今年もマイレガのメンテは進めて来て、特にコロナ渦で出掛けることも憚れたGW頃に集中して実施しましたが、その後のシフトブラブラ修理、なども進め、ここ最近もスーパーチャージャーオイル・フィルターの交換も行いました。
ブレーキ系についてはキャリパー越しにパッド厚みをチェックしていましたが、メンテは行っておらず、特にブレーキ効きなど気になる部分はないものの、ステンメッシュホースやフルードはブレンボF6ポッド・リア4キャリパー・355mmφディスクの導入以来交換しておらず、この点だけが気になっていました。
そこで、ブレーキラインとフルードをDIYで交換することにしました。
ブレーキラインはこれまで使っていたのと同じSTIのステンメッシュホースにしました。ちなみにオートバックスのネットショップで購入。他のサイトより比較的安価でした。
BP5用④を購入したのですが、別番号⑤でブレンボキャリパー装着車用が存在していたことを知りました・・・(汗。
ブレークフルードはクラッチフルード・タントエグゼカスタムのブレーキフルード交換にも使用しているモノタロウのDOT4を使用。
まず、12/5にジャッキアップしてリザーバータンク・マスターシリンダーから一番遠い左リアから作業スタート。
リアホースはボディ側の短いホース↓と
キャリパー側の長いホース↓の2本あります。
BP5(非ブレンボ)用だとキャリパー側ホースが少し長いのですが、バンジョーボルトの取り付け角度を少し調整することで折れとかドライブシャフトブーツなどへの接触もなく、無事使用出来ました。ステンメッシュホースとして機能は全く変わりませんし、問題なしです。
キャリパーに繋ぐバンジョーボルトの両側の銅ナットを新品に交換
短いホースのボディ側のナットは緩んだんですが、キャリパー側に繋がるサスペンションアーム上を這う金属配管側のナットが固着していて舐めてしまいました(汗。かなりCRC吹きましたが、ダメ。
ホースの脱着(F6ポッド・R4ポッドキャリパー導入)後10年間での固着もあるでしょうが、同じやり方で緩むところとダメなところがあるのは、上記で施工した人の締め方(トルク)が均等でなく、緩まないところは締めが強すぎたということでしょうね。
最初に施工してナットが舐めた左リアは、先日タントエグゼカスタムでナットが舐めたところと同じでした(泣。
仕方ないのでエア抜きしつつ古いフルードを交換。流石にフルードはきつね色でも透明でした(画像なし)。
クルマの位置交換が大変なので、そのまま左フロントのホース交換へ。
こちらのホースは1本でやっぱりボディ側のナット(下向きに付いています)が舐めそうでしたが、なんとか緩み無事交換完了。
エア抜き兼ねて古いフルードを交換。
ラインに溜まっていたフルードは黄色に着色してました。
ここまでの作業で1時間半。軽く昼食を食べて午後はクルマの前後左右を入れ替え、右側を施工。
最初にフロントに取り掛かりましたが、やっぱりボディ側のナットが固着していて結局舐めてしまい、交換不能に(汗。
左リアの金属配管も発注しなければならないので一緒に発注するのですが、エンジンルーム内を通ってABSユニットに繋がっていて、ちょっと奥まった部分を通っているため、インタークーラー配管を一部外すなど作業は一手間掛かりそう・・・。
まぁ、気長にやれば良いかな~(笑。
ちなみに、12/5当日夕方に久々にDへ行って金属配管を発注したのですが、左リアは単品(約2000円)で発注可も右フロントのボディ側単品では発注出来ず、ABSユニットから出ている前後左右の4本の金属配管がセットとのことで、仕方なくセット(12000円強)で発注しました。まぁ、左フロントも次回10年後の交換時にナット固着で舐める可能性もあるので、その時の予備パーツとして確保しておくということで。
で、次に右リアの作業へ。
こちらは左リアと違ってナットは無事何とか緩みました。
短い方(ボディ側)のホースを無事交換
キャリパー側のホースも無事交換出来ました。
さて、先日発注していた金属配管一式↓を12/11に受け取りました。
フロント一式は特に左側の配管が長いので箱が非常に大きかったです。
中身はこんなもので殆ど空間です。
使うのは右前だけなので、↓1本のみ
リアは↓
そして、12/12 9時過ぎから交換作業へ。
最初に作業が大変なフロント右側に着手。
インタークーラー配管・ブレーキマスターシリンダーストッパーなど金属配管が通っている周辺のパーツを取り外して作業スペースをまず確保しました。
特にブレーキマスターシリンダーストッパーをボディに止めているボルトが手狭でソケットやアダプターの組み合わせを工夫して何とか外しましたが、準備段階でなんだかんだ結構時間が掛かっちゃいました。
ABSユニット側の右フロント金属配管ナットを緩めて
右フロントの舐めたナットで繋がっているステンメッシュホース側がボディ固定ステーの穴より大きく、ホースがステーの穴を通らないため一体で引き抜けません。また、エンジンルーム内を知恵の輪ように通っているので、金属配管3か所にニッパーで傷を付け、そこで何度か折曲げて切断分割し、除去しました。
廃棄する配管を取り除く際にボディへ側へ配管を止めているパーツ(赤〇↓)が手の入らない狭いところにあって、中々外せずに苦労しました。
取り外した金属配管とステンメッシュホース
ブレーキ用金属配管はクルマの組み立ての最初の段階で組み付けるもので、一番深いところを通っているので、当たり前ですが、柔軟性のない新しい金属配管↓を通すのは、抜き取りよりさらに大変。
さらに見えるスペースを広げるため、ワンオフで作ってもらったクラッチマスターシリンダー・ブレーキマスターシリンダーの遮熱板を取り外しておきました。
エンジンルーム下側から配管を上に向けて入れます。
本来なら電気系配線よりボディ側を通さなければならないところなのですが、パワステ配管があって手の入らないところなので上手く電気系配線のボディ側を通せず、電気系配線の上を通す形になりましたが、接触や挟み込んだ状態ではないので問題ないでしょう。
また、ボディや他の配管に接触しそうな部分にはスポンジテープを噛ませておきました。
何とか知恵の輪を通すようにして新しい金属配管をABSユニット接続完了(汗。
足回り側
新しいステンメッシュホースを繋げて
エア抜きを兼ねてフルード交換。
外した遮熱板・インタークーラー配管・ブレーキマスターシリンダーを元に戻してフロントは終了。時間が掛かると覚悟していましたが、ここまでで4時間半経過(汗。
昼は過ぎていましたが、昼食を取っていると暗くなってしまうと思い、そのまま左リアの金属配管とボディ側ステンメッシュホースの交換へ。
こちらはステンメッシュホースと繋がるボディ側およびキャリパー側の金属配管ナットは緩められていたので、
ステンメッシュホース+金属配管の一体物で取り外し出来、新品の配管と新品のステンメッシュホース(短い方)に交換出来ました。
外した金属配管とステンメッシュホース
フルードを少し多めに抜いてからエア抜きしてリアも完了。
9時過ぎから16時半まで殆ど休みなしでトータル6時間半掛かりました。
昨日のタントエグゼカスタムのメンテ作業も結構掛かったので、流石に背筋が疲れましたね・・・(汗。
これでレガシィのブレーキホース・フルード・金属配管(一部)の交換はようやく終了しました。
近所を試走するとプラセボ効果のような気もしますが、若干ブレーキペダルと効きのリニア感が増したような・・・(笑。
試走後ホースや金属配管のボルトナット繋目などからのフルード漏れなどないことを確認しました。
ちなみに、今回改めてブレーキパッドの残量も目視確認しましたが、フロント・リアとも5mm程度残っていて、数年前にチェックした時からそんなに減っている感じではなく、まだまだ余裕。あと2~3万キロは大丈夫そうです。
普段からブレーキをあまり踏まないように走っていることもありますが、10年間8~9万キロ走ってこの残量はちょっと驚きです。
また、フロントサスペンションのロアアームボールジョイントブーツとステアリングロッドエンドブーツの状態も確認しました。ひび割れや破損はありませんでしたので、これで年内のレガシィの大きめのメンテは一通り終えた感じ。
一方、今回ブレーキホース関係の交換メンテで気付いたのはスタビライザーの一部の塗装剥がれと表面の少しの錆。年内には錆落とし磨き・塗装メンテをしておこうかと。
また右側テールランプレンズの磨き・コーティングも、年末には終えるつもりです。