴とも言えなくは無いのですが(ゴルフⅤのデザイン自体もそうですよね)、いずれにしろこのトゥーランのデザインは結構お気に入りでした。
ただ、まだ見慣れないせいもあるとは思うのですが、今回のマイナーチェンジで例の顔を移植したことで、ちょっと顔が大きくなってしまった印象を受けます。そのため少しばかり全体のバランスが崩れてしまったようにも感じています。今の顔も決して嫌いではないのですが、こうして比較してみると、おもしろみを感じられなかった旧トゥーランの顔が、実は全体のバランスの中では重要な役割を果たしていたことがよくわかりました。
もっとも、このマイナーチェンジで外観に高級感が増したのも事実。国産ミニバンなどと比べると、もともとその外観はあきらかに高級感(というか、「高質感」)を感じさせるものだったと思いますが、この外観を得て、その魅力にさらに磨きがかかったと言っていいでしょう。
Posted at 2007/09/10 19:37:59 | |
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