10月に入り全国で緊急事態宣言が解除されました。
コロナウイルスが絶滅した訳でもありませんし、感染や発症のリスクがゼロになった訳ではありませんが、感染者数や重症者数が着実に減少していることは確かで、人流抑制・外出の自粛も緩和の雰囲気に包まれ、どことなく社会に明るさが漂ってきていることが感じられ良いなぁと感じています。
これから旅行に出掛ける方も多いと思いますが、そこで観光地や公共交通機関などが混雑して密になってしまうのはよくありません。
そんなこともあり、また、おそらく10月には緊急事態宣言が解除されることをデータ上で見込んで、9月中旬から遅めの夏休みを取って、北海道ツーリングに出掛けて来ました。
出掛けた時期が緊急事態宣言が期間中でしたので議論・意見もあろうかと思いましたが、前述の通り感染状況のデータを見て検討に検討を重ねて自分で実行を決めたことなので、敢えてそれらをここではウダウダと記載しませんし、この部分で議論や意見を戦わすつもりはありません。この北海道ツーリング関連のブログは忘備録とすることが目的です。
さて、バイクで北海道を走るのは、前回大学院1年生23歳の夏だったので、表題の通り34年ぶりです。
30歳でバイクを一度降りた時の大きな夢の一つがバイク乗りへの復帰であり、お陰様で2年前に実現出来ましたが、やはり大きな夢の一つが自分のバイクで北海道ツーリングすることでした。これも34年掛かってやっと実現出来ました。
K1600GTLを愛車に選んだ最も大きな理由が、ロングツーリングに最も適したバイクであるということに尽きます。北海道ツーリングに行くことを想定して購入・愛車として迎え入れたと言っても過言ではなく、ようやく?本領発揮となった訳です。
このロングツーリングは、長年の夢でもあったため、1年近く前から時間を掛けてじっくりと計画し、半年前から宿を予約、フェリーは2か月前に予約するなど相当エネルギーも時間も掛けて準備して来た、拘りの旅です・・・。
9/17 1日目
早朝出発を想定して前日までに荷物を梱包し、前夜はバイクを玄関前に出すなど準備しておきました。
前日は21時に就寝しましたが、ロングツーリングの前日はいつものこと・・・子供の頃と同じで『ワクワク』が高まってしまい、体は正直なものでどうしても中々寝付けず、結局睡眠は2~3時間といった感じで寝不足でした(笑。
1週間前から動きが気になっていた台風14号が東日本に来る前ではありましたが、接近の影響で地元は曇り時々雨の予報。
高速の早朝割(20%OFF)を利用するため、早朝3時半にまだ真っ暗な中、自宅を出発して、地元ICから東名・圏央道・関越を使って新潟へ。
関東周辺だと昼間はまだ30℃近くなるのでメッシュジャケット・メッシュパンツでもOKですが、ツーリングする日程の北海道各地の最高・最低気温を過去5年間全て調べると、最高気温が25℃強、最低気温は10℃を下回る日も結構ありました。
出発が早朝で気温は20℃、上は春~冬用ジャケット・下はワークマンの防水デニムパンツを着て行きました。ちなみに、現地で寒い(10℃未満)ことも想定して冬用ジャケットインナー・冬用グローブ・ネックウォーマーも用意しておきましたので、少し荷物は多くなりました。
明け方近くで寒かったので、休憩予定の谷川岳PAよりだいぶ手前のPAで一度止まってインナージャケット・冬用グローブ・ネックウォーマーを装着。寒さを我慢する意味はありませんので・・・。
そして、雨がパラつき始めた中、谷川岳PAに到着・暫し休憩。
駐輪スペースに大きな荷物を積んだ市原ナンバーのV-ストローム250が1台だけ止まっていて、トイレから戻ると同じ年位のライダーさんが丁カッパを着ながらPAを出発する準備をされていたので声を掛けると、行先は同じく新潟からフェリーで小樽へ・・・とのことでした。
『じゃぁフェリーターミナルでまた会いますね』と言葉を交わしてお別れ。
暫し休憩してから国境越えの関越トンネルの向こうは雨が降っているか否か微妙な天気・・・。
雨雲レーダーを見ると何とか降りそうにない感じでしたが、念のためカッパの上着・防水グローブ・防水ブーツを着用して出発。
しかし、関越トンネルを越えると、むしろ晴れに近く、全く雨が降る様子はありません。暑くもなって来たので、結局PAでもう一度止まってカッパを脱ぎました。
それから新潟西ICまで走り、事前にガス単価が安いGSを調べておいたENEOSでガス補給し、フェリーで食べる昼食・夕食・翌朝食を近くのイオンで購入。
曇りがちですが、気温は結構高くたまに陽が出るまずまずの天気になりました。
そして、9:30過ぎに新潟港フェリーターミナルへ到着。出航はお昼12時で、繁忙期でなければ出航1時間前に手続きすればOKですので、かなり余裕がありました。
バイクは既に2台並んでいて自分は3台目でした。
最初にフェリーのネット予約した時の部屋をツーリストS(半個室)からステートAツインアウトサイド(完全個室)へ変更したためか、現地で手続きが不要となるe-乗船券控えが印刷できませんでした。
で、ターミナルビルで乗船に必須の体温チェックして印刷しておいた予約確認書を窓口で出し、e-乗船券をGETして事前手続き完了。
誘導係の人に聞くと、ここのところは20台前後のバイクが来ているそうですが、今日は少し多くて35台が乗船予定だとのことでした。
谷川岳PAでお会いしたV-ストローム250の方もいらっしゃたので、会釈して短く会話しました。
暫し時間があったので、港周辺やターミナルビル内をウロウロして停泊している『らべんだあ』を撮ったり、会社PC でメールをチェックして返信したり、虫パンチで汚れた愛車を拭いてキレイにしたりして、暇をつぶしました。
そして、11時に新日本海フェリー『らべんだあ』の乗船が始まりました。
久々のバイクでのフェリー乗船。この時ってワクワク感・旅情も最高潮になるんですよね。30年前のことを思い出しつつ、しかし特に緊張もなく順調に乗船完了。
唯一残念だったのが、GoProMaxのバッテリーが乗船直前に切れてしまい、乗船時の動画が撮れなかったこと(泣。
関越道走行時に動画をちょこちょこ撮っていましたが、まだバッテリーを交換しなくても大丈夫と安心していたのが敗因。乗船まであんなに時間があったのに・・・。
ライディングアイテム一式を着たまま、重量級のリュックとシートバッグを背負って船室へ。部屋に着く頃には汗だくでした。
新潟~小樽便は34年前の北海道ツーリングと結婚してすぐの時(30年前)にカミさんとトレノで小樽から利用したことがありましたが、その時はフェリーによくあった、大部屋での雑魚寝スタイルでした。
最近の殆どのフェリーに大部屋はなく、最安値クラスでもカプセルホテルのようなパターンとなっていて、最上級のスイートまで個室が充実。船旅を楽しむというスタイルが強くなっており、人が集うのはレストラン・売店・風呂くらいで、コロナ渦の環境に適合しています。
特に、最新で就航しているフェリーはロビーに吹き抜けがあったり内装が結構豪華で船旅を楽しむというスタイルになっています。
レストランはカフェテリア形式
ちなみに、船内はコロナ対策がしっかりされていますが、フェリー内でも極力第三者との接近を減らすため、少し奮発してアウトサイドの海が眺められる個室ツインを予約。
小型ながら冷蔵庫が付いているのは助かりました。
昼・夕・翌朝の食事は部屋内で摂り、共同風呂は使わずに部屋に付いているシャワーを浴びました。トイレは当然?ウォシュレットです。
予定通り12時に岸壁を離れ、
新潟港を出るまでデッキで動画・写真を撮影しながら旅情に浸りました。
航行中に日本海に沈みゆく夕日が眺められる西側の部屋にしたのですが、近付く台風14号の接近で当然雲り・・・。
うねりはそれほどでもなかったのですが、まぁまぁ揺れました(汗。買っておいた船酔い止め薬を服用したのが効いたのか、スタビライザーが付いた最新フェリーの性能なのか、船酔いにはなりんませんでした。
沖に出るとネットが基本的には繋がらずフェリーWifiは繋げられる時間・回数が限定されることもあり、地デジTV(電波が弱くて画質が落ちたりフリーズすることもあるが結構見れる)を見ながら、初日の動画を持参したPCで編集して過ごしました。
まぁ、前日から睡眠不足気味だったこと、翌朝の小樽到着予定が4:30~5:00と早かったこと、から夕食も17時台に早めに食べて20時には就寝。
途中トイレに起きることが2回ありましたが、久々の長距離フェリーでも快適なツイン個室でリラックス出来、睡眠もたっぷり取ることが出来ました。
2日目に続く・・・。