自分は就寝する部屋を1階にしており、後ろ姿にはなるのですが、そこから毎晩マイレガを眺めながら眠りに就いています。
一方、この部屋はマイルーム・趣味部屋としても使っていて、普段過ごす時間が多くて自宅内では自分の拠点のような場所になっています。ちなみに、リビングやその他の部屋に自分の居場所がない訳ではありません・・・(笑。
さて、この部屋は、使途からすると横文字にすれば『シアタールーム兼ベッドルーム』ということになり、『こんな部屋になるといいな~』というザックリとしながらもある程度の具体的なイメージは持っています。
しかし、現実は・・・
押し入れ・床の間が付いた純粋な和室8畳に、相当(20年?)前にカミさん用に購入したけど殆ど使っていなかったマッサージチェアを映画鑑賞用リクライニングシート兼ベッドとして持ち込み、7~8年前に購入してから少ししか使っていなかった37インチ液晶TV(レグザ)、これまた12年前に中国赴任前に国内で購入・持参したSONYホームシアターシステム、そしてPS4をデッキとして組み合わせて、平日は毎晩YOUTUBE動画を、時間が許せば土日祝日昼間~夕方にアマプラ映画や持っている映画ソフトを鑑賞していました。
また、部屋が1階玄関横の便利な場所にあることもあって、8畳の半分ほどのスペースはいつか使うかも・・・と思って取ってある家電や空き箱や段ボールなどの他、比較的使う頻度が高い雑多な物(工具の類からクルマなど衣類の一部やカバンなど)をやや乱雑に置いてあって、いわば『半分は物置』になっているという状態です。
つまり、『シアタールーム兼ベッドルーム』という言葉から想像されるような立派なイメージや自分が理想とする部屋からはかなりギャップがあります(汗。
資金を潤沢に使えれば色々と出来て理想に近付けられる訳ですが、資金は限らていますし、趣味部屋以外にも資金を投入していきたいことが複数あるので、バランスよくまた長期的な計画を考えておく必要があります。
ポイントは、現状で使っている機器などに不具合がないので大きな不満はなかった一方で、毎日使う拠点となっている部屋ですから、少しずつでも快適に気持ち良く使いたい・・・という以前から抱いていたボンヤリしたことの明確化です。
限られた資金の一部を有効に使わなければ充実感=幸せに繋がりませんし、無駄遣いとなって後悔することにもなるので、回りくどいようですが、このボンヤリした部分を明確にすることにしっかり時間を掛けました。
マイルームをどのように(チューニング)すれば満足度が高まるのか?
動画・映画鑑賞での理想は、迫力ある大画面・音響・明瞭且つ鮮やかな画質でしょう。映画好きであれば、多くの人が自宅に映画館があったら・・・と思っているはずで、自分も例外ではありません。
その中で、現在7.1ch対応のホームシアター(サラウンド)システムがあるので、ソフトが適合していて音量もそれなりに上げられる時間帯であれば、迫力のある音で映画鑑賞は出来ていました。一方、画面から2m弱の目線ではあるものの、37インチの液晶テレビでは迫力のある大画面には程遠い・・・というところです。
つまり、ポイントは①大画面、②画質ということになりました。
★テレビの更新
最初に検討したのは、大画面の代表:プロジェクター+スクリーンです。
通常この組み合わでだと100インチを越える大画面が可能になり、文句なしに大迫力で動画・映画を鑑賞出来ますので、様々な機種を調べてみました。
しかし、いくつかの問題がありました。
まず問題の1つ目は、光源寿命です。
光源にランプを使っている比較的安価なプロジェクターはランプ寿命が短めで1日数時間の使用頻度でも数年で交換の手間暇とコストが掛かります。長寿命のレーザーを光源としているプロジェクターもありますが、やはり高額になりますし、それでも最近高画質な有機ELテレビに比べて寿命は短めです。
問題の2つ目は映画鑑賞の時間帯はまだ明るい時間帯に掛かるということです。プロジェクターはその特性から周囲の光が少ない方が高画質でキレイに見えますし、最近は明るい光源を使えばそれなりにキレイに見えるようですが、コストは高くなります。
問題の3つ目は、地デジ番組も見る、ということです。プロジェクターにネットTVを見れる機能が付いているものが多くリリースされていますが、地デジを見ようとするとチューナーは別に購入しないとなりません。当然コストが追加になります。
なので、今使っている37インチテレビとプロジェクターの併用も考えましたが、座って見る位置や画面配置からリモコンだけでパパっとプロジェクターと液晶テレビを切り替えて見る、ということは無理ということになりました。
また、窓等の配置の関係で壁に直接投影出来ない部屋であり、それほど高価ではないものの『スクリーン』も購入しなければなりません。
ということとで、予算面や現在の使い方などでを総合的に検討した結果、100~200インチにもなる大画面が非常に魅力的なプロジェクター+スクリーンの組み合わせは将来的な楽しみにとっておくこととして、画面サイズはやや小さくなりますが、有機ELテレビを検討することにしました。
有機ELテレビは液晶テレビに比べて画質が良く、以前から注目していました。また、大画面タイプのコストが最近だいぶコナレて来た感もありますし、液晶テレビに比べて暗いという弱点も遜色なくなっているようです。
まぁ、液晶テレビも高画質にはなっていて、有機ELテレビと劇的な差があるか?というと『黒』の表現に少し差があるというレベル。なので、一種の自己満足になりますが、それはそれで大事なポイントかと思っています。
さて、有機ELテレビで大画面というと77インチモデルもありますが、55と65インチの差額が数万~10万のところ、65インチと77インチの差額は20万にもなるので、65インチで探しました。
まぁ、現在のリビングの液晶テレビが52インチで、それより一回り大きいし、現行の37インチと比べたら3回り?も大きいので、趣味部屋で見るには十分過ぎる大きさです。
歩いて5分のショッピングモール内の量販店に出掛け、事前に検討して候補にしていた最新モデルと型落ちモデルの他、各メーカーの有機ELテレビを比較して見ましたが、画質的に大きな差はない感じですし、好みの問題になりますかね。
ただ、画像機能の一つ『HDRフォーマット』を比べると、複数のメーカーの中で一番広く対応しているのがPanasonicだったので、Pnasonic機種に絞ることにしました。
さらに、カタログ・ネットで検討比較を進め、購入第一候補をPanasonic2019年モデルの最高峰GZ2000にして、他Panasonic機種も含めて値段推移を価格COMで約1カ月モニタリングしました。
一方、今のままの位置に大画面テレビは置けないので、値段のモニタリングをしながら、設置スペースの確保を兼ねて部屋の中の不要物を少しずつでも処分・雑多な物の整理を進めました。
第一候補のGZ2000の価格は2月中徐々に低下はしていましたが、数カ月前に一時的に記録した最安値まで再び到達するには相当の期間が掛かりそうだったこともあり、2月中旬にそろそろ購入しようか・・・と動くことにしました。
当初はネットで購入することを考えていましたが、先日訪れた近所の量販店でも格交渉可能とのことだったので、ネットと同等以下の価格になるのであれば・・・ということで再訪することにしました。また、ネット購入だと設置が有料な一方、量販店購入だと設置無料サービスが期待出来るということもありましたので。
2/20お昼前に歩いてもう一度量販店へ出向き、前回店頭で応対してくれた方を呼んで価格交渉を始めると第一候補のGZ2000は在庫がなく、店頭品のみということ。流石に店頭で常時点いているTVは耐用時間が少なくなっているので、多少安くても買いませんが・・・。
これで、交渉なし・ネット購入か・・・とも思いましたが、折角来たので他機種で価格交渉だけしようと、隣に置いてあった2020年モデルのHZ1800の価格を相談。
第一候補のGZ2000とHZ1800では、HZ1800の方が機能(スピーカーや有機ELパネル)で若干下になりますが、同じ地デジ番組を隣でじっくり比較してみても画面(画質)の差が全然判りません(笑。音的にはスピーカーの数が違うので、やや差はあるように思いますが、それほどでもなく、部屋ではホームシアターシステムに繋げて聴くので、差は殆どなくなるレベル。
HZ1800は一応最新モデルなので店頭価格はGZ2000よりかなり高いものの、ネット価格は似たようなもの。スマホでHZ1800のネット価格を提示して上司と暫く相談してもらい戻ってくると・・・
流石にネット価格までは下がらないものの、①カード作成でポイントとして5%分(16000円分)還元、②期間限定のポイントが4000円分追加、③ネットで買った場合に20000円前後掛かる5年保証がカード維持費(1000円強/年)で付けられる、④配送設置無料、⑤さらに(これはネット購入でも適用になりますが)Panasonic有機ELテレビの2020年モデルを購入した場合に後日の手続きでメーカーから30000円キャッシュバック、ということでGZ2000よりも支払価格が下がることになります。
ネットで大型テレビを購入した場合、有料設置サービスを選ばないと玄関先での引き渡しとなり、家内への搬入・設置を自分で行わないとなりません。GZ2000は40㎏あり、有機ELテレビは画面が薄くて歪みやすいようです。
しかも、自室のテレビ台はマッサージチェアの座面に合わせて高めに設定していて、85cmまで65インチ・35㎏強のテレビを一人で持ち上げることは無茶(汗。
しかも、ネット購入候補店の案内を見ると、設置サービスを選ばない場合、配送日を事前設定できないとのこと。自分以外の男手(息子たち)が自宅にいるタイミングが一定でないこともあり、大型テレビのネット購入は躊躇していました。
で、結局量販店で購入することを決心してサインしました。
2/23にテレビが届き、配線は自分で行うこととして設置だけしてもらいました。
設置する部屋ではスタンドを組み立てるなど準備するスペースが狭いので玄関で実施してもらいましたが、流石に65インチはデカい・・・(汗。
やはり一人での設置は無理な大きさ・重さ。慣れた人に手際よく設置してもらった方が良いですね。
以前の37インチレグザを使っていた頃↓
横幅もかなり広がるので視聴ポイント(マッサージチェア)も部屋の内側にオフセットし、37インチレグザを箱に収納してお蔵入りへ・・・↓
65インチビエラ設置後↓
この機会に図ったテレビ台の底上げ効果もあり、マッサージチェアに座って少しリクライニングさせた状態(画面から2m前後)で見ると映画館の大スクリーンを見ているような感じで狙い通りになりました。
★ウルトラHDブルーレイプレーヤー
次にソフトの再生機を検討しました。
現在、ブルーレイディスクはPS4で再生していますが、時代は既に4K。数年前にウルトラHDブルーレイを再生出来るPanasonic DIGAを購入してリビングに設置していましたが、対応の映画ソフト1本(『オデッセイ』)を購入して数回再生しただけで、殆どカミさんが地デジの録画再生に使っているという宝の持ち腐れ状態。
本当は、リビングのTV(52インチのアクオス)には前のレグザに付けて外付けHDDを繋げて地デジ録画する体制にして、ウルトラHDブルーレイディスクを再生できるDIGAを自室に移動させるのがベストなのですが、カミさんが録画している地デジ番組を全て観終わるまで相当な時間を要するため、現実的ではありませんでした。
自分は地デジを殆ど録画しない一方、高画質で映画ソフト類を再生したいという拘りから、ウルトラHDブルーレイディスクプレイヤーも購入することにしました。
こちらは量販店での画質チェックは出来ないので、ネット・YOUTUBEの情報に割り切って調べ、SONYの現行モデルUBP-X800M2に絞ってやはり価格COMで約1カ月モニタリングしました。
テレビやレコーダーのような人気家電ではないため毎年モデルチェンジがある訳ではなく、2019年に発売されてからある程度価格が下がった後に在庫が減ったためか最近高めのショップだけが残って購入に踏み切れない感じでした。
もちろん、これまでの価格推移の中で最安値であれば納得感がありますので、最安値と同じ価格に下がったタイミングまで待つことも考えましたが、4K画質の映画・動画を自室で観たいという希望もありました。なので、テレビとの総額上限を決めておき、それを下回ったら購入へ踏み切ることにして、一応テレビと同じタイミングで量販店で価格交渉してみました。
すると、ネットの過去最安値には届かなかったものの、交渉日のネット最安値よりも3000円弱安く、今年に入って上昇する前の価格程度になるということから、テレビとの総額上限も下回ったことから、UBP-X800M2も購入しました。
★配線
テレビ・ホームシアターシステム・プレーヤー・PS4・監視カメラシステムを接続する配線パターンをいくつか試しました。
一番肝心なのは画像画質。テレビ単独でそのまま視聴するYOUTUBEは関係ありませんが、テレビ・プレーヤー間は比較的安価ながら幅広いHDRフォーマット・8Kまで対応するHDMI(Ver.2.1)コードを購入して接続しました。
また、以前のレグザに音声出力としてアナログ端子があってそれを利用して地デジ音声をホームシアターシステムで聴いていたのですが、今後はビエラで地デジだけでなくYOUETUBE・アマプラ映画の音声もホームシアターシステムで聴こうとした場合、音声出力端子は光デジタルしかありません。ですので、光デジタルケーブル↓を購入してビエラとホームシアターシステムを接続しました。
ちなみに、今までHDMI接続のレグザで見えていた監視カメラシステムの画像がビエラ(有機EL)では見ることが出来ず、ホームシアターシステム経由だと見ることが出来ましたので、この配線にしました。
あと、リビングの旧液晶テレビ(レグザ42インチ)に繋げて使っていた録画用1TBのHDD2つが遊休状態でしたので、1つをリビングのアクオスに繋げて録画容量(ほぼ95%以上カミさんの番組が占拠)を倍増させ、1つをマイルームのビエラに繋げて使うことにしました。
★ソフトの新規購入
テレビ・プレーヤーの購入少し前に、ウルトラHDブルーレイディスクのソフトも新たに購入しました。
以前購入した『オデッセイ』を視聴して、ウルトラHDブルーレイソフトはSF映画で本領を発揮しているように思っていましたし、(普通の)ブルーレイ版が出たら欲しいと思っていたけど、何となく購入タイミングを逸しいた『STAR WARS』。ちなみに、Episode 1・2だけDVD版を以前に中古ソフトとして所有していて何度も鑑賞しました。
自分は熱烈なファンだとも思っていませんが、今から約40年も前にEpisode 4を劇場で鑑賞してからEpisode 1を以外は劇場で鑑賞しました。全シリーズを高画質版で揃えるのが一つの小さな『夢』でした・・・。
ご存知のように?全9話ありますが、ウルトラHDブルーレイとフルーレイの18枚ディスクがセットになった『SKYWALLKER SAGA』がリリースされていて、定価5万のところアマゾン価格は各話単品で購入するよりもお得だったことから、ポチリ。
また、これはDVD版・普通のブルーレイ版も持っているのですが、『Matrix』のウルトラHDブルーレイ版も購入。こちらも3話ありますが、もし、ウルトラHDブルーレイ版の画質が普通のブルーレイ版より明らかに良いと感じたら、残りの2話も購入しよう・・・ということで、一番好きな1話だけ取り敢えず単独で購入しました。
★感想
4KのYOUTUBEやウルトラHDブルーレイプレーヤーでの対応ソフトを再生して大画面の有機ELテレビで見るのと、地デジを2K液晶テレビで見るのとでは、画像のきめ細かさや色の鮮やかさにおいて段違いです。4K液晶テレビでブルーレイソフトやウルトラHDブルーレイソフトを見る時よりも、1ランク上に感じます。
液晶だと「黒」が「黒に近い灰色」な感じのところ、有機ELだと本当に光がない状態に近い「黒」に表現される感じですので、特にSF映画などでの宇宙シーンや夜景のリアリティに差が出るのだと思います。
自分は近視なので近視の方ならイメージし易いと思いますが、アナログ放送から2K地デジの差は眼鏡を掛けていない状態から眼鏡を掛けたくらいの差。
2K地デジから4K、さらに4K液晶から4K有機ELの差は徐々に近視の度が進んでしまったことに気付かずいて、ある時にベストなレンズに調整した新調眼鏡を掛けたような感じですかね。
マイルームでお気に入りのSF映画ソフトや4KのYOUTUBE大自然動画などを高画質大画面とサラウンド音声で鑑賞していると至福のひとときだな~と感じます。
コロナによる緊急事態宣言下での外出自粛が呼びかけられている期間は、バイクやクルマでの県外への遠出をしないことにしていて、「お家時間」が長くなっていたこともあり、余計にそう感じます。
もちろん、コロナと関係なく、普段の日課としていた自室での動画鑑賞環境の大幅改善はQOL・幸福度の向上になって、非常に満足度の高い結果になりました。
★今後
まだ、欲しいソフト(ウルトラHDブルーレイ)がいくつかありますので、今回を含めて実質的なところを進めるつもりですが、部屋内部・見た目といったサブ的な要素も色々と構想は描いているので、いずれは手を付けていきたい・・・と思っています。
イメージ的にはマイレガを10年弱掛けて描いた理想像に近付けていく感じで、マイルームのチューニング?も少しずつ進めようと思っています。