先月クリスマス3連休、イブのドライブの時、色々興味深いクルマたちとすれ違ったりしました。
道路を走っている圧倒的に殆どのクルマはホイールも変えない、完全ノーマルだったと思います。
ちなみに、家の軽:タントエグゼカスタムは、外観は僅かに車高が落ちている以外、
完全ノーマルに見えます。
しかしながら、吸排気系は完全ノーマルですが、それなりに走れるように足回り系、
車高調・スタビ・ストラットタワーバー・ロアアームバーを入れていますし、
最低限の維持りは行っています。
さて、最近は特に、メーカー系チューン会社が軽く弄った限定販売のクルマが
結構売られていて、それなりの台数が走っています。
マイレガの種車である、レガシィBP5も初代 tuned by STI、600台販売の限定車。
Sシリーズとは異なる、レガシィワゴン・レボーグの軽めSTIチューンの基礎になりました。
完全なカタログモデルである、WRX STIも、限定車ではないですが、メーカー系チューン会社である
STIがチューンしたクルマ、という設定です。
やっぱり、その他大勢ではなくて、どこかでみんなと違う、個性がキラッと光るクルマに乗りたい、
そう思う人もそれなりに居るので、それなりには売れる訳です。
見た目完全にノーマルであっても『イイな~』と思ったすれ違ったクルマもありました。
例えば、今から40年以上前に新車で売られていた、コスモスポーツ。
その他にも、いわゆる旧車と言われるクルマたちとも、何台かすれ違いました。
そう滅多にすれ違わないクルマに一瞬『おっ』とは思いましたが・・・
コスモスポーツ以外はハッキリ思い出せないんですよね。
何故なんだろう・・・。
休日なので、普段乗らない(乗れない)自分のような人たちが、愛車で繰り出す訳ですが、
財力に余裕が出てきた人たちが旧車を買って、乗っている人も最近増えているのは確実で
旧車を見かける確率が高くなっているんだと思います。
つまり、旧車は珍しくなくなってきていることも原因なのかな~と。
当日走った8時間前後で、何百台というクルマとすれ違ったり並走した中で、
コスモスポーツは1台だけ。ハコスカなんかは、数台見ました。
やっぱりオンリーワンなので、強い印象が残ったんだろうな~と思いました。
コスモスポーツは、大学生の頃に近所の旧家の車庫にあって、タマにエンジンを掛けてたのですが、
とても個性的な排気音・エンジン音だったのが強く印象に残っていたクルマだったんで、
すれ違った際に一瞬聞こえた甲高い『音』もあって、印象に残ったんだと思います。
自分は別に旧車が全て好き、という訳ではありません。
基本的に『走り』が良さそうなクルマが対象です。
ZやスカGはもちろんですが、スターレット、カローラ、スプリンター、コロナ、マークⅡ、などの中でも
スポーティグレードは好きですね。
一時期ゴージャスなスペシャリティカーにも憧れました。
しかし、ポイントは『走り』を重要視したクルマでした。
で、自分の『イイな~』の基準を振り返って整理してみると、
・そのクルマが単純に好きか
・乗ってみたいか
・所有したいか
・憧れていた(る)か
・ドノーマル(メーカー系チューン車含む)
ではなくて、オーナーのコンセプトに
基づいて走り系にチューンされているか
なんですね。
そして、『イイな~』と思える一番のポイントは、
オーナーの愛情が
注がれていること
ですね。
オーナーの愛情が注がれていないのでは? と思わせるクルマ、
偏見かもしれませんが、特にドリフト系チューンのクルマに多いように思います。
フロントはハミタイ・ハの字シャコタンで、タイヤ・ホイールが道路の凸凹でフェンダーに当たり、
フェンダーアーチや道路に擦ったエアロなどがボロボロで、今にも破片が剥がれ落ちそうなのを、
テープで止めてたり、絶対に整備不良な音量の、五月蠅いだけのマフラーなど・・・。
単に、ドリフトするための『道具』として扱っていて愛情が注がれているとは見えないクルマは、
個性的な走り系チューンをしているという、自分が『イイな~』と思うクルマには入りません。
『痛車』というカテゴリーがあると思いますが、『痛車』の方がよっぽど愛情が注がれていて、
自分では『イイな~』に近いクルマだと思いますし、
ボロボロのドリ車は、自分から見たら文字通りの『痛々(しい)車』ですね。
オーナーの愛情が注がれて大切にされているクルマは、必ず外観に現れていますし、
見れば分かる、と自分は自信があります。
外観がボロボロで、汚れがこびり付いたクルマなのに、エンジンルームや内装、
その他目に見えにくい下回りなどに、しっかり手が入って大切にされているクルマなんて
ものごごろ付いてからクルマ好きになって45年以上ですが、見たことが無いです。
外から見えない部分に手を入れて大切にしているオーナーは、悲しいかな?、その『サガ』から
外観だって大切にキレイにピカピカにしちゃうものなんですよね~。
ちなみに弄り・維持りは自分で全て出来なくったって一向に構いません。
自分が出来る範囲でやるのが自分は愛着が沸くから好きなんでやってますが、
無理に自信のないところに手を出して、事故や不具合でクルマを壊してしまっても仕方ないので、
出来るところに任せるには、全然ありですよね。
一方で、外観がピカピカだけど、内部はチャンと整備出来ていないクルマは結構あると思います。
これは自分的には『イイな~』とは言えないものの、
その手前の『ちょっと残念』なクルマという位置付けですね。
オーナーの愛情が注がれてはいるクルマになりますので、『ダメ』とは言えないです。
また、基本的に速い、速そうなクルマは好きなんですが、
スーパーカーの類は自分の『イイな~』の対象ではないです。
財力に余裕があって購入対象範囲に入れば別ですが、
数千万のプライスタグが付くようなクルマは『イイな~』とは思いません。
マイカー対象として非現実的なクルマは、そもそも『イイな~』の対象じゃないんですよね。
自分は、クルマに関して自称個性的な(世間一般的には変わった?ひねくれた?)性格なので、
『意外性』が『イイな~』の重要なポイントなんです。
マイレガの弄りのベースは、この『意外性』にあると言っても過言ではありません。
フェラーリやランボルギーニ、ポルシェやGTRなど、速さを追求したクルマが速いのは当たり前。
『意外性』にはなりません。
(ちなみに、速そうな外観なのに、遅い、という見掛け倒しの『意外性』は論外)
・速そうに見えないワゴンなのに、走ったらスーパーカーに比肩する速さを持つ『意外性』
・サーキットや峠など、スポーツカーが得意とするシチュエーションで伍す速さを見せるワゴン
というのが、マイレガの目指して姿です。
なので、速そうに見えない車種で、ハイパワーなクルマって、自分の『イイな~』のストライクゾーン。
GTRも好きですが、ワゴンボディのステージア260RS
セダンボディよりもワゴンボディのRS6アバント、
セダンでも速さを求めた、AMGやMシリーズなど、
もドノーマルカー(メーカー系チューンドカー)であっても、結構『イイな~』のポイントが高いですね。
もちろん、R35GTRやWRX STI系やランエボ系もセダンボディで世界一級スポーツ性を持つので
好きなんですが、GTRやWRX STIはボディなどが専用となって、『意外性』が低下したな~と。
GTRやWRX STIはノーマルボディ・ノーマルスペックのスカイラインやインプレッサという
決して速いとは言えない車種がベースにあって、そこに速さを追求したエンジンや足回り系を
仕込んで、世界的に一級の速さを実現するところに、『意外性』があり、魅力的だったのだと、
当方は思うのです。
専用車種になってしまったGTRやWRX STIなどは、クルマの一つの進化
(定義的には環境の変化に対応していることであって、決して『良い』意味ではない)
の方向性を示していることにはなりますので、否定出来るものではないとは思いますが、
どうしても自分の中で『イイな~』の対象から、いずれ外れていくのかな~と思うんですよね。
まぁ、速い同車種の中で速さをさらに追及したチューンを施したなら
『イイな~』の対象なんですけどね。
愛車一覧のマイレガに対して『イイね』を付けていただいた方には感謝しております。
もちろん、『イイね』が付けられて嬉しいですが、
『イイね』の数を多くすることを目標にはしていません。
あくまでも、主体は自分。
愛車であるマイレガに対して、いつまでも自分が『イイな~』と思えるように、
弄り・維持りはし続けていくつもりですし、愛情を注ぎ込んでいくことが自分の真に望むところです。