ボディ・ホイールの完全車検対応化を完了し、さらに排気音についての車検対応化を進めるべく、
維持りとして先日から考察しています。
現在マイレガの、中間パイプより前の排気音に関わるパーツですが、
・HKS鍛造ピストン+鍛造コンロッド+鍛造クランクシャフト
・GDB純正エキマニ
・HKS GT2835タービン(GDB-D,E用)
・HKS フロントパイプ(スポーツ触媒)
となります。
現行の
柿本Regu.06&R
メイン(リアピース)のパイプは60φ、中間パイプは70φです。↓
一方、候補に挙げていた高出力と静粛性の両立を追及したと言う、
HKSのSuper Turbo マフラー。
メインのパイプは54φ、中間パイプは65φです。
HKSが謳い文句にして、動画等でも紹介しているのは、R34・R32のGT-R、GDBインプ等で、
GT-Rの場合、絞り無しのフルストレート構造パイプφ85で、パワー・トルクの比較データーは
中間に75φの絞りを入れた場合になっています。
つまり、絞りを無くす構造でハイパワーに対応しているということです。
そして、消音にはマフラー構造部にプラスして、
テール部分でのスリット形状で約2dB下げているとのこと。
しかし、BP5の上記の仕様を見ると、現行の柿本Regu.06&Rより、メインも中間パイプも5mm程
絞られることになります。
ブーストアップ、タービン交換、さらにエンジンフルチューン、となると排気の流速は
大幅に増すので、中間パイプ・メインのパイプφが絞られると、当然排気抵抗になり、
パワー・トルクは低下しますよね。
つまり、ノーマルBP5の場合はさておき、
フルチューンのマイレガの場合、現行の柿本Regu.06&R→HKS スパーターボマフラーにすると
パワー・トルクの低下は、免れないと考察されます。
スーパーターボマフラーのパイプ内側に特殊な表面加工等が施されているとか
パイプの湾曲が一切ない等(あり得ませんが・・・)特殊な工夫がない限り、
パワー・トルク(あくまでピークです)をキープするのは難しい、と思います。
HKSはSuper Turbo マフラーを、
「ノーマルからアップグレードタービン仕様のハイパワー車両まで対応可能」
としていますが、GT-RやインプWRX等と比べると、
BP5のチューンは、かなりライトなものを想定しているのでしょう。
まぁ、車種から言ってもBP5のメインユーザーは、弄ってもライトチューンでしょうからね・・・。
ちなみに、
HKS Super Turbo マフラーの
車種別詳細適合表を見ると、
近接排気音量はノーマル81dBに対して84dB と、3dBの増加に留まっています。
一方、気になったのが、
HKS Silent Hi-Powerマフラー
この
車種別詳細適合表を見ると、
メインのパイプは60φで、柿本Regu.06&Rと同径。
中間パイプは75φと柿本の70φより5mm太くなります。
近接排気音量はノーマル83dBに対して87dB と、4dBの増加。
Super Turbo マフラーとSilent Hi-Power マフラーの差は、中間パイプ付き同士で比較すると
現行仕様の柿本Regu.06&Rよりも、中間パイプφが広がり、
気になる排気音量は1dB しか大きくならない、ということになります。
おそらく、排気音量データは、ノーマルエンジン+α
(エアクリーナーをスポーツタイプにしている程度)と思いますので、
上記の単純な比較データをマイレガのフルチューンエンジン仕様に当てはめるのは、
ちょっと無理があるもしれませんが、1dB差が10倍の10dBにはならない、と勝手に想像しています。
こう考えると、HKSのSilent Hi-Powerマフラー+中間パイプは、消音性もかなり優れていて、
パワー・トルク(あくまでもピーク値ですが)の低下は避けられるか、むしろ上がる可能性も
秘めていると考察するのですが・・・。
但し、排気効率が変わるので、ECUセッティングが合わずに性能低下もあり得ますけどね。
気になるのは、柿本Regu.06&Rの中間パイプ付きの近接排気音量データ(柿本HP)が、
87dBと低いこと。
現在のマイレガでは、8年以上経過していることもあって、
消音効果も劣化して、高い排気音量になっていると推定していますが、
この原因がメインのタイコの劣化なのか、中間パイプのタイコの劣化なのか、両方なのか。
もしかすると、メインの柿本Regu.06&Rリアピースのみの交換で、消音が出来る可能性もある?
この場合、排気系はECUセッティングを取っている条件のままなので、
パワー・トルクの低下は殆どない、と推定できます。
ただ、柿本Regu.06&Rのリアピース構造を見ると、ホントにストレート・向こうが丸見え(汗)なので、
新品交換でどこまで消音効果が回復するのか、疑問です。
それと、中間パイプのタイコでの消音効果の劣化要素も原因として大きいとすると、
リアピースの交換だけでは、近接排気音量の車検対応化は難しいでしょう。
すると、
柿本Regu.06&R+中間パイプを
セットで新品交換
も、結構硬そうな選択か・・・。
しかし、
少し不安に思っているのは、
現行使用の中間パイプ+Regu.06&Rの消音効果が、
実は殆ど経年劣化していない場合です。
つまり、一式新品交換しても元々近接排気音量は規制値をオーバーしてしまう・・・ということです。
使用して8年経過してますから、全く消音効果が劣化していないと言うことはないと思いますが、
折角一式新品交換しても、近接排気音量がオーバーしてしまえば、完全車検対応化のためには、
結局購入済みのインナーサイレンサーを装着しなければならない、と言う何ら進展がない状態
になってしまいます。これは、結構つらいですよね~。
ん~考えていくと、
かなり悩ましい
で、数日悩んだ挙句、結局排気音量が規制値内に収まるか、確信に至りませんでしたが、
上記の消音データ・現着仕様よりもパイプ径が絞られない(中間パイプは5mm拡大)ことから、
HKS Silent Hi-Power マフラー+中間パイプ(75φ)
に交換することに決め、本日5/1 SAB湘南平塚で発注しました。
ちなみに最初はSAB東雲を予定していましたが、長年?親しんだBOSHEシャシダイが不調で
完治する見込みが立たないため、パーツ代・交換工賃を確認してから、SAB湘南平塚にTEL。
パーツ代は全く同じでしたが、工賃は平塚の方が安く、マフラー交換前後でパワー測定
(平塚はダイナパック)と音量測定をお願いしたところ、マフラー交換で2回目(交換後)は
測定代金が割り引かれるので、平塚にてお願いすることに決めました。
交換前(現着の柿本Regu 06 & R)の近接排気音量・パワーを測定、
交換後(HKS Silent Hi-power)の近接排気音量・パワーを測定、
して比較することにしています。
パワー測定は、ダイナパック(車輪を外してハブに測定器を直結)です。
ブツ入荷はGW連休中ですが、PIT作業が予約で一杯のため、連休明け5/9に交換します。
もし、
上記交換・テストに興味がある方、
マイレガワイドボディVer.2015に興味がある方、
近くに行くので立ち寄れる方、
がいらっしゃれば、5/9開店からSAB湘南平塚にマイレガと共におりますので、立会い歓迎です(笑。
尚、予期せぬ事象等で急遽予定が変更になる場合があっても、保証?はいたしかねますので、
その点、ご了承ください。(予定変更の場合、出来るだけ前日ブログでアップしたいと思いますが)
さて、結果はどうなりますか・・・!?