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2022年12月31日 イイね!

大晦日ですが、HONDA Dream二輪車の製造販売システムに物申す


年末大晦日というと、普通は2022年を振り返り、それを糧にしながら新年を展望する、という感じになるところです。

が、今年は3年ぶりに欲しいバイクを新車発注して納車待ちで、コロナ感染に端を発する影響に絡んで思うところもあるので、ちょっと批判的になるところもありますが、ユーザーの一人の問題提起・前向きな提案として記述します。



以前からアップしていますが、10/20に2023年式となるCB1300の30周年記念モデルが発表され、翌日朝一番に発注、12/15に発売開始となりました。

で、12/23に発注しているDでは1台納入されて既にナンバー(相模)が付けられていて納車待ちの状態でしたが、自分の分の納車は順番からするとおそらくあと3か月かそれ以上先ではないか、とのことでした。

しかし、これも以前にアップしていましたが、HONDAとして正式にアップされて誰でもチェック可能な『新車在庫検索システム』で調べると、12/31時点で四国の2店舗には少なくともSF2台・SB1台、東北1店舗にはSF1台(商談中の表示)・SB1台が納品されていて在庫(即納可の)状態となっています。


一方、少なくとも12/30時点ではサイト情報の更新がされておらず、CB1300の30周年記念モデルは2023年1月9日までの期間で受注するとの文言はずっと残っていますので、正式発表から2か月以上経過しても受注数が生産計画の720台に達しておらず、『記念限定車と言っても人気はないバイク』、ということが明確です。

このように決して人気がある訳ではないCB1300ですが、おそらく自分も含めて首都圏・近畿圏などの大都市圏も含め各地方では、既に発注して納車を心待ちにしている方は何人もいるはずで、正式発売日から数か月以上待たされる可能性があります。

一方で、現時点でも上述のように四国・東北の一部地域で在庫になっている店舗があるということは、すなわちその地域に少なくとも『買おう』『買いたい』という希望・意思を持っている人がいない(1台は12/15から商談中とずっと記載)のです。

可能性は低いかもしれませんが、上記の状態=同車を買いたいと思う人がずっと出て来ないで、何年も在庫になるという可能性がある一方、一日も早い納車を望んでいる人たちを何か月も待たせるという状態を作り出している、ということです。

そして、同システムで他の販売店がユーザーが決まっていないのに発注していて在庫として抱える状態は今後も増える可能性は高いです。

実際、12/31に検索した在庫台数が前回より、1店舗:SF1台増えていましたし・・・。



HONDAはこうした状態をどのように考えているのでしょうか・・・。

そもそもそうした状態を把握していない、把握する気もない、把握していても問題とは捉えていない、ということでしょうか。



クルマやバイクだけでないかもしれませんが、こうした状況が生まれてしまう原因は製造と販売が分断されて一体感が薄いということ。

大手の企業にありがちで、同じブランドを掲げてはいてもメーカー会社にとって販売店は一般ユーザーと同じ『客』であって、そこで納品し売上金が発生すればメーカー会社は『良し』という考え方なのでしょうね。

こうした図式は、食品などで卸や販売店に納品した時点で実際には顧客が買わなくて店舗在庫になっていても、メーカーの売上になるのと同じで経済の基本なのでしょうが、少なくとも食品などの卸や販売店は一つのブランドを掲げるグループ会社ではなく一つのメーカー製品を専売している訳ではないので、クルマやバイクのディラーとは根本的に異なります。



きっと、上述の販売店は限定車ということでユーザーが付いていなくても早めに売れて長期在庫にはならないと考えいち早く発注、納品されたら早速在庫システムに登録しつつSNSで宣伝という、今までの売り方をそのまま踏襲しているに過ぎませんが、このやり方は大きく変わった現況ではHONDAというブランドに対してマイナスのイメージを増殖させるだけで、決してプラスの効果はないでしょう。


HONDA Dreamの受発注システムが具体的にどうなっているか不明ですが、顧客(ユーザー)となる情報を入れることを必須として発注するシステムにはなっていないと思われます。

ひと昔前のコロナ感染の影響がなかった時代であれば、顧客が付いていなくても店舗の意思で発注し在庫として持つのは普通で常識でしたので、全く問題ないシステムであった訳です。

しかし、ネットが発達しコロナ感染で大きく変化した昨今の状況では、上述のような『ひずみ』『矛盾』『顧客(ユーザー)の不信、イラつき、マイナスイメージ』を生んでしまいます。


さらに言えば、自分もメーカーに長年勤める一人ですので基本中の基本としていますが、希望するユーザーに一日でも一時間でも早く製品を手元に届けることはメーカーの最大使命です。

製品はユーザーに使ってもらうために製造する訳で、それを少しでも早くユーザーが使うことで、そこに繋がる経済が(例えばバイクの場合はカスタマイズパーツやツーリングに出掛けて地方に泊まりお土産を買ったり飲食する等)が回ることになり、日本・世界の活力の源になります。

ユーザーに製品が届くのが遅れ、使用されるのが遅れれば遅れるほど、経済へのマイナス影響は大きくなります。

たかが数台・・・という思いはあるでしょうし、気付き難いことなのですが、販売店で在庫にする時間を作ることは、そのブランドにとってマイナスイメージを増やすだけでなく、日本・世界経済に多大なマイナスを作り出しているということをグループ会社全体としてしっかり自覚し責任を持ってもらいたいです。


まぁクルマやバイクの販売が遅れると走る車両が増えないので地球温暖化などのマイナス影響が減って良いという単純な考えもあるでしょう。

しかし、一斉にある日、全メーカーがクルマ・バイクの製造販売を止めることが出来ないことが明確な中では、年々環境規制を厳しくして、そこに対応する車両を早くユーザーに届けて(環境負荷が大きい古い車両に乗り換えて)使ってもらう方が地球環境的に効果的であり、この点でも一日でも早く新製品をユーザーに届けて使ってもらうことが重要ということになります。


しかも、コロナ感染の影響は今後も暫く続く可能性が高いですし、一旦こうした状況がひと昔前に戻ったとしても再びこうした状況に陥る可能性もあります。

二輪業界のトップを走るHONDAが業界リーダーとして、改めて『希望するユーザーに一日でも一時間でも早く製品を手元に届けることはメーカーの最大使命』という原点に立ち戻ってバイクの製造と販売の一体化を図り、その第一歩として早急に受発注システムを、『顧客(ユーザー)の情報が入った発注分の納車順位を優先させる』ように改善していただきたいです。

システム上、特に多大なコストを掛けなくても出来るはずですし、一社員が工夫するだけで実現できるレベルです。CB1300だけでなく、他の車種でも同じような影響が出ているでしょうし・・・。


数か月後に一人のHONDAユーザーとなる自分ですが、HONDAがこれまで通りのグループ会社の製造販売体制のまま変わらないのであれば、今後HONDA製品を買うことに慎重にならざるを得ないことは少なくとも確かです・・・。

Posted at 2022/12/31 12:19:27 | コメント(0) | トラックバック(0) | バイク | 趣味

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クルマ弄り、鉄道模型が好きな中年です。 実は、バイクにも乗りたいのですが、家族が許してくれません。学生時代、FJ1200にUSヨシムラの爆音マフラー入れてブイ...
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