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LEGACY STIのブログ一覧

2021年04月29日 イイね!

クラッチ関係メンテ③(シリンダー類メンテでほぼ完全に・・・)

クラッチ関係メンテ③(シリンダー類メンテでほぼ完全に・・・)









珍しくアップが続いてますが・・・。

忘備録としてのメンテシリーズです。

4/26にクラッチフルード交換・気抜きでクラッチペダル戻り不良がだいぶ解消しました。

しかし、抜き取ったフルードの品質劣化が激しく、粘性を持つ茶色く濁った液体になってしまっていました(汗。

ですので当然、クラッチマスターシリンダー・リザーバータンク・レリーズシリンダー・その間のラインが汚れてしまっているはずで、今回ライン以外のパーツを取り外して洗浄、購入したリペアキットで消耗品を交換することにしました。

モノタロウでマスターシリンダー・レリーズシリンダーのリペアパーツを購入したのですが・・・



また、ペダルの踏み始め部分に僅かに『油圧を感じない遊び』があり、おそらく構造上・設置位置上どうしてもレリーズシリンダーをそのまま固定してのエア抜きが完全に出来ないということで、より完全に近くエア抜きすることにしました。


作業は4/28~29に掛けて実施。

まず、初めに前々回のクラッチペダルAssyの取り外しメンテ時にEVCⅣの電源が入らなくなったのと、ステンメッシュホースからのオイル漏れ対応で油圧計が作動しなくなった2件の不具合について対応。
クラッチペダルAssyのメンテで内装を外した際にコネクターなどの抜けが考えられたので、内装をもう一度外して配線を確認しました。

ペダル周りをもう一度観察すると、足元にコネクターが外れた配線があり、これをDefiメーターコントロルユニットに接続してみると、しっかり油圧計が作動しました(笑。
油圧センサーが故障かと思いましたが、狭い場所での作業時にうっかりコネクターを外してしまったことが原因でした。良かった・・・。

また、EVCからの配線を辿ると、やはりステアリングの下側でコネクターが一つ抜けており、さらにACC+線のギボシからコードが抜けてしまっていました。これを接続すると無事EVCも復帰しました。


先日発覚した問題を解決、内装を元通りにしてから、本題へ・・・。

改めて室内足元に潜り込んでクラッチペダルとクラッチマスターシリンダーロッドを繋ぐクレビスピンを外し、クラッチマスターシリンダーを取り外せる状態にしました。

17時から、先日一度外した前置きインタークーラーの配管2本を取り外して、レリーズシリンダーの取り外し作業エリアを出来るだけ広げ・・・




ブレーキマスターシリンダーストッパーのボルトを緩めてクラッチマスターシリンダーの遮熱板とクラッチマスターシリンダーの固定ボルトの隙間を広げて、ラインを外し、フルードチェンジャーを使ってマスターシリンダーのリザーバータンクから先日交換したばかりのフルードを抜き出して、マスターシリンダーを取り出しました。



レリーズシリンダーは↓赤〇の14mmボルト、特に後ろ側がセルモーターとの隙間が狭くて、固着も強いので持参のオフセットレンチ・ソケレン類では取り外せません(12㎜なら薄手の超ショートソケレンがあるのですが・・・)。
下手にオフセットの浅いメガネレンチで抉るとヘッドを舐めそうなのと、周囲も暗くなったので、取り敢えずCRC556をタップリ吹き掛けておいて、翌日までに手段を調べながら思案しました。



で、その間にマスターシリンダーを分解

リペアパーツと交換しようと思いましたが・・・適合がうまくなく、現物を洗浄整備して組み直すことにしました。

錆?・グリス?・フルード?が変質して混ざり合った状態で、リザーバータンク内壁やシリンダーに付着していたので、水とパーツクリーナーで洗浄





ピストンゴムリングにグリスを少量塗って、ピストンストッパーのピンを組み込むのに少し苦労しましたが、何とか元通りに組み込み。








4/29、朝から雨。

前日にGDB・BP5などのレリーズシリンダー交換、固着したボルト・狭い場所のボルトの外し方についてネットやYOUTUBEで調べつつ、購入すべき道具を考えておき、アストロプロダクツへ行こうかと思いましたが・・・。

前夜に556をタップリ吹き掛けておいたので、オフセットメガネレンチにハンドルを接続延長し、トルクを多く掛けてトライすることにしました。

メガネレンチの14㎜を使うので反対側の12㎜に12㎜のヘキサソケット(差し込み角3/8DR)をハメ、3/8DR・1/2DRアダプターを介して差し込み角1/2DRのスピナーハンドルを繋げて、ロングメガネレンチにしました。ヘキサレンチの角度を変えるとハンドル角度を変えられるので良い感じでグラグラし難い延長ハンドルになります。



レリーズシリンダーのボルトが舐めないように注意しながら力を掛けると、何とか2本ともボルトが外れました(笑。
前日の556も効いたかもしれませんが、ロングメガネレンチはかなり効きました。

外したレリーズシリンダー



ちなみに、今回は購入しませんでしたが、工具としては75度ディープオフセットのメガネレンチ・固着ネジに効果があるというKUREフリーズルブが狭いところの固着ボルト・ナットを緩めるアイテムの候補に挙げていましたので、別途購入しようと思っています。


レリーズシリンダーを分解(レリーズフォーク側のゴムブーツを外してピストン+スプリングを取り出し)



こちらはマスターシリンダーより錆・汚れは少ないですが、シリンダー内壁は手で触るとピストンのゴムパッキングが止まっている位置?に少し段差が出来ていて、一部に錆びが見えましたので、800番の耐水ペーパーで擦って除去。

交換組み込みしようと購入したリペアパーツ(上段)と比較すると、3つのパーツのうちシリンダーもスプリングも形状・径が異なっており、ゴムブーツだけが同じ(汗。



スプリングは特に不具合なく、ピストンのゴムパッキングなども劣化がない感じなのでしっかり洗浄して、ゴムブーツのみ交換して再組み込みしました。




分解洗浄・再組み込みしたマスターシリンダーとレリーズシリンダー




先にマスターシリンダーを設置。

先にロッドとペダルをクレビスピンで繋いでおかないとなりません。先にマスターシリンダーを固定してから室内からロッドをペダルに繋ごうとしても、ペダルスプリングがかなり効いているので、狭いエリアで腕でロッドの穴とピタリと調整しながらクレビスピンを入れるのはかなり難しいです・・・(汗。
最初それをやろうとして諦め、結局固定したマスターシリンダーを緩めてロッドとペダルを先に繋ぎました。




レリーズシリンダーを元に戻しますが、ブリーダーバルブが後ろ下がりでエアを抜き難いので、前側のみボルトを軽く締めておき、エア抜きの時に後ろ側を持ち上げます。

マスターシリンダーのリザーバータンクにフルードを満たし、ブリーダーバルブからエア抜きしながらクラッチペダルを何度も踏んで戻してを繰り返して、ラインにフルードを少しずつ送り、レリーズシリンダー側のライン出口から出るフルードが徐々に茶色~薄い黄色になるのを確認。マスターシリンダー~レリーズシリンダーのラインを洗浄しました。



ライン内は処理等していないので、若干の着色は目を瞑りました。

ラインをレリーズシリンダーへ繋げて後ろ側を上げてブリーダーバルブからフルードチェンジャーでフルードの吸引、ペダルの踏み込み(引き戻し)、マスターシリンダーのブリーダーバルブからエア抜き、これらを何度も繰り返しました。

クラッチペダルをは合計200回は踏み込みました(汗。

徐々にペダルに油圧を感じるようになって、最後にしっかりマスターシリンダー・レリーズシリンダーの両方からエアを抜くと、先日のメンテ時よりもペダルの『遊び』が明らかに減り、踏み始めから油圧をしっかり感じられるようになりました。

スペースが狭いので少し苦労してレリーズシリンダーの後ろ側のボルトを止め、『自作ロングメガネレンチ』でしっかり固定。



フルードレベルを確認



ブレーキマスターシリンダーストッパーのボルトナットを元に戻し、インタークーラー配管を戻して、クラッチペダルのクレビスピンに抜け落ち防止の割ピンを止め、作業は終了。



踏み始めからクラッチペダルに油圧がしっかり伝わるので、クラッチが切れる位置=半クラの位置が以前に比べるとだいぶ上になりました(というか、正常な位置ということですね)。

15年前のことはハッキリ覚えていませんが、クラッチペダルの感触は新車の時のようにスムースでしっかりした踏み応えがあり、当然?クラッチペダルの戻り不良も全くありません(笑。

手間暇掛けてメンテした甲斐がありました。

GWは引き続き、手間暇掛けて別のメンテメニューを進めて行きます。

Posted at 2021/04/29 19:33:53 | コメント(0) | トラックバック(0) | レガ弄り | クルマ
2021年04月28日 イイね!

クラッチ関係メンテ②(ペダル戻り不良かなり解消)

クラッチ関係メンテ②(ペダル戻り不良かなり解消)









クラッチペダル戻り不良(クラッチは普通に機能しているが、ペダルが半分踏み込んだ状態から自然に戻りにくい)の解消のため、4/19~22に行ったクラッチ関係①(ペダルメンテ)を進めましたが、正直クラッチペダル戻り不良は少しだけ良くなったかな?程度で、相変わらずペダルを半分踏み込んだ状態からペダルが戻ったり戻らなかったりがあります。

暫く走行してクラッチ周辺が暖まって来たり、ペダル踏み込む回数が増えてくるとペダル戻りが良くなる場合もあるのですが、それでもペダルが半分までしか戻らない場合もあり、『解消』にはなっていませんでした。


前回外したクラッチペダルAssy・マスターシリンダーの構造からすると、クラッチペダルを少し踏み込んだ状態でもマスターシリンダーを圧縮する形になるので、レリーズシリンダーへ油圧が伝わって少しずつ動くはずですが、ペダルの感触からすると半分ほど踏み込む間に油圧が伝わっている感じではありません。

クラッチペダルの踏み込みとエンジンルームのレリーズシリンダー部分の動きを動画撮影して見たみたところ、予想通り最初にペダルを半分ほど踏み込んだ状態だとレリーズシリンダーが微かに動く程度でした。




原因としてクラッチフルードが漏出(クラッチマスターシリンダー・レリーズシリンダーの不良)、クラッチフルードのエア噛み込み、が考えられます。

が、クラッチマスターシリンダーのリザーバータンクを見るとクラッチフルードが減っている訳でもなく、レリーズシリンダーを覗いてもフルード漏れはありません。ミッション下回りを覗いても液漏れは見当たりません。

クラッチフルードのエア噛みはあり得るので、クラッチフルードを交換しつつ、エア抜きすることにしました。


まず、クラッチフルード(ブレーキフルードと同じ)をモノタロウで購入。



また、近々にパワステフルード交換しようと予定していますが、フルードの抜き取りに利用していたプラスチックシリンジのゴムが劣化して吸い込み出来なかったのをきっかけに、連続的にフルードを抜き取れるブレーキフルードチェンジャー(色々出ていますが、フェリモアというところのもの)をアマゾンで購入していたので、こちらを活用することにしました。





圧縮エア(コンプレッサー)が必要ですが、いちいちシリンジを吸って吐いてを繰り返さずに、フルードをこぼす心配もなく吸えるので、自前でフルード交換するのに重宝します。

マイレガの場合、レリーズシリンダーのブリーダーバルブからエア抜きするためには前置きインタークーラー配管を2本取り外して作業スペースを確保する必要があります。



クラッチマスターシリンダーのリザーバータンクからクラッチフルードをフルードチェンジャーで負圧にて抜き取り、新しいフルードを多めに継ぎ足します。



レリーズシリンダーのエア抜きするために8mmのメガネレンチを掛けた上からフルードチェンジャーのアダプターをハメて、ブリーダーバルブを緩め、暫く陰圧でフルードを抜き取ります。





リザーバータンクから吸い取ったクラッチフルード。



2015年夏にミッションを5MTからGDB6MTに載せ替えた時に、クラッチ関係(マスターシリンダー・レリーズシリンダー・フルード含む)もGDB用に一新していますので、6年弱ぶりの交換となりますが、新品は基本的に無色透明に近いですから、かなり劣化・変質しています。

リザーバータンクからフルードを抜き取る際に、下層がドロッとしている感じで、リザーバータンク内壁にも付着している感じでしたが、今回は取り外して洗浄まではせず、取り敢えず新しいフルードに出来るだけ交換する形にしました。

最後に、マスターシリンダーのブリーダーバルブからエアを抜き取った後、クラッチペダルを何度も踏み込んでレリーズシリンダーのブリーダーバルブからエアを抜いて、インタークーラー配管を戻して作業終了。

今回の作業で、ペダル踏み始めから確実に『油圧』を感じるようになり、ペダルの戻り不良がかなり解消しました。
やはりペダルの戻り不良の主原因は、クラッチフルードの劣化・エア噛みと判明してかなりスッキリしました。

一般的にクラッチフルード交換頻度は5年おきですが、マイレガの場合、純正タービンより大型タービンなのでクラッチマスターシリンダー・リザーバータンクとの距離がより近くなっており、遮熱板・断熱材は装着されていますが、フルードの熱変性が早く進んで、一部は気化してレリーズシリンダー内に徐々に気泡が溜まってしまったのでしょう・・・。

今後は早め(3年くらいで)にクラッチフルードを交換し、クラッチペダルの踏み始めで油圧を感じなくなって来たら気抜きします。

が、その前にマスターシリンダー・リザーバータンク・レリーズシリンダーの内部がまだ汚れたままですので、まずクラッチペダルの踏力改善やフルード劣化速度の低下・引いてはペダル戻り不良の再発を防ぐために、これらをキレイにメンテしておく必要があります。

また、ペダルの踏み始めがまだ軽いことから、エア抜きが完全ではない感じです(レリーズシリンダーが前後に斜めに装着されていて、装着したままでは後ろ下側にあるブリーダーバルブからエアが抜け切らない)。

マスターシリンダーとレリーズシリンダーの各リペアキットを発注したので、入手出来たらGW中にマスターシリンダー・レリーズシリンダーを取り外してOHし、クラッチフルードも再交換してより完全に近い状態でエアを抜く、といった追加メンテ作業を行う計画です。

マイレガのメンテ作業、まだまだ続けます・・・。
Posted at 2021/04/28 12:07:56 | コメント(0) | トラックバック(0) | レガ弄り | クルマ
2021年04月26日 イイね!

OHしたオーリンズDFV車高調へ交換

OHしたオーリンズDFV車高調へ交換









4/21にOHに出していたオーリンズDFV車高調を受け取りました。

今まではフロント7kgf/mm(吊るしのまま)・リア8kgf/mm(吊るしは7kgf/mm)で3年間乗りましたが、フロント8kgf/mm・リア10kgf/mmに強化し、ショックのOHと共に仕様変更してもらいました。




先に4/24・4/25の午前中にオイルクーラーラインからのオイル漏れの対処をした引き続きで、4/25の11時から車高調交換作業と、一緒にスタッドレスタイヤから久々に夏タイヤへの交換も行いました。



前日夕方2時間テニスして、この直前に1時間半、オイル漏れ対応の後半作業をした後なので、ソコソコ体に疲労感がありましたが、15時くらいに雨が降る予報だったので、昼食を食べずに一挙に作業を進めました。








久々にT7R2Pを履いたマイレガを見て、体は疲れてますが、何だか良い気分になってきました。

ちなみに、今まで左側にクリミットシルバー・右側にチタンゴールドを履かせてましたが、逆に左にチタンゴールドを履かせました(タイヤ回転方向がないので)。



タイヤ8本・車高調8本を運搬しつつ、作業場所(駐車場)が広くないので左半分の交換作業を終えた後に車を前後入れ替えて右側を作業。



作業がほぼ終った14時半に予報通り雨が降って来たので、車を前後入れ替えて一端作業を終えました。



少し前に、一度、車高調交換作業をやってコツが掴めているので、ゆっくり進めましたが、タイヤ8本の運搬交換・車の前後入れ替え・タイヤ空気圧調整等も含めて3時間強で完了出来ました。

遅めの昼食を摂ってシャワーを浴びているうちに、雨が上がって路面も乾いたので、レガを近所町内を2周1~2kmだけ走らせました。

バネレートを上げた上に夏タイヤに交換したので乗り心地がかなり硬く感じるかと思いましたが、走行感覚的にはこれまでのバネレートとあまり変わった感じはしませんでした。

まぁ、オイル漏れの様子見を兼ねて20~30km/hrと低速走行だったので、本格的な走行での乗り心地確認は、また後日ですね。

自宅駐車場に戻して下回りもチェックし、午前中に終えたオイルクーラー一式除去作業後のオイル漏れもなく、オイルレベルのも適正であることを確認して一安心しました。


折角、車高調をリニューアルして夏タイヤに戻したので、後日、車高調調整・ステアリングロッドブーツ交換をして、早めにアライメント調整してもらい、普通に?走って乗り味を確認したいです・・・。
Posted at 2021/04/26 17:29:46 | コメント(0) | トラックバック(0) | レガ弄り | クルマ
2021年04月25日 イイね!

オイル漏れ対応

オイル漏れ対応









4/22の夕方、3日間に分けて進めてきたクラッチペダルメンテ①の区切りを付けてエンジンを掛け、暫くアイドリングしていた時に室内で内装を取り外した際に剥がしたETCカード器の両面テープを施工していたのですが、『ポン』という微かな音がしたような・・・。

フロントに回ると足元から大量のオイルが地面に流れてる!
(ウエスで拭き取った後の翌朝の画像)



只事ではないと焦ってすぐエンジンを止めて、即ジャッキアップしてウマを掛け、エンジン付近下側をチェックすると、オイルが滴っている箇所はエンジン左側(助手席側=黄色〇部分)と判明するも、ドレンボルトやオイルフィルター付近はキレイ。画像は翌朝の状態です。





『一難去ってまた一難』。まだ、一難(クラッチ)は完全に去っていない中ですが・・・。
週末はOHから戻って来たオーリンズDFV車高調の交換をしようと思っていましたが、こちらの対応を先にしなければならないなぁと頭をヨギリました。

既に周囲が暗くなっていたので分かりにくいですが、エンジンルームを開けて懐中電灯で覗くと、オイル供給口からエンジンまでのパーツのエンジン取り付け部分がオイルで濡れていて、その下側へ伝って流れたことは推定出来ましたが、金属製パーツで付近を手で触っても漏れや破裂などの原因は分りません。

兎に角、漏れ箇所(原因)を特定するためにはもう一度エンジンを掛けるしかなく、まずオイル量を確認するため、ジャッキを下ろして水平にしてチェック。

何とかオイルレベルゲージの下限少し上までオイルはあるので、エンジンを掛けて当たりを付けてチェックしていると・・・

オイルクーラーを繋ぐステンメッシュホースの途中からオイルが『トクトク』と溢れ出ました!
画像は翌日のもので、表からは分りにくい少し奥まった部分(赤□)から漏れていました。





即、エンジンを止めましたが、原因はステンメッシュホースの破損で、『ポン』という音はオイル圧力に負けたホースの破裂音だった訳です。
エンジン側にオイルが付着したのは、破裂した際の勢いで飛び散ったものと推定されました。

前回もオイルクーラーのステンメッシュホースの経年劣化破損でオイルが少しずつ漏れましたが、それが丁度3年前の2018年でした。

最初のステンメッシュホース漏れまで10年持ったので、次回は8年くらいで交換と思っていたのに、3年とは・・・。

走行条件的に以前とは変わらないというより、むしろ大人しく走っているので、オイル圧力・温度も低めでホースへの負荷は確実に低いはず。

交換修理してもらったショップさんが同じメーカー・銘柄のステンメッシュホースを使ったとは限らないので品質・耐久性が低かったということが考えられます。

破損の原因はホース材質の劣化だけではなく、オイルクーラーなどラインの詰まりの可能性もありますが、オイルフィルターを介しているので、ホースが破損する前にオイルフィルターが詰まって油圧が低下するはずですので、こちらは原因ではないはず。

また、クラッチAssyメンテ作業と今回のオイル漏れの関係も考えましたが、前日もその前日も同じようにアイドリングさせていて特に油圧も異常はありませんでしたので、両者は無関係で偶然にもクラッチAssyメンテが一区切り付いたタイミングで劣化したステンメッシュホースが通常の油圧に負けて破損が発生したと推定されます。

ちなみに、人間で言えば動脈硬化で血管破裂出血ものですから、走っていたら致命傷ですね。クラッチAssy取り付け後、即試走しなくて良かった・・・(汗。


で、エンジンを掛けなければオイルは漏れないので、取り敢えずウエスで漏れ出たオイルを拭き取るだけはやって、今後のことも含めて対応を一晩思案しました。

・16年経過したレガで、今後サーキットなどでハードな走りをするつもりはない。
・オイルクーラーはオイル劣化を遅らせる機能もあるが、今後の走り方を考えるとオイルクーラーは過剰設備。
・高圧・高温のオイルをホースで取り回すのは、これまでの2回のオイル漏れ経験からすると非常にリスキー。

ということで、オイルクーラー・ステンメッシュホース一式は取り外すことにしました。

尚、油温計・油圧計はこれまで通り活かしたいので、オイルクーラーキットの取り付け前に付けていたオイルブロックはそのまま使用します。

ブロックのエンジン側パッキングだけが少し気になりますが、劣化しても今回のように一挙に多量のオイル漏れには至らないと推測しています。


さて、オイルクーラーへのホース取り回し↓ですが、元々オイルフィルターが付いていた箇所(右側赤□)からラジエーターコア左下側(左側〇)のオイルブロックまでもステンメッシュホース(中央赤〇)を使っており、こちらも同じく劣化破損のリスクがありますので、全て取り外してオイルフィルターを元々(油温油圧センサーのブロック下)の位置へ戻します。



元々のオイルフィルター取り付け箇所↓



移設されたオイルフィルター・オイルクーラーまでのステンメッシュホース付け根・オイルブロック↓(赤□部分が元々のオイルフィルター側からのステンメッシュホース接続部で、赤〇部分がオイルクーラーへのステンメッシュホース接続部です)




前回オイルフィルターは交換しなかったので、前回交換と同じカストロール エンジンオイル EDGE RS 10W-50)と共にオイルフィルター(フィルテックMO-1:純正番号15208-AA100)もアマゾンで購入・・・






4/24、8時半から作業開始。

まず、オイルが滴り流れた箇所をチェックしてオイルを拭き取っておきました。ちなみにエキマニには付着しませんでした。



上記の一式を取り外すためにはラインも含めてオイルを除く必要があるので、最初にドレンボルトからオイルを抜きます。
ちなみに、前回昨年11月にオイル交換してから1400kmしか走行していませんが、少し汚れはありますし、ケチって抜いたオイルを戻すのは気持ちよくないので、廃棄です。
















オイルブロック間のステンメッシュホース2本を外し・・・







オイルクーラー本体を外し・・・





インタークーラー~オイルブロックを外すためにステンメッシュホースのオイルブロック側を外してオイルブロックを固定しているステー2本を外し・・・



オイルクーラーと問題のステンメッシュホースを取り外し・・・



ちなみに元々のオイルフィルター位置に付けられたオイルクーラーキットのブロックがエキマニの谷間に設置されていますが、27mmのディープソケットでないと外せません。↓



ディープソケットは24mmまでしか所有していなかったのと、4/24は夕方テニスもあったので、12時に作業を中断。
午後はゆっくりしながら夕方テニス前にアストロプロダクツへ寄って27mmのディープソケット(念のため他の箇所への適用も想定してインパクトレンチ用)↓を購入しました。



ついでに狭いところのボルトナットの締め緩め用に、これまで持っていなかったスパナ(使用頻度の高い10・12・14mm)も購入しておきました。




4/25、8時から作業再開。

前日購入した27mmディープソケットでオイルクーラーキットのブロック取り外して・・・

新品オイルフィルターを装着・・・





ドレンボルトを確認してからオイル(4.5L)を注入。
オイルフィルター・ドレンボルトの漏れ有無を確認してエンジンをアイドリング。特に漏れ等ないこと・オイルレベルを確認しました。

しかし、油圧計が振れず、下限以下で警告灯が点灯状態に・・・。
エンジンアイドリング状態・音・排ガス匂い・色など全く以上なく、安定してエンジンは回転していますし、オイル量が減るということもないことから、どうも油圧センサーが故障したようです・・・。

まぁ、使用して15年経過していますので、故障してもおかしくないですね。
ちなみに油温計・排気温度計はこれまで通り正常に作動しています。


ステンメッシュホースやオイルブロックがなくなってフロント下回りがスッキリ。





今回のオイル漏れは走行時や出先でなくてホントに良かったですが、リスクのあるパーツを外したので、この点で今後は少し?安心して走れます。


ただ、今回の作業をしていてフロント下回りを見渡して、またまた問題を発見(汗。

ステアリングロッドの右(運転席)側ブーツが破れてロッドが見えてる!



左(助手席)側も調べると、見た目には分かりませんでしたが、引っ張るとこちらも破れてました(泣。





当然、メンテしなければなりませんので、Dでステアリングロッドブーツの純正番号を聞いて確認し、モノタロウで発注しておきました。


4/25のオイル漏れ補修作業は1時間半で終了しました。

コロナウイルス関係で遠出を控える要請を含む緊急事態宣言が近々に県内外に出そうですし、遠出は道もそれなりに混むでしょうから、出掛けるのも近隣に留め、GWはその他のメンテ(破れたステアリングロッドブーツの交換、クラッチメンテ②【クラッチフルード交換】、パワステフルード交換、バイクの一部メンテなど)を進め、気持ちよく安心して走れるように準備します。
Posted at 2021/04/25 16:43:28 | コメント(1) | トラックバック(0) | レガ弄り | クルマ
2021年04月22日 イイね!

クラッチ関係メンテ①

クラッチ関係メンテ①








先日、マイレガのクラッチの固着とそれ以前からクラッチペダルの戻りが悪い状態がありました。

固着は2日に一回は乗り込んで動かすか、短距離走行させることで、その後は起きていません。

一方、ペダルの戻り不良は暫く乗って動かしたり、ペダルだけ何度か動かして戻るようになることもありましたが、戻りが悪い状態は徐々に増えている感じでした。

まぁ、ペダルの稼働パーツ系の消耗劣化が主な原因なら、ただ乗って動かしていても良くなることはない訳です。


以前に一度トライ仕掛けたのですが、運転席下側に潜り込んで様子を見た時に、思った以上にクラッチペダルAssyの取り外しが難儀しそうだったため、諦めて何とかマメに乗ることで誤魔化そうと思っていたのが、そうは行かない・・・ということで、意を決してメンテを行うことにしました。

一度にやっつけようとすると、体的にも大変なので、在宅の合間を活かして昼休みと夕方に分けつつ、数日掛けて進めることにしました。


<1日目:4/19>
まず、クラッチペダルAssyへのアクセス経路の確保のため、内装部材を外します。



運転席を目一杯下げてスペースを確保しつつ、仰向けに頭をペダル前に入れて、配線を掛け分けながら、徐々にアクセスを進めますが、予想通りこれが結構大変。

運転席付近に後から追加した電子機器の配線も取り回しているのでノーマル以上にジャングルのようになっていますし・・・(汗。

もちろん作業場所が狭いので身動きが取り難く、腕を回すこともままなりません。洞窟探検は子供の頃にしか経験がありませんが、入ったことがない狭い暗い洞窟を懐中電灯で探検するようなイメージですね。



狭くて写真を撮るスペースもないので、ここからAssyを外すところは殆ど画像なしです。

最初の難関は、インテグレーテイテッドコントロールユニツト(ライト・ウインカー・ワイパーなどを制御)の取り付けを外すところ。腕を上向きにしてユニットを固定金具から外すのに、前後がカシんでいるのでマイナスドライバーでコジリながら引っ張り下げるのに一苦労・・・。

さらにこのユニット固定金具がステアリングシャフトに12㎜ボルトで固定されているのですが、手が入りにくい上側の見えないところにボルトがあるので、手探りで工具を当てて緩めて除去。

ようやくクラッチペダルAssyが見えて来ますが、Assyを固定しているボルトの1つがこのインテグレーテイテッドコントロールユニットの止め金具の上にあるんですよね。14㎜ボルトで上向きに止まっているので、これを取り外します。



そして、マスターシリンダーとクラッチペダルを繋げているクレビスピンを外すために、ピンを外す必要がありますが、このピンがクラッチペダルのアームの裏側の壁との間の狭いところにあるので、指1・2本しか入らず下から全く見えません(泣。

以前購入したロングペンチ(支点が2か所あり先端だけが開くマジックハンドのうような工具)を使って、当たりを付けながらピンを探し当てて、引き抜くのに結構時間とエネルギーを使いました・・・。

ようやくクレビスピンを何とか手を入れて抜き取り、クラッチペダルAssyを外すための室内側の準備が終了。


<2日目:4/20>
次にエンジンルームのマスターシリンダー側です。

Assyを外すためにはクラッチマスターシリンダーと結合しているボルトナットを外す必要があるのですが、これがマイレガの場合、一筋縄では行きません(汗。

ノーマルならマスターシリンダーの固定ナットはアクセスし易いはずですが、マルシェさんでタービンをGT2835に大型化した際、熱影響を下げるために遮熱板をワンオフで設置してもらっています。
この遮熱板が邪魔でそのまま自前の工具では、進行方向右側のマスターシリンダーのナットにアクセス出来ません。

取り外す順番をパズルのように暫く考えてから実行。

遮熱板は、マスターシリンダー固定ナット左側とブレードマスターシリンダーストッパーのボルトを利用して止まっているので、これを外して遮熱板を少しオフセットさせます。







スペースを確保して、奥まったボルトナットを緩め・締めをするのに購入しておいたエクステンションとフレキシブルジョイントを活用しつつ、マスターシリンダーを固定ナットを緩めました。




マスターシリンダーの固定が外れ、これで室内のクラッチペダルAssyが外すことが出来る状態になりました。




もう一度運転席に潜り込んで、配線・リンクロットの『パズル』を解きながら何とかクラッチペダルAssyを引っ張り出しましたが、初めてだと狭いスペースでアチコチ引っかかって大変で腕が疲れ、何度か休み休みでした・・・。






次に外したAssyを分解します。Assyのペダル固定ボルトナットを外すと、アシストスプリングが飛び出すので注意しながら外す必要があります。



ペダル支点のパーツ一式↓





ペダルブッシュ(白い樹脂品)が少し消耗していますが、ネットで見られるようなブッシュが原形を留めない状態ではありませんでした。
また、ペダルスペーサー(金属棒)には特に傷等ありませんでした。

新品で用意していたペダルブッシュが1個だけ↓だったので、一応、一式をキレイに拭いて1つだけ新品に交換、シリコンスプレーを拭いて元に組み付けました。



アシストスプリングも発注はしていたのですが、入手まで暫し掛かるのと、特にスプリング自体にヘタリなどないため、そのまま組み付けることにしました。

アシストスプリングのサポートパーツもペダル上部にクレビスピンで止まっていますので分解。



クレビスピンは少し汚れた感じですが、キレイに拭くと消耗も多くなく、可動範囲が少ないので、シリコンスプレーを吹いてそのまま戻しました。
メタルブッシュ(ペダルパーツに入っている状態)も特に変形もないので、こちらもそのままにしました。






Assyを取り出す前に外した、マスターシリンダーのロッドとペダルを接続するクレビスピン(↓左・右は新品)は少しだけ消耗してますが、作動に影響するほどではない感じでした。



また、メタルブッシュも消耗・変形している感じではなかったですが、こちらは
メタルブッシュはかなりピッタリハマっているので、マイナスドライバーでこじって引っ張り出しましたが、特に消耗・変形していませんでした。







クレビスピン・メタルブッシュ共に用意していた新品に交換、シリコンスプレーを吹いて組ました。



ペダルAssyを元に組み戻す際、アシストスプリングを縮める必要があります。
それなりに強いスプリングなので縮めた状態を維持するのが難しく、小型のネジザウルスで縮めてから、ネットで見た結束バンドで一時保持しようと試みたのですが、ネジザウルスを外した途端に結束バンドが切れてしまいます。

仕方ないので、細目の針金で一時的に縮めた状態を維持して組付けました。



組み付けたところで針金をカットし、Assyを元に戻します。
ちなみに、ペダルAssyを元に戻すのもコツとかなりの労力が必要・・・。

狭いスペースで結構長いペダルを取り回しつつ、配線の『森』をくぐり抜けてマスターシリンダーロッドを上手い位置に持って来ながら、マスターシリンダーボルトをボディ穴2か所に挿す調整作業を仰向けなって進めるので、かなり腕も足腰疲労します。

ちなみに、一度マスターシリンダーのボルトナットを締めて室内の上向きボルトを締めて山場を越えたと思ったら、マスターシリンダーロッドとペダルを繋ぐ部分にメタルブッシュをハメ忘れてしまった・・・(泣。
メタルブッシュはペダル側の径がピッタリで打ち付けないと入りません。

結局、苦労して元の位置に戻したAssyをもう一度外して、メタルブッシュを打ち込んでから、Assyを取り付け・・・。

そして、マスターシリンダーロッドとペダルを繋ぐクレビスピンを差し込むまでは良かったですが、割ピンをハメるのにさらに苦労が。穴の位置が殆ど見えず、指が1・2本しか入らないスペースなので、抜き取る時より大変でした。

何とか、ロングペンチで割りピンを摘まんで、僅かに見える穴を見ながらクレビスピンが回らないように片手で抑えつつ、何度かトライして差し込めました。

運転室ペダル付近の狭くて暗い中で、さらに近視+老眼度数が合っていない眼鏡だとホント見え難く、殆ど眼鏡なしで作業しましたので、いや~ガッツリ疲れました(汗。


<3日目:4/22>
エンジンルーム側からマスターシリンダーを固定すべく狭いところで手の甲を傷つけながらナットを落とさないように気を付けつてハメ、遮熱板を固定しつつ、ナットを締め付け。
そして、ブレーキマスターシリンダーストッパーを元に戻してエンジンルーム側は終了。

内装の外した配線・内装部材を元に戻して(これも2時間くらい掛かりました)作業は終了。





今回の作業は1日2~3時間で3日間に分割して進めたのですが、1日でやるとしたらかなりキツい作業ですね。
まぁ、一度やるとコツを掴めて、初回の半分以下で出来ると思いますが・・・。

作業結果として、クラッチペダルの戻りはだいぶ良くなりました。
が、まだ完全ではなく、少し戻りが悪い時があります。

ペダル戻り不良の原因が、今回のペダルAssyパーツの消耗など以外にもある可能性が高く、次は5年間換えていないクラッチフルードの交換を行うつもりです。


一連の作業終了した今日夕方、エンジンを暫く掛けてアイドリングしていたら、途中でどこかで微かに『ポン』という音が聞こえたような・・・。

これが一難去ってまた一難、のマイレガの『悲鳴』でした・・・(続き)。
Posted at 2021/04/22 22:18:35 | コメント(0) | トラックバック(0) | レガ弄り | クルマ

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