今さら解析君に登場して頂きました。
先週までちょっと忙しくって。
比較したのは、前回18回大会時のベストラップ。
ボロボロ225/45とカサカサ205/50の対決です(爆)。
普通に考えたら比較にならないはずなんですよ。
ボロボロとはいえドライ路面の1'13"873(GPS1'13"856)と、
ラインは乾いたとはいえ基本ウェット路面のカサカサの1'17"574(GPS1'17"564)なんて。
でも、データを見ていくと、結構興味深かったです。
まず計測開始時のコントロールライン通過速度が0.2km/h差(117.0km/h vs. 116.8km/h)。
最高速度でも同じく0.2km/h差(158.1km/h vs. 157.9km/h)。1コーナー手前の最大減速Gは、カサカサの方が大。
ブレーキングのタイミングは、カサカサの方が早いにもかかわらず。
2コーナー立ち上がりも、Gの立ち上がりはカサカサの勝利(この部分の感触は確かに非常に良かった)。
緑が18回大会、赤が今回で、8秒付近までの減速が1コーナーへ向けてのブレーキングで、
13~15秒付近の加速が2コーナーの立ち上がりです。赤いほうが、どちらも鋭いですよね?
どのコーナーでも、ブレーキングは途中からABSが介入し始めるなどでむしろ先のほうで頑張れず、
コーナー手前での到達速度はやや低めですが、ボトムスピードは同等程度。
ブレーキングと、ラインが乾ききっていなかった6コーナーでタイムを失っていることは明白でした。
逆に言うと、トラクションと横方向の感覚は、むしろ悪くないんですよ。
ベストラップ動画です。ブレーキングで苦しいのはお解り頂けるかと。
VIDEO
想像ですが、横方向が悪くなかった理由の一つにリム幅が関係しているかもしれません。
純正ホイールの7を使うのに、適合範囲内とはいえ標準7.5の225/45に対して、
標準6.5の205/50は引張り気味で使えるので。
今回コンディションに恵まれなかったとはいえ、205/50R17の感触があまりにも良かったので、
正式採用しようかと思ったのですが、PSSにこのサイズは存在せず、
PS2のこのサイズ(205/50ZR17 (89Y) N3)は、
PE2パターン ということでちょっと不安。
夏タイヤ選択、また振り出しに戻るの巻。。。
Posted at 2015/03/15 21:14:00 | |
モータースポーツ | 日記