朝は6時前に自然と目が覚め、出発準備を整えて、6時半から朝食バイキングでしっかりライダーの腹も満タンに。
予定通り8時半にホテルを後にして帯広市内を北上。
天気はイイとは言えませんが、曇っていても明るい感じ。
気温も走っていてちょうど良い位でした。
最初の目的地はやはり2年前に訪れたナイタイ高原。
241号で郊外に出ると北海道らしい、十勝平野のずっと直線道路になり、クルマが少ないと速度感覚が狂う感じです。
それ程飛ばしていませんでしたが、対向のトラックがパッシングして来たので50km/hr道路でメーター読み60km/hr以下で暫し走っていました。
でも、結構走っても特に何もなし。もしかしたら、何か勘違い?と思いつつ、まぁ暫く様子を見ようと走っていたところ、最初にパッシングを受けてから、かなり走ってから別のクルマにもパッシングを受けて、暫し走るとやってました、ネズミ捕り。
当然、余裕の速度でクリアしましたが、道内で後にも先にもネズミ捕りに出くわしたのはこの1回だけでした。
で、順調に走って山に近付いて来ると、徐々に霧が・・・。
ナイタイ高原の入り口を左折して入って勾配を登ると霧の中を走る状態になって、これはテラスに着いても景色はダメだなぁ、でも霧の牧場も幻想的でありか・・・なんて前向きに捉えつつ、テラスに近付くと霧が晴れて明るくなってきました。
十勝平野は見えませんが、雲海のような状態で、これはこれでキレイでした。
30分ほど滞在してから出発しましたが、霧は濃いままであまり変わらず。
241号まで戻ってさらに北上し足寄経由でオンネトーへ。
グーグルマップで下調べをしっかりせずに途中、山越えして道道664号で南からアプローチするつもりで進むと、道道664に入ってすぐに砂利道へ・・・(汗。
学生時代にFJ1200で北海道ツーリングした際に、広尾の近くに泊まって地元のオフローダー二人に誘われて湧洞沼近くの比較的フラットな砂利道を数キロ結構なスピードで走ったり、知床のカムイワッカ湯の滝までの砂利道も走った経験はありますが、荷物満載のCBで砂利道を走る度胸はなく、あっさり30分8kmの道のりを戻りました(笑。
時間・距離・ガスを無駄にしましたが、結局、241号から道道949の普通のアプローチで、オンネトーへ。オンネトーは3回目くらいの訪問。
学生時代に友人と一緒にツーリングで来た時は晴れていて湖水がエメラルドグリーンで非常に美しい沼という印象でしたが、少し雲が薄くなって明るくなって来たものの、今回は残念ながら普通の沼と言う感じでした。
さて、トイレ休憩のため、少し戻って野中温泉・雌阿寒温泉近くの公共トイレで用を足して何気にバイクをチェック。
既にツーリング2日目に走行総距離は1000kmを越えており、ツーリング計画時点でオイル交換をどうしようか・・・と迷って、現地でオイル・ダストボックスを買ってフィルターだけ持参して宿で交換作業をするつもりでいました。
しかし、工具を一式持参していた中で、ドレンボルトを外すためのソケットを失念しており、結局オイル・フィルター交換は帰宅してからで良いか・・・と諦めていましたが、チェーンを見るとかなり伸びた感じが・・・。
トルクがあるので、オートシフターでクラッチなしでシフトすると反動が大きいのか、チェーンの伸びが大きくなるのかもしれません。
流石に伸びたチェーンでこの後2000km以上走るのも宜しくないので、急遽ネットでバイク屋さんを探しました。
ベストはドリーム店ですが、走るルートの近くだと札幌・旭川・帯広くらいしかないのは事前にチェック済みで、休日なので恐らく飛び入りでの作業は断られる可能性も大。出来たとしてもかなり待たされることになるでしょう。
で、町のバイク屋さんを探すと、そこから80km強離れていますが、釧路市内にある感じで急遽電話して相談すると何とチェーン調整以外にオイル・オイルフィルター交換も飛び込みでOKをもらいました。
1時間ちょっと13時半には到着して、作業をしていただいたのは、『二輪ショップ ツチヤ』さん。
町のバイク屋さんというと原付メインで大型バイクは大丈夫かなと一抹の不安がありましたが、ちょうどX4(SC40のCB1300エンジンと同じエンジン搭載)の車検整備があるということで、ピット内に置いてあって、一安心(失礼。
しばしエンジンオイルが下がるまで待ってからオイル交換・オイルフィルター交換、指定は10W-30のようですが、入れるオイルはWAKOSの10W-40とのことでした。
抜いている最中にオイルが泡立って、ご主人に『あまり良くないオイルだね。どこのオイル?』と言われましたが、新車で買って最初に入っていたので当然純正のオイルなのですが・・・(汗。
チェーン調整もポイントを教えてもらいながら作業は1時間掛からずに終了。
基本的に寡黙で大人しそうな感じの、少しだけ年上の感じのご主人でしたが、作業やりながら色々話すと、東京高輪の出身で品川プリンスホテルで働いていたバリバリの都会っ子ですね。でもバイクで日本一周を2回もしたそうで、都会で働くより地方に住むことを決めて、釧路でバイク屋さんを開業したそう。
遊びも色々されたそうで、当然キャンプから釣りやクルージング、スノーモービルなど・・・若い頃に脱サラする際は周囲から反対があったそうですが(ありがち)、昔の知り合いを釧路に呼んでアウトドアを楽しませてみると、みんな羨ましがる、と言ってました。
充実した人生を堪能してるって感じで、そういった人生に憧れる面もありますね。
まぁ、こうした計画にない寄り道というか、イベントも良い思い出ですし、走行距離1440kmでオイル・オイルフィルター交換、気になったチェーン調整がしっかり出来て、安心安心。
プラセボではなく、エンジンのピックアップが若干良くなりましたし、さらに気持ち良く走れるようになりました。
計画していた立ち寄り地点は次回ツーリングに来た際に行くとして、時間が遅めなので宿方面へ向かって走り、途中で道の駅厚岸グルメパークに立ち寄ってトイレ休憩。
曇ってましたが、展望が効いてキレイなところでした。
そのまま、44号を東進し、根室イオンで夕食食材を購入。
近くの、これまた2年前にガス補給したENEOSで満タンにしてから、少し来た道を戻って本日の宿:レイクサンセットへ17時過ぎに到着。
走行距離は415km、燃費は24km/L強走ってました。
レイクサンセットも2年前にお世話になり、その時は結局夕陽が拝めずリベンジでまた来ます!と言って、今回も予約したのですが、ガス補給してから陽射しが出て、2年前に拝めなかった夕陽が見れるか・・・と期待を胸にチェックイン。
宿は風連湖側が臨めるコテージ。
部屋で寛いでいる間は陽射しが出て湖面に反射してキレイな景色が見えていたのですが、実際には降水確率が高い時間帯で、日の入りの19時に近付くと湖面の向こうには雲が厚く垂れこめて来てしまいました。
まぁ、湖の景色もおかずの一つにしてゆっくりと夕食を取る贅沢な時間が過ごせて良かったです。
夕陽は拝めるまで、また今度リベンジしに来ます(前向きに捉えれば、北海道ツーリングもしくはドライブに来るための目的の一つに出来ますのでヨシです)。
天気予報通り、夜遅くにはかなり強く雨が降って、恐る恐るカーテンを開けて夜の湖に降る雨の景色を眺めるたのも、良い思い出になりました。
23時前に就寝。
4日目に続く・・・